ADHDのための家庭教師
特性を活かした指導法
「うちの子、集中力が続かなくて…」
「同じところに長く座っていられない…」
「忘れ物がホントに多くて困るのよ…」
「部屋が散らかっていて片づけられない」
私たち家庭教師のジャニアスは、発達障害のお子さんをお持ちのご家庭の方から、勉強に関するさまざまな悩みをお聞きしてきました。
その中でも、ADHD(注意欠陥・多動性障害)の特性をお持ちで「集中力が続かない」「長く座っていられない」といったお子さんの学習面のサポートを、これまでもたくさんさせていただきました。
このページをご覧になられている親御さんは、お子さんのADHDの特性に悩まれ、学習面についても「家庭教師なんてどうかしら?」という思いでこのページにたどり着いたのではないでしょうか?
ただ、1つご理解していただきたいことは、ADHDだからといって勉強ができないというわけではないということです。ですので「もう勉強はあきらめよう…」とは、決して思わないでほしいのです。
ジャニアスではお子さんの特性をしっかりと認識し、指導方法を工夫していくことで、多くの発達障害を持つお子さんに、やる気と自信を引き出し成績アップの成果を出してきました。
このページでは、ADHDをお持ちのお子さんに、私たち家庭教師がどのような工夫と心掛けで教えさせていただいているかを実例と共にご紹介させていただきます。
~発達障害のひとつ~
ADHDとは?
ADHD(注意欠陥・多動性障害)とは、行動に関する障害の特性をもつ発達障害の1つで、「不注意」「多動性」「衝動性」の3つのタイプにわかれます。
集中力が続かない、気が散りやすい、落ち着きがない、忘れものが多い、先を考えずに行動してしまう、などの特徴があります。
これらの特徴はどのようなお子さんにもありそうなことですが、ADHDの特徴というのは、発達年齢に見合わない特性があるということです。
私たちが家庭教師で教えているお子さんにも、イスに長い時間座っていられずに何度もトイレに行ってしまう子や、落ち着きがなくじっとしていられない子、趣味の話になると止まらなくなってしまう子など、さまざまなタイプの生徒さんがいらっしゃいます。
~ADHDとは?~
注意欠陥(不注意)の特徴
ADHDの「注意欠陥(不注意)」の特性を持つお子さんには、次のような症状がよく見られます。
- 気が散りやすく集中力が続かない
- モノを失くしやすく忘れ物が多い
- 期限を守ることが苦手
- 話を聞いていないように見える
- 物事を順序立てて行うのが苦手
私たち家庭教師が見ていて特に多いのが「失くし物・忘れ物」をするお子さんです。「学校でもらったテスト範囲表を見せて~」というと、大抵はすぐに見つかりません。
~ADHDとは?~
多動性・衝動性の特徴
ADHDの「多動性・衝動性」の特性を持つお子さんには、次のような症状がよく見られます。
- 手足をそわそわと動かす
- 授業中に立ち上がって席を離れる
- 椅子にじっと座っていられない
- しゃべりすぎて止められない
- 質問が終わる前に答えてしまう
- 自分の順番を待てなくなる
私たち家庭教師が指導している際によくあるのは、わからないところの解説を最後まで聞けずに「あ!わかった!」と出し抜けに答えを出してしまい、また間違えてしまうというケースです。
また、授業中に何度も立ち上がってトイレに行ってしまったり、自分の好きなことになると話が止まらないということもあります。
~家庭教師の指導で感じること~
ADHDのお子さんの特徴
~ADHDのお子さんの特徴~
気さくに話しかけてくれる!
家庭教師の初回の顔合わせ指導のときから「先生!先生!」と気さくに話しかけてくれる子がとても多く、私たち教える側としてもよく助けられています。
指導の合間の休憩中も「シーン…」となることはなく、趣味や部活の話なんかで盛り上がることも。
初めのうちはコミュニケーションをとることをためらってしまうお子さんもいらっしゃいますが、自信がついてきたら「こんなに話す子だったんだ!」とビックリするくらい話してくれるようになります。
~ADHDのお子さんの特徴~
家庭教師を楽しみにしてくれる!
