
「子供が朝、起きられなくて…」
「最近は学校に遅刻してばかり…」
「夜更かし習慣が抜けなくて…」
「午前中は体調が悪いみたい…」
はじめまして。
家庭教師のジャニアス・スタッフの”かずや”と申します。
お子さんに冒頭のような症状はありませんか?
それは、もしかしたら『起立性調節障害』かもしれません。
ジャニアスの生徒さんの中には、不登校にお悩みのお子さんもたくさんいるのですが、不登校になってしまった原因のひとつに、今回お話させていただく「起立性調節障害」が数多く挙げられます。
実は僕自身も、高校に入学した頃から起立性調節障害で悩み、不登校を経験したひとりです。
このページでは、起立性調節障害を経験した僕が、その症状や対策方法などを、自らの経験を元にご紹介させていただきます。
こんなページも見られています!
>>不登校のための指導サポート
>>起立性でも定期テストは受けるべき!
>>不登校の出席扱い制度って知ってる?

僕も高校時代に起立性調節障害で悩み、不登校も経験しました。大学時代には家庭教師と塾講師で多くの子供達に勉強を教え、現在は家庭教師ジャニアスの学習アドバイザーとして活動しています。
これまで1,000人以上のお子さんに家庭教師の体験授業を行ってきましたが、起立性調節障害や不登校で悩んでいるお子さんには、僕自身のリアルな経験をもとに活きたアドバイスをお届けしています。
また、より一層の専門的知識を得るために、児童心理カウンセラーや、児童発達支援士などの資格も取り、現在も勉強に励んでいます。
この記事をきっかけに、起立性調節障害でお悩みの方に、少しでも希望を与えることができれば、これほど嬉しいことはありません。

起立性調節障害ってどんな病気?
起立性調節障害(ODとも呼ばれています)は、自律神経の調節がうまく働かないために、血圧などの調整ができなくなる病気です。
身体を活性化させて血圧を上げる「交感神経」と、身体を休ませて血圧を下げる「副交感神経」のバランスが崩れてしまい、身体を起こして活発な動きをしようとしても血圧が上がらずに、めまいや立ちくらみなどが起こります。


10歳~16歳の子供に多く、小学生の5%、中学生の10%が起立性調節障害を引き起こしていると推計されており、身体の不調を訴える不登校の3割~4割がこの病気に起因しているそうです。
代表的な症状が「朝起きられない」ということ。
身体を起こしたときの「めまい」や「立ちくらみ」などによって、朝起きること(起き上がること)が困難になってしまうのです。
多くの小中高生を悩ませる起立性調節障害。
具体的には、どのような弊害があるのでしょうか。
僕の身に起こった症状や変化
僕は、高1の6月に起立性調節障害になりました。
診断を受けた時にお医者さんからは「年齢と共に治ります」と言われました。
いずれ治るとは言われても、当時はとても苦しかったのを覚えています。
-僕の身に起こった症状や変化-
僕の起立性調節障害の始まり
もともと僕は、親のお陰もあって、夜は22時には寝て、朝は6時半頃起きるという、とても規則正しい生活を送れていました。
ところが、高校に入学して少し経った頃からその生活が壊れ始めます。


ある時から少しずつ、朝起きて布団から立ち上がった時に、めまいや立ちくらみが起きるようになりました。
それも日に日にひどくなっていき、めまいのせいで頭が痛くなったり気分が悪くなる日もありました。
そんな連日の朝のめまいや立ちくらみのせいで、朝起きることが苦痛になっていきました。
せっかく朝起きたのにそのまま布団に戻ったり、なんとか起き上がることができても、頭がボーッとして、ダイニングのイスやソファーに座ったまま眠ってしまったり、二度寝をしてしまう回数が少しずつ増えていきました。
これが僕の起立性の始まりでした。
-僕の身に起こった症状や変化-
病院での検査と診断
親に相談し、病院で検査をしてもらいました。
僕が病院で受けた検査はシンプルで、

