中学1年生の勉強法
「中学生から勉強がわからなくなった…」
「授業のペースが早くて追いつけない…」
「部活が大変でうまく勉強ができない…」
中学1年生のお子さんをお持ちのご家庭からは、このような声を本当によく聞きます。
小学生の頃と比べ勉強の難易度もペースも一気に上がる中学生。そのスタート地点である『中1』は、勉強面で言えば、中学生活の中で最も重要な学年であると言えます。
さらに、小学生と中学生では、生活面においても勉強面においても様々な違いがあり、“中1ギャップ”という言葉が生まれるほど困惑してしまうお子さんが大変多いのが現実です。
「うちの子、このままで大丈夫かしら…」
そんな不安やお悩みをお持ちでしたら、このページをご覧いただき少しでもお役に立てていただければ嬉しいです。
このページでは、中1のお子さんと親御さんに向けて、以下のことを紹介させていただきます。
- 中1の勉強で大切なこと
- 中1の教科別学習ポイント
中1の勉強で大切なこと
小学校と中学校の違いを知ろう!
中1ギャップのページでもご紹介させていただきましたが、小学校と中学校ではさまざまな違いがあり、そのことを早いうちにしっかりと認識しておくことが大切です。
特に知っておきたい学習面の変化
- 授業中に予習復習をやらない
- 宿題が「1ページ学習」に!
- 英語が超本格的になる!
- 質も量もレベルが高くなる
- テスト範囲が広くなる
- 成績が細かい数字で示される
中学生になってからも小学生の頃の感覚のままですと、あっという間に学校の授業が分からなくなってしまい、いずれ必ず訪れる「高校入試」が大変になってしまいます。
小学校と中学校の違いを認識し、早いうちに対策していくことで、勉強がどんどんラクになっていきますよ。
小学校の取りこぼしを見直そう!
中学1年生で学習する内容は、小学校で学習した基礎部分と大きく関連しています。
英語と数学が特にヤバイ…
特に英語と数学は、小学校の基本部分があやふやな状態だと、中1スタート時点ですぐにつまずいてしまうので、小学校でニガテだったお子さんは早いうちに”戻り学習”が必要になってきます。
英語は、小学校で習った約600語の英単語を覚えているという前提で授業が進められます。定期テストでは「アルファベットを書きましょう」なんて問題は消滅しているのです。
数学は、小学校の算数で習った、数の単位、小数・分数、比と割合、比例、速さ・時間・道のり、図形などが中途半端だと、中学数学は歯が立ちません。
小学校で習ったところで苦手な部分があるお子さんは、一刻も早いうちに戻り学習の対策を行ってくださいね!
中1は中学3年間の土台!
中1で学習する内容があやふやなままで学年が上がってしまうと、雪だるま式でどんどんニガテが増えていき、あっという間に勉強が分からなくなってしまいます。
私たち家庭教師が勉強を教える時には、生徒さんがどこでつまずいているかを見極めながら、その都度戻り学習を行っていますが、中2生や中3生でも平均点以下の生徒の場合は、中1の内容が中途半端なケースがほとんどです。
こちらの学習系統図は数学の例ですが、例えば中1初めの「正負の数」でつまずいてしまうと、中2や中3の数学が全くわからなくなってしまいます…。
「ではどうればいいの?」
中1の早い時期に“自主的な勉強のやり方”を身につけて、基本を取りこぼさないようにしていきましょう。
小学校までは宿題も細かく出されますし与えられたことさえしっかりとやっていれば授業についていくことができますが、中学からは“受け身の勉強”だけではすぐに取り残されてしまいます。
授業を受けた時の受け身の勉強だけではなく、1人の時の“自主的な勉強”が、中学校の授業についていくために絶対的に必要なんです。
家庭教師のジャニアスでは、
お子さんが1人の時の勉強のやり方から徹底的に教えます。
予習復習のやり方、反復練習のやり方、暗記科目の覚え方、テスト勉強のやり方などをしっかりと教えて、家庭教師が来ない日(=お子さんが1人の時)でも能動的に勉強ができるようにしていきます。
3年間の“土台”である中学1年生。
学年が上がる前に「1人の時の勉強のやり方」を身につけておきましょう!
学校の授業を理解しよう!
中1の目標は“学校の授業を理解すること”です。
「え?そんなことでいいの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、この「授業を理解する」ことが中学生はけっこう大変なんです。
「うちの子、中学に入ってから授業がわからなくなっているみたい…」
これはお子さんに限ったことではありません。小学校ではやってくれた授業中の予習復習は、中学からはほとんどやらなくなり、授業では常に新しいことを学習していきます。
中学から授業のペースが一気に早くなるのはこのためです。授業を受けるだけで全てを理解したり暗記したりすることは、天才ではない限り不可能…。
「ではどうればいいの?」
学校の授業に沿った“予習復習のやり方”を身につけましょう!