指導が終わってからお母さんが「先生帰るよ~」って言うと、「先生もう帰っちゃうの…?」「明日も先生来てよ~!」「次はいつ来るの…?」と指導を心待ちにしてくれるお子さんがとても多いです。
塾や家庭教師の授業となると「早く終わんないかな~」となってしまいそうですが、そんなこともなく「もっと勉強したい!」「早く先生来てよ~」と言ってくれる子がほとんど。私たちも教えていて、楽しそうに真剣に取り組んでくれている姿を見て、本当に嬉しく思います。
大抵は指導が終わってからは、生徒さんの趣味の話とかで盛り上がってから帰ることが多いですね。
~ADHDのお子さんの特徴~
自分に自信がない子
勉強に対してはひたむきで努力家のお子さんが多いのですが、中には「何度やってもダメだ…」「自分は周りの子とちがう…」などと、自信をなくしてしまっているお子さんもたくさんいました。
最初のうちは質問になかなか答えられなかったり、苦手な問題を目の前にすると静止してしまったり…。
私たち家庭教師は、勉強のやり方や指導中の声かけなどを工夫することで、たくさんのADHDを持つお子さんに勉強への自信を取り戻しています。
~ADHDのお子さんへの工夫~
実際に教えている生徒の実例
ここからは私たち家庭教師がADHDの特性をお持ちのお子さんに対して、どのような工夫をして教えさせていただいているかを“実例”とともに紹介させていただきます。
~実際に教えている生徒の実例~
宿題に混乱してしまう子
中学2年生の女の子
少人数制の塾に通っていました。塾の先生に教わっているときは理解ができていたのですが、家で1人のときに宿題をやろうとするとさっぱりわからなくなってしまいます。塾で出された宿題も具体的な進め方がわからずに混乱していました。
塾をやめて家庭教師に変えられました。
\ こんな風に教えています /
「宿題を具体的に可視化しました」
通っていた塾からの宿題は先生からの口頭のみで、「次の授業までに進められる所までやっておいて」というような、大雑把な内容でした。
こちらの生徒さんは、自分で順序立てて計画通りに進めることが苦手なお子さんでしたので、家庭教師の指導では、生徒用の宿題ノートを作って、細かく具体的に宿題の指示を与えるようにしました。
口頭だけでは混乱してしまうので、生徒さんが1人のときでも「今日は何をどれくらいやればいいのか」がわかるようにノートに可視化したことで、宿題の達成率がグングン上がっていきました。
~実際に教えている生徒の実例~
集中力がなかなか続かない子
中学1年生の男の子
こちらのお子さんは、同じことを長い時間続けることが苦手で、授業中の集中力が続きません。学校の先生が話している内容が授業の後半ではほとんど聞けていない状態になっていました。
定期テストでは、集中が途切れた後はほとんど白紙状態になってしまい、もともと勉強は得意なはずなのに点数のアップ・ダウンが激しく、お母様も心配されていました。
\ こんな風に教えています /
「15分おきに科目を変えて指導」
家庭教師の指導では、国語を15分やったら数学の計算問題を15分…、計算が終わったら英語を15分やって、その後は理科を15分…、というように、15分おきに科目を変えて変化をつけながら指導しました。
すると少しずつですが集中力が保てるようになり、また、頭の切り替えも徐々にできるようになりました。
さらに同じ科目の勉強時間を少しずつ延ばしていったことで、同じ科目でも集中が保てるようになりました。
~実際に教えている生徒の実例~
自信をなくしてしまった子
小学5年生の女の子。
ADHDの特性によって周りの子と比べられてしまい、「自分は何かが違うんだ…」「自分はどうせダメなんだ…」と悲観的になって自信をなくしてしまっていました。
勉強面で自信を付けさせたい!というお母さんのお気持ちで、家庭教師を始められました。
\ こんな風に教えています /
「過去の自分と比べよう!」
私たち大人でも他人と比較されるのは気分が悪いですね。事前にお母様から状況を詳しくお聞きしていたので、まずは自信を取り戻してあげることに重点を置きました。
家庭教師で勉強を教えているときには、過去の自分を比べてどう成長したかを強く意識させるように声掛けを繰り返しました。
教えた問題に正解したら「さっきまで出来なかったのに出来るようになったね!すごいじゃん!」と褒めてあげたり、宿題を毎日こなせるようになったら「1か月前より家庭学習の習慣がついたね!ホントによく頑張っているね!」と、過去の自分と比較して成長を認めてあげたり。
他人と比べるのではなく、過去の自分と比べてあげることで、だんだん自信を取り戻していきました。
~実際に教えている生徒の実例~
集中をゲームに奪われていた子
小学4年生の男の子。
机に向かって宿題をやろうとしても、いつも5分くらいでゲームに走ってしまい、勉強の集中が続きませんでした。
お母さんがゲームを隠すとイライラしてしまうので、どうすれば勉強に集中できるようになるのか悩まれていました。
\ こんな風に教えています /
「机周りにゲームを置かない」
この子の場合は家庭教師の指導中でも、ゲームやマンガなど好きなモノが視界に入るとそちらに気持ちがいってしまい、集中が途切れていました。