① 血圧を測る
② 30分程度寝る
③ 起きたら立ち上がって血圧を測る
④ ①~③をもう一度行う
といったものでした。

お医者さんからは「起立性調節障害ですね」と言われ、
同時に「年齢とともに治ります」とも言われましたが、当時は初めて聞く言葉で全くピンときませんでした。
-僕の身に起こった症状や変化-
夜の寝つきが悪くなる
二度寝してしまう回数が増えるにつれて、夜の寝付きが悪くなっていき、眠りにつくまでの時間がだんだん遅くなりました。
また、寝付きが悪くなるどころか、日が経つにつれて夜頭が冴えてくるというか、全く眠くなくなってきます。

頭が冴え過ぎて寝付けない夜は、ネットサーフィンやユーチューブにハマってしまっていました。

朝は起きられず、起きても二度寝…。
夜は眠れないので夜更かしの連続…。
そんな悪循環の生活が続きました。
-僕の身に起こった症状や変化-
授業についていけなくなる
高校生だったので、もちろん朝から授業があります。
しかし、朝起きられないので学校に間に合いません。
2時間目の途中から学校に行ったり、はたまたお昼まで寝てしまい、学校へ行く気力も体力もなく、そのまま休んでしまったりする日もありました。

こうして、学校を遅刻したり、休んだりを繰り返していると、どうでしょう。
学校の授業についていけなくなってしまい、そうなると余計に授業に出たくなくなるという、さらなる悪循環に陥ってしまいます。

起立性調節障害によって「朝起きられない」ということが「学校の授業についていけない」になってしまい、学校に行けない理由が変化しました。
-僕の身に起こった症状や変化-
ナマけているわけじゃない…
起立性調節障害で非常に多いのが「ナマけている」とか「サボっている」と思われてしまうことです。

僕も友達から白い目で見られてしまうこともありました。学校が家から歩いて10分の場所にあったので、余計にサボりと思われたのかもしれません。

起立性の怖いところは、その病気の「症状」だけではなく、そのほかの自分を取り巻く環境にまで悪い影響が出てきてしまうことです。
僕は経験者なのでハッキリと言えます!
起立性は「サボり」ではありません。
起立性は「ナマけ」でもありません。
ですので、もし自分の周りで学校によく遅刻してくる子や、よく休む子がいたら、「もしかしたら起立性の症状かも」と思ってあげて、どうかそっとしておいてあげてください。
-僕の身に起こった症状や変化-
これも起立性調節障害の症状?
僕の場合は、ここまでで挙げてきた症状や変化以外にも「起立性の症状かな?」というものは結構ありました。
・湯船から出た時に視界がぼやけて異常なくらい立ちくらむ
・天候の変化によって頭が痛くなったりして体調が悪くなる
・車酔いがすごい(僕の場合ブランコでもダメでした…)
・無気力になり鬱(うつ)っぽくなってしまう
・以前にくらべて体力がなくなる
これらすべてが起立性調節障害が原因で起きているかどうかはわかりませんが、現にこういった症状や変化が僕の身に起こりました。
僕の経験に基づいた対策方法
ここからは、僕が起立性調節障害になってからどんな対策をして、どうやって克服しようとしたかを紹介していきます。
ここからお話させていただく対策方法は、あくまで「私流」のやり方で、医学的根拠はありません。皆さんそれぞれ症状の種類や程度、状況なども異なりますので、あくまで参考程度におさめていただければと思います。
-僕の経験に基づいた対策方法-
とにかく早めに布団に入って消灯!
早めに寝れば自然と朝は早く起きられて、生活リズムが整ってくると思い、とにかく早く寝ることを心がけました。
「寝付けないから困っているの!」

わかります。
高校時代のかずや少年もそうでした。
僕の場合は母に「眠れるベートーベン」というクラシックのCDを買ってもらい、それを聴いて寝る努力をしていました。

それで眠れる時もありますし、なかなか寝付けない日もありましたが、大事なのは「早めに布団に入って電気を消す!」ことです!
-僕の経験に基づいた対策方法-
ゆっくりゆっくり起き上がる
起立性調節障害でツライのが、布団から身体を起こすとき。
頭部の血流の低下によって、身体的な負担がかかりやすいのです。

