
「子供が朝、起きられなくて…」
「最近は学校に遅刻してばかり…」
「夜更かし習慣が抜けなくて…」
「うちの子よく体調を崩すのよ…」
はじめまして。家庭教師のジャニアス・スタッフのかずやと申します。
突然ですが、お子さんに冒頭のような症状はありませんか?
それは、もしかしたら「起立性調節障害」かもしれません。
私たちジャニアスの生徒さんの中には、不登校にお悩みのお子さんもたくさんいるのですが、不登校になってしまった原因のひとつに、今回お話させていただく「起立性調節障害」が数多く挙げられます。
実は私自身も、高校に入学した頃から起立性調節障害で悩み、一時、不登校になってしまったひとりです。
このページでは、起立性調節障害だった私が、その症状や対策方法などを、自らの経験を元にご紹介させていただきます。
こんなページも見られています!
>>不登校でお悩みの方へ

私は高校時代に起立性調節障害で悩み、それによる生活習慣の乱れと勉強の遅れから不登校も経験しました。
大学時代には家庭教師と塾講師のアルバイトで多くの子供達に勉強を教え、現在は家庭教師ジャニアスの学習アドバイザーとして活動しています。
また、より一層の専門的知識を得るために、2019年に 児童心理カウンセラーの資格 も取り、現在も勉強に励んでいます。
ジャニアスでは「無料の体験授業」を行っていますが、起立性調節障害や不登校でお悩みのお子さんに、私の実際に起こったリアルな経験をもとに「活きたアドバイス」をお届けしています。
このページをご覧いただき、起立性調節障害でお悩みのお子さんとご家庭の方に、少しでも希望を与えることができれば、これほど嬉しいことはありません。
起立性調節障害ってどんな病気?
起立性調節障害(ODとも呼ばれています)は、自律神経の調節がうまく働かないために、血圧などの調整ができなくなる病気です。
身体を活性化させて血圧を上げる「交感神経」と、身体を休ませて血圧を下げる「副交感神経」のバランスが崩れてしまうので、身体を起こして活発な動きをしようとしても血圧が上がらずに、めまいや立ちくらみなどが起こります。

10歳~16歳の子供に多く、小学生の5%、中学生の10%が起立性調節障害を引き起こしていると推計されており、身体の不調を訴える不登校の3割~4割がこの病気に起因しているそうです。
代表的な症状が「朝起きられない」ということ。
身体を起こしたときの「めまい」や「立ちくらみ」などによって、朝起きることが困難になってしまうのです。
多くの小中高生を悩ませる起立性調節障害。
実生活においては、どんな弊害があるのでしょうか。
私の身に起こった症状や変化
私は、高校1年生の6月頃、起立性調節障害になりました。
診断を受けた時にお医者さんからは「年齢と共に治ります」と言われました。
そうはいっても、当時はとても苦しかったのを覚えています。
私の起立性調節障害の始まり
もともと私は、親のお陰もあって、夜は22時には寝て、朝は6時半頃起きるという、とても規則正しい生活を送れていました。
ところが、高校に入学して少し経った頃からその生活が壊れ始めます。

ある時から少しずつ、朝起きて布団から立ち上がった時に、「めまい」や「立ちくらみ」が起きるようになりました。
それも段々ひどくなっていき、めまいのせいで頭が痛くなったり気分が悪くなる日もありました。
そんな連日の朝のめまいや立ちくらみのせいで、だんだん朝起きることが苦痛になっていきました。
せっかく朝起きたのにそのまま布団に戻ったり、なんとか起き上がることができても、頭がボーッとして、ダイニングのイスやソファーに座ったまま眠ってしまったり、二度寝をしてしまう回数が少しずつ増えていきました。
これが私の起立性の始まりでした。
お医者さんの診断
親に相談し、病院で検査をしてもらいました。
私が病院で受けた検査はシンプルで、
② 30分程度寝る
③ 起きたら立ち上がって血圧を測る
④ ①~③をもう一度行う
といったものでした。
お医者さんからは「起立性調節障害ですね」と言われ、同時に「年齢とともに治ります」とも言われましたが、当時は初めて聞く言葉で全くピンときませんでした。
夜の寝付きが悪くなる
二度寝してしまう回数が増えるにつれて、夜の寝付きが悪くなっていき、眠りにつくまでの時間がだんだん遅くなりました。
また、寝付きが悪くなるどころか、日が経つにつれて夜頭が冴えてくるというか、全く眠くなくなってきます。