まずは机周りの学習環境に注目しました。
勉強中はゲームなどが視界に入らないように「とりあえずボックス」をお母さんに用意してもらい、家庭教師の授業中や宿題をやるときには必ず「とりあえずボックス」にゲーム機やマンガなどを入れるように生徒さんに約束してもらいました。
また、机を壁に向かって置くことで視野を狭くして、勉強以外のモノを視界に入れないように工夫しました。
片づけボックスと机の設置向きの工夫で、家庭教師の指導中も家庭学習の時間も、勉強中に他のモノに気を取られることは少なくなりました。
~ADHDのお子さんへの配慮~
家庭教師の指導で心がけていること
~家庭教師の指導で心がけていること~
子供の前でADHDの言葉を出さない
ご家庭によっては、お子さんがADHDの特性を持っていることを本人には秘密にしていて、家庭教師をはじめられる際に「子供にはADHDであることを伝えていないから先生からも秘密にしておいてください」と言われるケースもあります。
もちろん、秘密にしている・していないに関わらず、私たち家庭教師がお子さんの前で「発達障害」「ADHD」などのワードを出すことはありません。
できないことに注目するのではなく、お子さんの良いところを見つけて伸ばしていく。これがADHDの特性を持っているお子さんに対する私たちジャニアスの指導方針です。
~家庭教師の指導で心がけていること~
他人と比べる言葉はNG
兄弟がいらっしゃるご家庭で、たとえば「お兄ちゃんはすごいね!」「妹さんは頭が良いですね!」みたいな、“他人と比べる言葉”は、一切の悪気はなかったとしてもお子さんにとっては残酷な言葉です。
特に発達障害を持つ子供は、周囲から何気なく発せられる「他人と比べられる言葉」によって大きく傷つき、自己肯定感を下げ、自信をなくしてしまうことが多いです。
私たち家庭教師は、ADHDの特性などは一切関係なく、他人と比べるような言葉は絶対に言わないようにしています。
比べるとしたら“他人”ではなく“過去の自分”。
「前よりもすごく集中できているよ!」
「先週よりも計算が早くなった!すごい!」
「ひと月前よりもノートが見やすくなった!」
お子さんの過去の自分と今の自分を比べてあげながら、成長や成果をたくさん褒めてあげるようにしています。
~家庭教師の指導で心がけていること~
自信を与えられるような言葉がけ
私たちの生徒さんでも「ボクは他の子と違う…」「どうせADHDだから…」と、自信をなくしてしまっている子は多いです。たしかに周りの子たちは簡単にできることができなかったり時間がかかってしまったりすることはあります。
そんなときに「なんでできないの?」「もっとマジメにやって!」など、お子さんの特性を全く無視した、自信を喪失させてしまうような言葉は絶対にNG。そんなことを言っても何もプラスになりません。
私たちジャニアスの家庭教師は、マイナスやネガティブな言葉がけはしないで、できたところ・成長したところをたくさん褒めてあげながら、どんどん伸ばして自信をつけていきます!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ジャニアスのスタッフ ”かずや”と申します。
私たちジャニアスは、千葉県専門の家庭教師グループとしてこれまで 25年間、たくさんのお子さんに学習面のサポートをさせていただいてきました。
その中には、このページでご紹介させていただいた発達障害の特性をお持ちのお子さんもたくさんいらっしゃいました。
発達障害はお子さん独自の個性。
とは言っても、集団行動や協調性を大切にする学校や学習塾では、一人ひとりの個性に合った授業を受けることは難しく、お子さんの特性に合わせられない指導法では、その力を最大限に引き出すことは困難なのが現実です。
私たち家庭教師のジャニアスは、お子さんの特性をしっかりと理解した上で、お子さんの気持ちに寄り添いながら、それぞれの特性に合わせた指導法と環境づくりで、やる気と自信を取り戻してあげることには自信を持っております。
発達障害は、少しでも早い段階での療育と特性に合ったサポートを適切に行うことで、そのマイナス面の特性が目立たなくなることもあります。また、得意分野を伸ばしてあげることで、お子さんの才能が大きく開花することもあります。
もしも、勉強面での不安や心配なことがありましたら、今すぐ、私たち家庭教師のジャニアスにお声をかけていただけませんか?
このページをご覧いただいている方の中には、「家庭教師は初めて…」という方もいらっしゃるかもしれませんが、私たちは勉強を教えるだけではなく、勉強以上に大切なことも教えてあげられる存在だと自負しています。
今なら、無料の体験授業で、勉強のやり方から丁寧に教えていますので、ぜひ、私たちジャニアスの家庭教師サポートを試してみてください。
▼ よく見られているページ ▼
家庭教師のジャニアスでは下記の地域にお住いの方に家庭教師を紹介しております。下記に含まれていない地域にお住まいのご家庭でも、家庭教師を紹介できる場合もございますので、お気軽にお問い合わせください。