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2021年からこんなに変わった!中学の国語はコミュ力重視!?新しく変わった「教科書」で国語の授業はどう変わる?
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中学の国語はコミュ力重視!?
教科書改訂でどう変わった?

「国語なんて勉強する必要ってあるの?」
「漢字や文法だけやればいいんでしょ!」

中学生のお子さんや保護者の方からは、そんな声をよくお聞きします。
たしかに、英語や数学にくらべると、国語ってつい後回しにされがちな教科かもしれません。

しかし!ここで断言します!

国語はスーパー重要教科!
勉強必須の教科なのです!

どの教科だって文章・言葉の山、山、山…。
英語や数学、理科や社会も「国語力」が必要なのは言うまでもありません。

国語力はどの教科、どの試験にも関わっていますし、社会人になってからも、自分の家族や友人以外の人とのコミュニケーション能力が必要になってきます。

つまり、国語こそが、お子さんが社会人になってからも重要になる「必要不可欠な教科」であるということを覚えておいてください。

そんな国語も、2021年度からの教科書改訂で、中学校の授業が大きく変わっていきます。

特に重要視されていることがコミュニケーション力。これからの中学国語では、これまで重視されていた読解力や語彙力(言葉を知っている力)に加え、コミュニケーション能力を育てることが重要視されました。

今までのように「読解力と漢字だけで大丈夫!」とはいかなくなったのです。

このページでは、小学校高学年や中学生のお子さんをお持ちのご家庭に向けて、国語の新たな学習内容は具体的にどう変わったのか、その対策も含めてご紹介させていただきます。

~中学国語はここが大きく変わる!~
大改訂後の中学国語

ここでは、2021年度から改訂された教科書のポイントをご紹介していきます。

今回の改訂の大きなポイントは次の3つ。

  • 目標の明確化
  • 情報の扱い方
  • コミュニケーションの実践

さらに変更点を細かく見てみると、次の8つが挙げられます。

① 新学習指導要領の目標が3柱に
② 章ごとに目標が明確になった
③ コミュニケーション重視の授業に
④ 情報の扱い方が新設
⑤ 授業で語彙力を伸ばす学習が充実
⑥ SDGsが全教科に盛り込まれる
⑦ 都道府県名の漢字が小4の学習に変更
⑧ 考える力を身に付ける学習が重視

⑦の「都道府県名の漢字が小4の学習に変更」については、学習内容が中学で減ったからラッキー!というわけではなく、小4の時点で都道府県名を漢字で書けるようにしておかなければならないということですね。

中学からは、それまで習った漢字が書けるのは当たり前で、情報処理能力や対話的学習をより重視されているということです。

~大改定後の中学国語~
学習の目標はこう変わった!

ここでは、中学国語の学習目標の変化を見ていきます。

<2020年までの目標内容>
・話すこと、聞くこと
・書くこと
・読むこと

<2021年からの目標内容>
・知識及び技能
 ①言葉の特徴や使い方
 ②情報の扱い方
 ③我が国の言語文化
・思考力、判断力、表現力
 A.話すこと・聞くこと
 B.書くこと
 C.読むこと
・学びに向かう力、人間性

新しい目標は「知識及び技能」「思考力、判断力、表現力」「学びに向かう力、人間性」の3つの柱に構成し直されたのです。

これまでの「話すこと、聞くこと」「書くこと」「読むこと」は、新しい目標の「思考力、判断力、表現力」の中に組み込まれることになりました。

新しい目標について大まかに説明しますと、

知識及び技能
今回の改訂では、知識の理解の質を高めることが重視されています。つまり、知識の量だけではなく、どれだけ理解しているかが重要になります。

思考力、判断力、表現力
知っていることや出来ることを、どのように使うかを問われるのがこの3つの力です。

学びに向かう力、人間性
生徒が主体的に学習に取り組む積極性や態度、協調性や思いやりなどが含まれています。

つまり、「何を学ぶか」だけではなく、「学んだ結果、何が出来るようになるか」ということが重視されているということですね。

では、この新しい目標になった結果、実際の中学校の授業はどのように変わっていくのかをご紹介していきます。

~大改定後の中学国語~
コミュニケーション重視の授業

これまでの国語は、与えられた文章を精読することが中心でしたが、新しい教科書では、生徒が国語の学びを社会生活に活かせるように作られています。

目標として掲げられている「社会生活」の基盤づくりとして、教科書で「学習活動」の実践内容が充実するようになりました。

また、教科書の目次には「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」の3領域を載せて、SDGsの各項目に照らし合わせて作られています。