ですので、起き上がるときは、とにかく時間をかけて「ゆっくり…ゆっくり…」を意識して起き上がるようにしました。

起床の時だけはなく、イスやソファーから立ち上がるときも、ゆっくり時間をかけて、身体の血流を意識しながら、身体を起こすようにしました。
これはお医者さんからのアドバイスでもありました。
-僕の経験に基づいた対策方法-
朝メチャメチャ早起きする
これは完全に荒療治なので、あまり参考にしないほうがいいかもしれません。
僕の場合は、朝起きても二度寝をしてしまっていたので、逆に「二度寝しても学校に間に合うくらい早く起きよう!」と考え、とにかくメチャメチャ早起きをしました。
身体は重いし、頭はイタイし、眠さと立ちくらみでメチャクチャしんどいのですが、それでも一旦起きます。もちろん起き上がるときは「ゆっくりゆっくり」です。
一度起きれば二度寝ができる!と前向き(笑)に思い、メチャメチャ早起き作戦をやってみました。
-僕の経験に基づいた対策方法-
朝はリビングでゆっくりする
メチャメチャ早起きをするので、当然、眠いですし頭もボーッとします。

なので、朝はリビングのイスやソファーに座ってゆっくりします。

ここで寝てしまってもいいのですが、必ず「リビング」のイスやソファーでボーっとしたり横になっていたりしていました。
リビングなら、もし寝ちゃったとしても、朝は家族が集まってきますから、物音や生活音で自然と目が覚めるからです。
最悪、自力で起きることができなくても、親に時間になったら声をかけてもらうようお願いして、なんとか起きようとしていました。
-僕の経験に基づいた対策方法-
動けるタイミングで身支度を始める
朝はメチャメチャ早起きをしているので、たっぷり時間があります。
とは言っても、何もする気力もないので、ボーっとしたり二度寝をしたり…。
こんな状態の中で、ムリに学校へ行く支度をしようとしても、上手くいくわけがなく、余計に身体がしんどくなってしまいます…。
時間通りに切り替えて、パッパと行動に移すことは出来ないので、決してムリをしないで「タイミング」を待ちます。
めまいや立ちくらみなどが少し治まって「あ、今なら動けそう」となったタイミングで、身支度などの一日の活動を始めていました。


これらを繰り返しているうちに、起立性調節障害の症状が軽くなったかは正直覚えていませんが、同年の秋頃に学校には少しずつ行けるようになりました。
色々頑張って対策してみましたが、結局はお医者さんが言っていた通り、時間の経過とともに気付いたら治っていたという印象があります。
なので、いつかは治るものなので、起立性調節障害になってしまった時には、上手に付き合っていくのが大切だと僕は思います。
親御さんにできること
お子さんが起立性調節障害なってしまったら、親御さんにはどのようなことができるのでしょうか?
ここでも、僕「かずや」が経験したことを元に、少しだけ紹介させていただきます。
-親御さんができること-
ポジティブな話をしてください
というより、
「ネガティブな話をしないでほしい」
の方が近いでしょうか。
僕の場合、起立性調節障害になって、学校に遅刻したり、行けなくなったりした時期から、
「友達にいじめられているかも…」
「周りに迷惑だと思われているかも…」

こんな「考えなくてもいいこと」や「考えたところでわからないこと」を考えるようになりました。

というのも、朝起きられなくて学校を遅刻したり休んだりすると「家に一人でいる時間」が増えます。
そういう時間が増えてしまうと、考えなくてもいいことをあれこれと考えてしまいます。(というか僕がそうでした)
ポジティブなことはほとんど考えられず、延々とネガティブなことばかり考えてしまっていたので、身近な親からのポジティブな言葉がけが、とても救いになったことを覚えています。
-親御さんができること-
朝はそっとしておいてほしい
起立性調節障害の子供は、非常に朝に弱く、布団から起き上がり、立ち上がるまでとても時間がかかります。
しばらくの時間、ボーっとしてしまったり、気持ち悪くなったりする場合もありますので、そこを無理やり「準備しなさい!」「今から朝ごはんだよ!」「はやくはやく!」と急かしてしまうと、お子さんの負担が倍増します。
お子さんがもし、朝、調子が悪く、ボーっとしている様子でしたら、それは決して「動くのがめんどうくさい」わけではありません。
お子さんが朝、なかなか起きられなかったり、調子が悪そうに見えたら、そっとしてあげるか、優しくお声かけしてあげてください。
-親御さんができること-
起立性を理解してあげてください
どんなことでもそうですが、自分が苦しい状況を身近な人に理解されないことは、とてもとても苦しいことです。
毎日、家事やお仕事を頑張っていらっしゃる親御さんから見れば、いつまで経っても起きてこない我が子の姿を見てしまうと、ついイライラしてしまったり、強く怒ってしまったりするお気持ちもわかります。