頭が冴え過ぎてしまって寝付けない夜は、ネットサーフィンやYouTubeにハマってしまっていました。
朝は起きられず、起きても二度寝…。
夜は眠れないので夜更かしの連続…。
そんな悪循環の生活が続きました。
授業についていけなくなる
高校生だったので、もちろん朝から授業があります。しかし、朝起きられないので学校にも間に合いません。
よく2時間目の途中から学校に行ったり、はたまたお昼まで寝てしまい、学校へ行く気力も体力もなく、そのまま休んでしまったりする日もありました。

こうして、学校を遅刻したり、休んだりを繰り返していると、どうでしょう。
だんだん学校の授業についていけなくなってしまい、そうなると余計に授業に出たくなくなるという、さらなる悪循環に陥ってしまいます。
起立性調節障害によって「朝起きられない」ということが「学校の授業についていけない」になってしまい、学校に行けない(行きたくない)理由が変化していきました。
ナマけているわけじゃない…
また、起立性の子に非常に多いのが「ナマけている」とか「サボっている」と思われてしまうことです。
学校が家から歩いて10分弱の場所にあったので、余計にサボりと思われたのでしょう。

私もこれが原因で、友達から白い目で見られることもよくありました。
起立性の怖いところは、ただ単にその病気の「症状」だけではなく、そのほかの自分を取り巻く環境にまで悪い影響が出てきてしまうことです。
私は実際に経験したのでハッキリと言えます!
起立性は「サボり」ではありません。
起立性は「ナマけ」でもありません。
ですので、もし自分の周りで学校によく遅刻してくる子や、よく休む子がいたら、「もしかしたら起立性の症状かも」と思ってあげて、どうかそっとしておいてあげてください。
さまざまな症状
私の場合は、ここまでで挙げてきた症状や変化以外にも、「起立性の症状かな?」というものはありました。
・湯船から出た時に視界がぼやけて異常なくらい立ちくらむ
・天候の変化によって頭が痛くなったりして体調が悪くなる
・車酔いがすごい(私の場合ブランコでもダメでした…)
・無気力になり鬱(うつ)っぽくなってしまう
・以前にくらべて体力がなくなる
これらすべてが「起立性調節障害」が原因で起きているかどうかはわかりませんが、現にこういった症状や変化が私の身に起こりました。
私の経験に基づいた対策方法
私が起立性調節障害になってからどんな対策をして、どうやって克服しようとしたかを紹介していきます。
医学的根拠はなく、自分で考えながら実践していたものなので、あくまで「参考程度」にしていただければと思います。
~自分でできること~
とにかく早めに布団に入って消灯!
早めに寝れば自然と朝は早く起きられて、生活リズムが整ってくると思い、とにかく早く寝ることを心がけました。

「寝付けないから困っているの!」
わかります。
高校時代のかずや少年もそうでした。

私の場合は母に「眠れるベートーベン」というクラシックのCDを買ってもらい、それを聴いて寝る努力をしていました。
それで眠れる時もありますし、なかなか寝付けない日もありましたが、大事なのは「とにかく布団に入って電気を消す!」ことです!
~自分でできること~
ゆっくりゆっくり起き上がる
起立性調節障害でツライのが、布団から身体を起こすとき。頭部の血流の低下によって、身体的な負担がかかりやすいのです。