表のようになっていて「読むこと」の欄は、1~5、7~11、13~14、16~17のSDGsのテーマが当てはまって『オツベルと象』や『河童と蛙』などの小説や詩のどのような部分を学習していくのか、授業で習得していくべき力も明確に載っています。

学習活動の実践編として、自分の意見を発表したり、意見を交換して話し合ったりします。「序論→本論→結論」のような文章制作の構成の仕方などもここで学習していきます。

言語活動の目的なども載っていて、『オツベルと象』では、「考えたことなど記録したり伝え合ったりすること」が目的になっています。つまり、ただ読解するだけではなく、自分の考えを持って伝え合うことが重視されるというわけですね。

教育出版の中1の教科書には…

<話すこと・聞くこと>
・お気に入りの一品を紹介する
・内容を整理して説明する
・調べた内容を聞く
・発言を結びつけて話し合う
・子供の権利

<書くこと>
・資料から得た根拠を元に意見分を書く
・根拠を明確にして意見文を書く
・随筆を書く
・読み手を意識して報告文を整える

<読むこと>
・『桜蝶』
・『オツベルと象』
・『少年の日の思い出』
・・・

※「読むこと」の欄は長くなっちゃうので割愛しています。

この「話すこと・聞くこと」「書くこと」の欄が、主に学習内容の実践編になります。自分で考えて発言するなど、主体的・対話的な学習が中心になるのです。また「読むこと」の部分は、読解や語彙を覚えることがメインとなります。

こうして見てみますと、発表やコミュニケーションの実践的な部分が充実していますね。これまでの読解方式や知識詰め込み型から大きく変わったことが明確になっているのです。

~大改定後の中学国語~
”情報の扱い方”が新しく追加

数学の教科書では、社会生活に役立つ力を培うために「データの活用」が新しく加わりました。改定後の国語も同じように「情報の扱い方」が新しく作られました。

「情報の扱い方」では、「情報と情報の関係」と「情報の整理」の2つが学年ごとに設定されています。これは、小学1年生から6年生まで基礎を培っていき、中学校の授業へとつながっています。

情報の扱い方(小1~中3まで)

小1・小2
<情報と情報の関係>
共通・相違・事柄の順序などの情報の関係性を理解する

小3・小4
<情報と情報の関係>
考えとそれをさせる理由や事例、全体の中心など情報の関係性を理解する
<情報の整理>
比較や分類の仕方、必要な語句などの書き留め方、引用の仕方や出典の示し方、辞典や事典の使い方を理解し使う

小5・小6
<情報と情報の関係>
原因と結果など情報と情報との関係について理解する
<情報の整理>
情報と情報の関係付けの仕方、図などによる語句と関係の表し方を理解し使う

中1
<情報と情報の関係>
原因と結果、意見と根拠など情報の関係性を理解する
<情報の整理>
比較や分類、関係付けなど情報を整理する・引用の仕方や出典の示し方を理解し使う

中2
<情報と情報の関係>
意見と根拠、具体と抽象などを理解する
<情報の整理>
情報と情報との関係の様々な表し方を理解し使う

中3
<情報と情報の関係>
具体と抽象など情報の関係性を理解する
<情報の整理>
情報の信頼性の確かめ方を理解し使う

中学校ではどんな授業になるのかというと、例えば電車の中吊り広告など街中のあらゆる場所で広告を見かけることがあると思いますが、それらの広告を見て、いったい何を訴えようとしているのかや、広告に書いてある言葉は何を表すかなどを考え、「読解力」の軸になる不可欠な力を培っていきます。

また、教科書にあるグラフや図などの資料を読み取ることで「情報を整理する力」を身に付けていきます。

今までは、文章内のグラフや図は、挿絵として載せているだけという感じでしたが、より深く読み取り自分で考えて批評する、というような実践的な授業になっていきます。

~大改定後の中学国語~
SDGsが盛り込まれる

他の教科と同様に、国語の教科書と授業にも「SDGs」が導入されます。

SDGs(Sustainable Development Goals)