しかし、お子さんは、決して怠けているわけでも、サボっているわけでもありません。ましてや「心が弱い」ということでもありません。

あくまでも病気の一種であり、努力や頑張りだけではどうしようもできないことであることを理解してあげてください。
一番身近な親御さんが、お子さんの苦しみを誰よりも理解してあげることが、どんな治療法よりも一番大切なことだと思います。
僕が出会った起立性の子供たち

ここからは、僕が実際に体験授業でお会いした、起立性調節障害が原因で不登校になってしまったお子さんの”実例”をほんの一部ですがご紹介します。
個人情報保護の観点から、お名前は仮名(かめい)で表現させていただいております。
中学2年生のK君のケース
朝、起きられなくなり不登校に…
K君は、中2の1学期のある朝突然、布団から起き上がることができなくなってしまいました。
「学校にはちゃんと行かなければ…」という気持ちはあったようですが、どうしても朝起き上がることができなくなってしまい、遅刻や欠席を繰り返す五月雨登校のような状態に。
K君は元々、勉強が好きというわけではありませんでしたが、定期テストは5教科で350点くらいの点数で、得意科目は90点を取ることもありました。
それが休みがちになってからは200点にも満たない点数に…。
このテストを境に、K君はほとんど学校に行くことができなくなってしまいました。
逃げるようにオンラインゲームへ
朝起きられない原因は、病院の診断で起立性調節障害にあることが判明。時間の経過とともに、症状自体は落ち着いていきましたが、不登校の状態は解消されませんでした。
K君は以前からFPS(主観視点のシューティングゲーム)というタイプのゲームが好きでした。学校を休むようになり時間ができたK君は、対戦型のFPSにハマってしまい、夜も寝るのが遅くなってしまいました。
起立性調節障害の症状が落ち着いてもゲーム依存が抜けず、夜通しゲームを続けたり、学校に行く時間になってもゲームをしたりしていることもありました。
実は勉強のことも気になっていた
「このままではいけない!」
と、K君のお母さんは、家庭教師をつけることを考えました。
思い切ってK君にそのことを話してみると、意外にも返事はOK。実はK君の中にも、なんとか勉強に取り組まなくてはいけないという気持ちは少なからずあったようです。
僕自身も起立性調節障害で学校に通えない時期がありましたが、学校の授業が受けられなくなってしまって、「ラッキー!」という気持ちは一切なく「このままで勉強は大丈夫なのだろうか…」という不安が一番大きかったことを思い出しました。
家庭教師と一緒に踏み出した勉強
体験授業をきっかけに家庭教師を始めたK君。
すごくやる気を出してくれて、前向きに勉強に取り組んでくれました。
勉強を進めていく中で、今まで不安があった中2の抜けていた部分に対しても、だんだん自信が持てるようになってくれました。
高校に進学したいという意欲はあったK君ですが、欠席日数が多いという理由で、高校受験に対しては大きな不安を抱えていました。
しかしジャニアスは、千葉県の高校入試の専門家でもあります。
K君が進学可能な高校を、実際に必要な点数や成績とともに伝えてあげると「ここに行きたい!」と、目標を決めてくれたのです。
この記事を書いている今も、K君は頑張って勉強をしています。
僕たちもK君の目標に向かって、全力でサポートしていきます!
中学2年生のAちゃんのケース
授業中の集中力が低下
中学2年生のAちゃんは、朝の時間が辛いながらも、なんとか起きて学校に通っていました。
しかし、学校へは行けても、日中ずっと身体や頭が重いような感じが抜けず、授業に集中することができません。
原因が起立性調節障害であることがすぐにわかり、辛い時は遅刻したり欠席したりすることもありましたが、本人の強い意志もあり、行ける時は頑張って学校に行っていました。
元々真面目な性格のAちゃんは、授業中、寝ることこそありませんでしたが、ほとんど内容が理解できなくなってしまったのです。
提出物が出せなくなり成績も低下
授業がわからなくなってしまうと、ワークなどの宿題を進めるスピードもガクンと落ちてしまいます。
これまではしっかりと提出できていた宿題ですが、ついに提出期限に間に合わなくなってしまいました。
テストの点もガクンと下がり…
提出物も期限内で出せず…
成績表が返ってきた時には、5教科全ての成績が1以上落ちていました。
責めてしまう自分のこと
起立性調節障害は「朝起きられない」という症状の性質上、どうしても「サボり」や「だらしない」と取られてしまうことがあります。