ですので、起き上がるときは、とにかく時間をかけて「ゆっくり…ゆっくり…」を意識して起き上がるようにしました。
朝起きるときだけではなく、イスやソファーから立ち上がるときも、「ゆっくり」時間をかけて、身体の血流を意識しました。
これはお医者さんからのアドバイスでもありました。
~自分でできること~
朝メチャメチャ早起きする
これは完全に荒療治なので、あまり参考にしないほうがいいかもしれません。
私の場合は、朝起きても二度寝をしてしまっていたので、逆に「二度寝しても学校に間に合うくらい早く起きよう!」と考え、とにかくメチャメチャ早起きをしました。
身体は重いし、頭はイタイし、眠さと立ちくらみでメチャクチャしんどいのですが、それでも一旦起きます。もちろん起き上がるときは「ゆっくりゆっくり」です。
一度起きれば二度寝ができる!と前向き(笑)に思い、メチャメチャ早起き作戦をやってみました。
~自分でできること~
朝はリビングでゆっくりする
メチャメチャ早起きをするので、当然、眠いですし頭もボーッとします。

なので、朝はリビングのイスやソファーに座ってゆっくりします。
ここで寝てしまってもいいのですが、必ず「リビング」のイスやソファーでボーっとしたり横になっていたりしていました。
リビングなら、もし寝ちゃったとしても、朝は家族が集まってきますから、物音や生活音で自然と目が覚めるからです。
最悪、自力で起きることができなくても、親に時間になったら声をかけてもらうようお願いして、なんとか起きようとしていました。
~自分でできること~
動けるタイミングで身支度を始める
朝はメチャメチャ早起きをしているので、たっぷり時間があります。
とは言っても、何もする気力もないので、ボーっとしたり二度寝をしたり…。
こんな状態の中で、ムリに学校へ行く支度をしようとしても、上手くいくわけがなく、余計に身体がしんどくなってしまいます…。
時間通りに切り替えて、パッパと行動に移すことは出来ないので、決してムリをしないで「タイミング」を待ちます。
めまいや立ちくらみなどが少し治まって「あ、今なら動けそう」となったタイミングで、身支度などの一日の活動を始めていました。
ここでお話した対策方法は、あくまで「私流」のやり方です。みなさん、それぞれ症状の種類や程度、状況なども違いますので、本当に参考程度におさめていただきたいと思います。
これらを繰り返しているうちに、起立性調節障害の症状が軽くなったかは正直覚えていませんが、同年の秋頃に学校には少しずつ行けるようになりました。
こんな感じで色々頑張って対策してみましたが、結局はお医者さんがおっしゃっていた通り、年齢とともに気付いたら治っていたという印象があります。
なので、いつかは治るものなので、起立性調節障害になってしまった時には、上手に付き合っていくのが大切だと私は思います。
親御さんにできること
お子さんが起立性調節障害なってしまったら、親御さんにはどのようなことができるのでしょうか?
ここでも、わたし「かずや」が経験したことを元に、少しだけ紹介させていただきます。
~親御さんにできること~
ポジティブな話をしてください
というより、
「ネガティブな話をしないでほしい」
の方が近いでしょうか。
私の場合、起立性調節障害になって、学校に遅刻したり、行けなくなったりした時期から、
「友達にいじめられているかも…」
「周りに迷惑だと思われているかも…」

このように「考えなくてもいいこと」や「考えたところでわからないこと」を考えるようになりました。
というのも、朝起きられなくて学校を遅刻したり休んだりすると、当然「家に一人でいる時間」が増えます。
そういう時間ができると「考えなくてもいいこと」をあれこれ考えてしまいます(というか私がそうでした)。
ポジティブなことはほとんど考えられず、延々とネガティブなことばかり考えてしまっていたので、身近な親からのポジティブな言葉がけが、とても救いになったことを覚えています。
~親御さんにできること~
朝はそっとしておいてほしい
起立性調節障害の子供は、非常に朝に弱く、布団から起き上がり、立ち上がるまでとても時間がかかります。
しばらくの時間、ボーっとしてしまったり、気持ち悪くなったりする場合もありますので、そこを無理やり「準備しなさい!」「今から朝ごはんだよ!」「はやくはやく!」と急かしてしまうと、お子さんの負担が倍増します。
お子さんがもし、朝、調子が悪く、ボーっとしている様子でしたら、それは決して「動くのがめんどうくさい」わけではありません。
お子さんが朝、なかなか起きられなかったり、調子が悪そうに見えたら、そっとしてあげるか、優しくお声かけしてあげてください。
~親御さんにできること~
起立性を理解してあげてください
どんなことでもそうですが、自分が苦しい状況を身近な人に理解されないことは、とてもとても苦しいことです。
毎日、家事やお仕事を頑張っていらっしゃる親御さんから見れば、いつまで経っても起きてこない我が子の姿を見てしまうと、ついイライラしてしまったり、強く怒ってしまったりするお気持ちもわかります。