SDGsとは、”Sustainable Development Goals”の略称で、「持続可能な開発目標」とされています。「エス・ディー・ジーズ」と読みます。

中学国語の教科書には、英語や数学の教科書よりもわかりやすくSDGsと議題とをつなぎ合わせて載せています。目次のページにはどの分野にSDGsのどの項目が関係しているかが、一目瞭然でひと目見てわかるようになっています。

授業でも国際社会が抱えるさまざまな課題への理解を深めて、課題解決に主体的に取り組む態度を育成しようと教科書に組み込まれているようです。

海に浮く多くのプラスチックごみの問題、なぜ人は人を助けるのか、生命とは何かなどの問題について、自分にできることは何か、どうすればこれらの環境問題を改善していけるか、また、道徳的・人間の人格を問われたり、生きることや人生について生徒に幅広く考えさせたりする授業になっていきます。

持続可能な未来を主軸に、SDGsの題材を通して、社会や世界のことを考える思考力も育んでいくことになるのです。

~中学国語はここが大きく変わる!~
国語力を鍛えよう!

皆さんは誰かに何かを説明しようとするときに、うまく説明が伝わらなくて困ったことはありませんか。

自分が思い描いていることを誰かに説明することって、意外と難しかったりしますよね。説明だけではなく、家族や友達との何気ない会話の中にも、そしてさまざまな教科の授業の中にも語彙力や表現力などが求められます。

読解力を上げるだけではなく、社会生活の中や他の教科にも活かせる「コミュ力」を上げていくには、やはり語彙力は欠かせません。

ここからは、新しく改訂された教科書では、どのように言葉や表現の仕方を習得していくのかを、国語の「思考力・判断力。表現力」の3つの視点からご紹介していきます。

~国語力を鍛えよう!~
語彙力を上げて表現力を鍛えよう!

コミュニケーションを円滑に行うには、表現力がとても重要です。

例えば『くも』と言ったときに想像するものは「雲」と「蜘蛛(くも)」の2つが出てくると思います。会話の中に急に「くも」が出てきたら、どっちの「くも」?ってなりますよね。

そんなときには、どちらの『くも』であるかを断定して伝えることが出来る「表現力」が必要になります。

この場合は、「空に浮かぶ雲」もしくは「糸を出す蜘蛛」や「生き物の蜘蛛」などと表現ができれば正確に伝えることができますよね。

人とのコミュニケーションや発表のときなど、人に何かを正確に伝えるのは、「伝える力=表現力」が欠かせません。そのためには「語彙力」や「語句」の知識を持っている必要があるのです。

「語彙(ごい)」とは言葉の量のことです。
つまり、“語彙を増やす”ということは、知っている言葉、使える言葉の量を増やすということです。「語彙が豊富」「語彙力がある」といった表現で使われることが多いですね。

教科書の各章末には、その章で出てきた漢字や言葉が紹介されています。

例えば、中1で学習する「オツベルと象」では、こんな漢字や表現が紹介されています。

<漢字>
稲、据、姓、漠、煙、薄、吹、丈、巾、皆、床、忙、奥、屈、威、斜、牙、稼、偉、鎖、靴、履、込、杯、把、愉、薪、仰、碁、嵐、噴、縛、励、添、躍、騒、替、痩
<表現>
物語る、なにせ、いかにも、見かけ、鎖、暗がり、呼応、躍起、跳ね返る、いっぺんに、まるで‥‥‥ようだ、とにかく、ところが、さも、声を限りに、まもなく、どっと、新式、のんき、にわかに、降参

他にも、新出音訓や小学6年で学んだ漢字などがまとめられています。物語や題材ごとに紹介されたそれぞれのページはどんな表現が出てきたかが把握しやすいので、章末部分は必ずチェックしましょう!