家庭教師のジャニアスでは、学校の授業と教科書に完全に沿った予習復習のやり方を教えています。
中1のうちにこのやり方を身につけて、予習復習の習慣がつけば、中学3年間の勉強はものすごく楽になっていきますよ。
定期テスト対策法を身につけよう!
中学では『定期テスト』という、メチャクチャ大事なテストがありますよね。中間テスト・期末テストのことです。
定期テストは中学校にもよりますが、1年間で3回~4回しかありません。千葉県では4回の学校が多いですね。
回数が少ないという事は、テスト範囲が広いということです。教科書のページ数だと1教科60ページくらい…、5教科だと300ページ以上!?
テスト前1週間くらいは部活もお休みになって、みんな必死にテスト勉強をします。
もちろんテスト前だけではなくて、予習復習の習慣づけが大切なのは言うまでもありませんが、中1の早いうちに“定期テストの勉強法”を身につけて、成績アップ、内申アップを目指していきましょう。
高校受験は中1から始まっている!
「高校受験なんかまだ先じゃん!」
「中3になってから考えるよ!」
そんな声が聞こえてきそうですが、高校入試は中1から始まっているんです。
とは言っても中1の頃から必勝ハチマキを巻いて何時間も受験勉強をする必要はありませんが、ここでお伝えさせていただくのは、千葉県の中学生にとって大切な“内申点”のお話です。
千葉県の公立高校入試の場合、内申点は中1の成績から計算されてしまうことをご存知でしょうか?
これは、内申書のページでも説明させていただきましたが、千葉県の公立高校入試では中1~中3の3年間分の成績の合計が内申点となるのです。
一度ついた中1の成績を中2や中3になってから上げることは不可能です。
中学1年生の段階から内申点(=成績)を意識していくことによって、高校入試が有利になっていくことを覚えておきましょう。
中1の教科別学習ポイント
中学1年生の英語
2020年度で小学校、2021年度で中学校の学習指導要領の変更によって、小学校では本格的な英語学習が始まり、中学の英語が劇的に難しくなりました。
中1の始めから「英語が嫌い」「英語が苦手」となってしまうお子さんが非常に多いのです。
でも安心してください!!
早いうちに英語の正しい勉強方法を身につければ、英語はどんどん楽しくなりますよ!中1のうちに英語を得意教科にしちゃいましょう!
英語は“単語の暗記”と“文法の理解”が必要です。
でもその前にもっと大事なことがあります!
それは・・・
“英語を読めるようにすること”です。
読めないものを覚えるのは至難のワザですよね。
国語の漢字だって読めないものは書けません。
読めない単語や英文は、先生や友達に聞いたり学校の授業中にフリガナをふったりしておいて、何度も音読(声に出して発音)することが超重要です!!
読めるようになってから単語のスペル(つづり)や意味も覚えていきましょう。
また、中1英語の文法では、
特に大事なのが“動詞”です。
動詞は英語の文章に必ず登場してきますし、主語や時制などによって“変身する”やっかいなモノです…。
さらに動詞には“be動詞”と“一般動詞”っていうのがあって、これらの使い方や役割の違いは中1のうちに確実に理解しておきましょう。
中1英語をもっと詳しく知りたい!
>>英単語の覚え方・be動詞一般動詞
中学1年生の数学
「さんすう」から「すうがく」へ
小学校までは“算数”だったのが、中学から“数学”って名前が変わります。
これだけで「なんだか難しそう…」って感じてちゃいますよね。
数学は5教科(英数国理社)のなかで一番、小学校とのつながりが強い科目。
小学校までは「算数がなんとなくニガテ…」というお子さんの場合は、中学では「数学が全く分からない」となってしまうケースがとっても多いです。
中学校の数学では小学校の算数とは全く違う考え方を学習していきます。
正負の数ではマイナスの考え方。文字の式ではアルファベットを使った式の作り方、方程式では正負の数と文字式が混ざり一気に難しくなります。関数ではグラフの考え方を習いますし、図形もどんどん難しくなっていきます。
また、中1の数学は中学3年間の基礎土台。
例えば、中1で習う「方程式」は中2では「連立方程式」、中3では「2次方程式」とパワーアップしちゃいます…。
中1の数学は、”算数の基礎が大事”で、”中学3年間の基礎土台となる”ということをしっかりと認識しておきましょう。
中1数学をもっと詳しく知りたい!
>>正負の数・文字式・方程式を見る!