しかし、本人の努力でどうにかなるものではありません。
病気であるという事実は、その本人もなかなか受け入れることができません。Aちゃんも起立性調節障害が病気であるということを受け入れきれずに、自分を責めてしまいました。
僕もそうでしたが、学校を遅刻したり休んだりすると「友達からどう思われているだろう…」「自分はダメなやつだ…」「このままでいいのか…」など、ネガティブな考えで頭がいっぱいになってしまうのです。
Aちゃんもこの時期は辛かったと思います。
そんなとき、ジャニアスのホームページを見てくれたのです。
体験授業で取り戻した自信
Aちゃんは、お母さんにもジャニアスのホームページを見せて、家庭教師の体験授業を受けてみることに決めました。
体験授業でAちゃんを教えてみると、はじめは緊張しているようでしたが、とても集中力と理解力があり、褒めるところがたくさんありました。
Aちゃんも褒められることで、どんどん自信を取り戻していくように感じました。
家庭教師はお子さんのペースに合わせて教えてあげることができますので、これまではプレッシャーだらけだった勉強が、とても楽しく感じてもらえることができたと思います。
頭が冴えている時間を有効活用
僕もそうでしたが、起立性調節障害のほとんどが、朝の時間帯は体調が悪く、夜になるにつれてどんどん調子が上がっていきます。
Aちゃんの場合も、体調が良くなっている夕方~夜の時間をうまく使うことで、学校の授業中にわかるところを増やしていくことができました。
家庭教師の先生とは、夜の7時~9時の間授業を受けて、家庭教師の授業がない日も、同じ時間帯に学校の予習・復習をするようになりました。
こうしてAちゃんは、学校の授業にもついていけるようになり、提出物もしっかり出して、定期テストの対策にも時間を割けるようになりました。
次第に、起立性調節障害の症状も軽くなってきて、定期テストの点数も症状が出る前と同じくらいにまで上がっていきました。そしてなんと、学年順位は少しだけですが元よりも上がったのです!
この結果には、ずっとAちゃんのことを心配していたお母さんも、本当に喜んでくれました。
Aちゃんは引き続き、家庭教師と一緒に勉強を頑張ってくれています。
中学1年生のYちゃんのケース
朝の頭痛がひどく不登校に
中学1年生のYちゃんは、朝起きると頭痛が起こるようになって、布団からも出られなくなってしまい、遅刻を繰り返すようになりました。
お昼を過ぎれば頭痛はおさまるのですが、そこから学校に行くのも気持ち的に難しく、とうとう学校に行けなくなってしまいました。
Yちゃんもお母さんも「ストレスで疲れが溜まっているだけかも…」という認識でしたが、経験者の僕が話を聞いた限りだと、起立性調節障害の症状だったのではないかと思います。
定期テストを受けるも解けなくて辛い
「定期テストを受けないと内申に響く…」
ということをYちゃんは知っていたので、頑張ってテストだけは受けるようにしました。
体調があまりにも悪い時は、学校の配慮で、テストの時間や日程をずらしてもらうこともありました。
しかし、授業を受けていないので全く解くことができません。あまりにもできないので、泣きながらテストを受けていたようです。
このような状況を見かねたお母さんが、家庭教師を始めることをYちゃんに提案しました。
妹と一緒に家庭教師を始めることに
体験授業で、僕がお伺いした時には、朝起きられなかったり、体調が悪くなったりするという、起立性調節障害のような症状自体は、かなり良くなっているようでした。
しかし、もともと勉強が苦手なYちゃんは、1対1で先生と勉強するということに対して、大きな不安を感じているように見えました。
少しでもプレッシャーが減るように、小学校4年生の妹さんと一緒に家庭教師の授業を受けることを提案させていただきました。
ジャニアスでは、兄弟・姉妹を同時に指導させていただいても料金が変わらないので、妹さんにも気軽に参加してもらえます。
妹さんとの同時指導によって、Yちゃんはプレッシャーが少ない状況で家庭教師の授業を受けることができるようになりました。
できることが増えて勉強量も増えた
Yちゃんを指導する際には、難しい課題を与えずに、ポイントさえ押さえればすぐに解けるようになるようなところを選んで教えていくようにと、担当の家庭教師に指示をしました。
できることの数を増やして、直近のテストの点数を上げることで、自信をつけてもらいたかったのです。
実際にYちゃんは、できることが増えていったことで、勉強自体に少し面白さを感じたようで、家庭教師が来ている時間以外の勉強量も少しずつ増えていきました。
今でも妹さんと一緒に勉強を頑張ってくれていますよ!