意味の分からない言葉があったときは、必ず辞書を引きましょう。辞書を引くクセや分からないことを調べる習慣を身につけることはとても重要です。

調べた言葉が文章では実際にどのように使われているかを注意深く考えながら読み取っていきます。辞書で意味を調べた後、辞書の中にある使用例も含めて、もう一度文章中でその言葉が使われている部分を読んで見ましょう。実際にどんなふうにその言葉が使われているのかを、もう一度確認してみてください。

例えば、オツベルと象の文中にある『なにせ』を辞書で調べると…

なにせ
【何せ】[副]「なんにせよ」の変化
口頭語形は「なんせ」とも なにしろ
「― 事が事だから黙っていられない」
「― 寄る年波だ、昔のようにはいかない」

オツベルと象の文中ではこのように使われています。

“小屋はずいぶん頑丈で、学校ぐらいもあるのだが、なにせ新式稲こき機械が、六台もそろって回ってるから、のんのんのんのんふるうのだ。”

文章を読んでみて「なにせ」の言葉がイマイチ分からなかったら、辞書に出てきた「なんにせよ」や「なにしろ」という言い方を文章に当てはめてみてください。

「あ、わかったかも!」
とお子さん自身の中でパズルのピースがハマったようになるまで調べて、その言葉のいろんな使い方を探してみるようにしてください。

このように1つの言葉に対して、意味とその使い方をしっかりと理解して、自分のものにしていきましょう。ただ言葉を詰め込んで覚えるだけよりもはるかに覚えやすくなりますよ。

また、中2では類義語、対義語など、中3では慣用句や四字熟語などを学習していきます。さらに中3では和語(日本語)、漢語や外来語の使い分けなども学習していきます。

新学習指導要領では、語彙の量を増やすだけではなく、「語句についての理解を深めること」が掲げられています。つまり、言葉の知識を詰め込んで覚えるだけではなく、自分言葉として使いこなせるようにしながら、語感を磨くことが求められているということです。

言葉をどんどん活用しよう!

めがねアスコ

言葉は使ってこそ身につくもの。辞書を活用して理解を深めていくことも大事ですが、ただ辞書で意味を知り、実際の使い方がわかっただけでは、まだその言葉を“使いこなせる”ようになったとは言えません。学習した言葉はぜひ実際の会話で使うようにしましょう。

特に保護者の方は、お子さんへの言葉の意識作りを手伝ってあげて欲しいのです。ニュースで聞いた言葉でもいいので、親子の会話の時にあえて使ったりしてみてください。

「あ、さっきニュースで聞いた言葉だ!こんな使い方もあるんだな」
お子さんにそう気付かせるのが狙いです。これを実践することで、教科書で新しい言葉を学習した時、その言葉の使い方などを自発的に考えられるようになっていきます。これが「思考力・判断力」の育成にもつながっていくのです。

ぜひ親子の会話で実践してみてくださいね!

~国語力を鍛えよう!~
言葉を使い分けられるようになろう!

「いただく」
「召し上がる」
「お召し上がられる」

これらの敬語は、尊敬語なのか謙譲語なのかわかりますか?

「いただく」は自分が主体の謙譲語。
「召し上がる」は相手を高める尊敬語。
「お召し上がられる」なんて敬語はありません。

中2では、このように相手に敬意を表す「敬語」を学習します。

敬語を(どのように)使うべきかの判断は、社会生活で必要になる場面がとても多いですよね。敬語などの言葉の使い分けが出来なかったら、恥ずかしい思いをすることになってしまいます。

コミュニケーションにはその場や相手に応じた表現や話題を選択し使い分けることが求められます。その代表となるのが“言葉づかい”の1つ「敬語」です。

敬語は大きく分けて4つ。
「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」「美化語」

それぞれを簡単に説明すると、

尊敬語…対象となる相手を高めて言う言葉
(いらっしゃる、おいでになる、など)

謙譲語…相手に対して自分を低くして言う言葉
(参る、伺う、など)

丁寧語…相手に対して丁寧に述べる言葉
(〜です、〜ます、など)

美化語…物事を上品に美しく言う言葉
(お魚、ご本、など)

尊敬語と謙譲語の使い分けがちょっと難しく感じますね。これは主体が「自分」なのか「相手」なのかで使い分けを判断します。

尊敬語は主体が「相手」です。
「先生がいらっしゃいました」
いらっしゃったのは先生なので「相手」です。ですので「いらっしゃる」は尊敬語になります。

謙譲語は主体が「自分」です。
「明日、お伺いします」
伺うのは「自分」ですよね。ですので「伺う」は謙譲語になります。

敬語を知ることで上下関係などの判断力が身につきます。例えば文章の中に「おはようございます」という会話があったら、相手が目上の人だということがわかりますよね。

場面ごとに必要となる「判断力」というのは、社会生活でとても重要な力の1つです。新学習指導要領で「社会生活」が目標に掲げられた国語は、中2の教科書に手紙の書き方が設けられています。封筒、はがき、電子メールなどのさまざまな書き方を学び、社会生活に活かせるようになることが目的になっているのです。