中学1年生の国語
国語って、つい後回しにされがちな教科。
「日本語だし何とかなりそう…」
「計算とかもないし大丈夫そう…」
そんな声を今までたくさん聞いてきましたが、ここでハッキリと言います。
国語は全教科の中で、一番大事な教科です。
文章を読み取る力、文章を書く力、つまり“読み書き”がすべての学習の基本。
数学の文章問題や英語の和訳、社会の文章で答える問題など、文章を読み解いたり作ったりする力がないとモッタイナイ失点が増えてしまうことも。
ですので…
国語を決してナメてはいけません。
特に中1では、国語の基本(つまり5教科の基本!)となりますので、
メチャメチャメチャメチャ大事!!!なんです。
(ちょっと言い過ぎました…)
中学に入ってからの国語は文章中に難しい用語がたくさん出てくるので、そこに大きな苦手意識を抱いてしまうお子さんが大変多いという印象です。
今まで読書の習慣がついていないお子さんは、読解力や語彙力の乏しさに苦戦してしまいますが、今から「たくさん本を読みなさい!」と言われても、なかなか現実的には難しいですよね。
たしかに、本当の意味での“国語力”というのは、長年の積み重ねが必要。
多くの本を読んだりして、色々な種類の文章に触れていく必要があります。
ですが、“点数を取る国語力”というのは、勉強のやり方次第でカンタンに身につくもの!
「国語は時間がかかる教科だし…」
「国語はセンスだから仕方ない…」
「読書の習慣をつけるなんてムリ…」
このように国語を諦めてしまうのはモッタイナイ!
中学の国語は、読書習慣のないお子さんでも、
勉強のやり方さえ掴めればカンタンに点数アップができる教科ですよ!
中1国語をもっと詳しく知りたい!
>>現代文の読解・漢字・古典のポイント
中学1年生の理科
「理科は覚えるだけの暗記科目でしょ?」
そんな声もたくさんお聞きしますが、中学からの理科には、数学的な要素である理論や計算がたくさん盛り込まれます。
さらに、中学の理科には大きく分けて”2つの分野”があり、その分野に興味が持てるかどうかも成績アップのカギを握ります。
数学的な考え方が必要な『1分野』
1分野では「化学」や「物理」を学習します。
さまざまな“理論”があり、計算を求められる問題なんかもたくさん出てきます。
中1では前半で2分野を学習し、後半から1分野に入りますが、1分野に入った途端に「理科が嫌い…」になってしまうお子さんも多いようです。
暗記要素だらけの『2分野』
中1の2分野では「植物」と「大地」を学習します。
とにかく暗記量が膨大で、用語は図解や資料を見ながらていねいに覚えていきましょう!
中1理科をもっと詳しく知りたい!
>>数学的な1分野・暗記だらけの2分野
中学1年生の社会
「社会なんて覚えるだけでしょ?」
「うちの子はやってないだけなのよ…」
社会は、暗記が点数に直結する教科です。
英語や数学のように、基本からの積み重ねなどはほとんどなく、“覚えているかどうか”が社会の点数アップに欠かせない要素となっています。
「社会は覚えるだけ」ということを分かっていても、その「覚える」ことに苦戦している中学生も多いのではないでしょうか?
暗記量がハンパない社会…
漢字も覚えないとマルをくれない…
小学校までは、ひらがなでもマルをくれていたのが、中学校では漢字で書かないとバツになってしまうこともあります。定期テストではほとんどが記述問題ですので、確実に覚えていないと点数がもらえません。
中学の社会では、覚え方や覚えるポイント、自己テストでの確認方法など、“正しい暗記のやり方”を身につけていかないと、どんどん社会が大嫌いになってしまうんです!
分野ごとに覚え方を工夫しよう!
中学の社会にはさまざまな分野があります。
中1では大きく分けて「地理」と「歴史」ですね。
たとえば地理の中でも世界の地理や日本の地理、さらに地名や国名、気候や農産物、河川の名前や地域の特徴、などなど、たくさんの分野に細かく分かれていきます。
読みまくる、書きまくる、解きまくる・・・
さらに、分野ごとに覚え方を工夫することで、短時間で効率よく暗記が定着していきますよ!
中1社会をもっと詳しく知りたい!
>>中1社会(地理・歴史)の学習ポイント
中学生の勉強はどの教科も中1の基礎が一番重要になります。
中学1年生の時点で、基本がしっかりと理解できているかどうか、勉強のやり方が掴めているかどうかが、中学3年間の成績や将来の高校受験に大きく関わってくるんです。
「気づいたら高校受験…」
「もっと早くやっていけばよかった…」
こんな後悔をしないためにも、今すぐ成績アップの第一歩を踏み出してみませんか?
家庭教師のジャニアスでは、千葉県の中学1年生のお子さんを対象に、無料の体験授業で成績が上がる勉強のやり方をていねいに教えています!
もちろん、体験授業を受けていただいたからといって、ご入会への無理な勧誘は一切ありませんのでご安心ください。
体験授業でお会いできることをスタッフ一同、楽しみにしています。
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