ここで紹介させていただいた実例は、ほんの一部にすぎません。ジャニアスの無料体験授業では、勉強のやり方やコツの掴み方などを教えているのですが、起立性調節障害にお悩みのご家庭には、僕が直接お伺いすることもできますので、お気軽にお問い合わせくださいね。
~ 起立性調節障害でも大丈夫 ~
家庭教師のジャニアスができること
家庭教師のジャニアスでは、起立性調節障害で苦しい思いをしているお子さんをたくさん見てきました。
起立性から起こる体調面や生活面での悩みはもちろん、起立性が原因で出てくる学習面の悩みもたくさんあると思います。
「授業についていけなくなった…」
「学校に行きづらくなった…」
「不登校になってしまった…」
私たちは起立性調節障害そのものを治すことはできませんが、それによって生じた学習面などの悩みを解決する手助けはできます。
私たちは集団授業の塾ではなく、家庭教師という個別指導スタイルですので、
「いつもは平日だけど今週は土曜日にしたい」
「体調が悪いから少し時間をズラしてほしい」

このように、お子さんの体調に合わせてフレシキブルに授業を進めることができるのも強みです。
今このページをご覧になられている方が、起立性調節障害のお子さんをお持ちの親御さんか、あるいは起立性調節障害で苦しい思いをされているお子さんご本人かはわかりません。
ですが、今こういう悩みをお抱えの方は一度ジャニアスへぜひお話をお聞かせください。きっとお力になれることと思います。



起立性調節障害は、治るまでの期間はお子さんによってさまざまですが、いつかは必ず治ります。
しかし、学校の授業を受けられない期間というのは、二度と取り戻すことが出来ない大切な時間。
「起立性で病気だからムリなんだよ…」
「学校に行けないんだから仕方ない…」
僕自身もそうだったように、悲観的になってしまうお気持ちもわかりますが、だからといって、何もしなかったらどうなるでしょう?
どんどん勉強が苦手になって、さらに学校に行きづらくなってしまいます。
起立性調節障害は「朝はダメだけど夕方以降なら元気になる」という特徴があります。もちろん夕方以降でもその日の気候や気圧の変化によっては具合が悪くなる日もあるかもしれません。
ですが、少しでも元気になれる夕方から夜の時間だけでも、私たちと一緒に勉強を頑張ってみませんか?
私たちジャニアスは「千葉県専門の家庭教師」ですので、千葉県にお住いの方に限らせていただきますが、今なら、「無料の体験授業」で勉強のやり方からていねいに教えています。
僕「かずや」も体験授業にお伺いすることができますので、ぜひとも起立性調節障害のお悩みや勉強のお悩みをお聞かせいただければとっても嬉しいです。