敬語の使い方などは、今すぐに使わなくとも大人になったら必ず必要になってきます。しっかり習得していきましょうね。

覚えておこう敬語リスト

めがねアスコ

敬語を知っている・使えることは社会人になると当たり前のマナーの一つですよね。特に尊敬語と謙譲語は多用することが多いもの。ここでは中2で学習する尊敬語と謙譲語をリストアップ!お子さんが聞いたことがある言葉もあるはずです。ぜひお子さんとチェックしてみてください。

【尊敬語】
おっしゃる(言う)、なさる(する)、お使いになる(使う)、読まれる(読む)、[先生からの]お言葉、[先生からの]ご招待、お元気、ご立派、お名前、ご趣味、〜〜様

【謙譲語】
申し上げる(言う)、お目にかかる(会う)、お届けする(届ける)、ご案内する(案内する)、[先生への]ご説明、[先生に対する]ご招待

知っている敬語はありましたか?
敬語はただ使えるようになれば良いと言うものではなく、その場や相手に対してどのような表現や伝え方が適切かを考えて使う必要があります。相手や場面、目的に合わせて使い分けていきましょう!

~国語力を鍛えよう!~
思考マップをつくろう!

ここでは中1で学習する「マッピング」についてご紹介します。

「マッピング」とは、発想を広げるための方法で、ある言葉や単語に関連する別の言葉を枝分かれさせて書き込んでいき、蜘蛛の巣のように広げていきます。

マッピングの例

これは「春」という言葉で作ったマッピング例です。「春」といえば、卒業やウグイス、お花などが思い浮かびますよね。

ではもう少し細かく具体的に「シュークリーム」について、マッピングを書いてみましょう。

まず紙とペンを用意してください。
それから、紙のど真ん中に「シュークリーム」と書きます。 書きましたか?では、次にシュークリームについて書いていきます。

シュークリームと聞いたときに何を思い浮かべましたか?頭の中に出てきた言葉を思いつくだけ書きましょう。この時に、1つ書いた言葉に関連する言葉は、1つ目の言葉の近くに書いていくようにしましょう。

マッピングの例

どのくらい出せましたか?
サクッ、カリカリ、ふんわり、なめらか、などたくさん出てきました。

そして、マッピングができたら関連する言葉を囲んで見出しをつけてあげましょう。こうすると、より考えが整理しやすくなります。

マッピングの例

シュークリームのマッピングを整理してみると、「食感」「香り」「風味」「見た目」にまとめられました。

このマッピングの作り方は自由なので、手順は問いません。「食感」という見出しから書いて、それに関連する「しっとり」「なめらか」などの言葉を散りばめていくというやり方でもOKです!

発表の時や文章を構成するときなども、このようにマッピングしていくことで自分の考えもわかりやすく整理しやすくなりますし、相手にも伝えやすくなりますよ。

ぜひ、いろんな場面で活用してみてくださいね!

2021年からこんなに変わった!教科別の変更ポイント

最後になりましたが…

国語は超大事な教科です♪ 元気一杯がモットー さやか先生

最後までお読みいただきありがとうございます。ご挨拶が遅れて申し訳ありません。ジャニアスで家庭教師の講師をさせていただいている“さやか”と申します。

このページでは2021年からの新しい学習指導要領で変わった中学校の国語についてお話させていただきました。

冒頭でもお伝えしたように、国語は全教科の基礎となる教科であり、お子さんが社会人になってからも求められる能力と深く関係しています。今回の大改訂で「国語なんて漢字さえ、読解さえできればそれでいいのよ!」というわけにはいかなくなっています。

これからの国語は、授業においてコミュニケーションと思考力の部分が重視されていきます。特に国語は、式や答えが決まっている数学とは違い、自分以外の考え方に触れることでよりお子さんの能力が上がっていく教科です。

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