しかし、お子さんは、決して怠けているわけでも、サボっているわけでもありません。ましてや「心が弱い」ということでもありません。
あくまでも病気の一種であり、お子さんの努力や頑張りだけではどうしようもできないことであることを理解してあげてください。
一番身近な親御さんが、お子さんの苦しみを誰よりも理解してあげることが、どんな治療法よりも一番大切なことだと思います。
私たちジャニアスができること
私たち家庭教師のジャニアスでは、起立性調節障害で苦しい思いをしているお子さんをたくさん見てきました。
起立性から起こる体調面や生活面での悩みはもちろん、起立性が原因で出てくる学習面の悩みもたくさんあると思います。
「授業についていけなくなった…」
「学校に行きづらくなった…」
「不登校になってしまった…」
私たちは起立性調節障害そのものを治すことはできませんが、それによって生じた学習面などの悩みを解決する手助けはできます。
私たちは集団授業の塾ではなく、家庭教師という個別指導スタイルですので、
「いつもは平日だけど今週は土曜日か日曜日にやりたい」
「今日は体調が悪いから家庭教師の授業時間を後にズラしてほしい」

このように、お子さんの体調に合わせてフレシキブルに授業を進めることができるのも強みです。
今このページをご覧になられている方が、起立性調節障害のお子さんをお持ちの親御さんか、あるいは起立性調節障害で苦しい思いをされているお子さんご本人かはわかりません。
ですが、今こういう悩みをお抱えの方は一度ジャニアスへぜひお話をお聞かせください。きっとお力になれることと思います。
~ジャニアスに出来ること~
一緒に頑張ってみませんか?

私の場合は、起立性調節障害は半年くらいで治りました。もちろんその期間はお子さんによってさまざまですが、いつかは必ず治ります。
しかし、起立性になってからの「学校の授業を受けられない期間」というのは、二度と取り戻すことが出来ないお子さんにとって大切な時期。
「起立性で病気だからムリなんだよ…」
「学校に行けないんだから仕方ない…」
私自身もそうだったように、悲観的になってしまうお気持ちもわかりますが、だからといって、何もしなかったらどうなるでしょう?
どんどん勉強が苦手になって、さらに学校に行きづらくなってしまいます。
起立性調節障害は「朝はダメだけど夕方以降なら元気になる」という特徴があります。もちろん夕方以降でもその日の気候や気圧の変化によっては具合が悪くなる日もあるかもしれません。
ですが、少しでも元気になれる夕方から夜の時間だけでも、私たちと一緒に勉強を頑張ってみませんか?
私たちジャニアスは「千葉県専門の家庭教師」ですので、千葉県にお住いの方に限らせていただきますが、今なら、「無料の体験授業」で勉強のやり方からていねいに教えています。
私「かずや」も体験授業にお伺いすることができますので、ぜひとも「起立性調節障害」のお悩みや、遅れてしまった勉強のお悩みをお聞かせいただければとっても嬉しいです。
この機会を活かして、お子さんに何かひとつでもキッカケをつかんでいただけれは、これほど嬉しいことはありません。

私たちジャニアスは、どんなに効果がある勉強法でもお子さんに合わない・
続けることができなければ「意味がない」と考えています。

塾や家庭教師選びにご苦労されているご家庭も多いと思いますが、ジャニアスの体験授業は、「やる気のきっかけにしたい」「今の塾と比べてみたい」「今すぐは考えてないけど家庭教師がどんなモノかを見てみたい」などのような、気軽な気持ちで受けていただけたらと思います。
もちろん、体験を受けたからといって、無理に入会を勧めるようなことは一切ありませんので、安心してくださいね(^^)