子供をキツく怒ってしまう…
怒りの管理にアンガーマネジメント術
子供に「怒り」をぶつけてはいませんか?
「子供についつい怒鳴ってしまう…」
「言うことが聞けない子供にイライラ…」
「怒った後には自己嫌悪を感じてしまう…」
このような悩みをお持ちの親御さんも多いのではないでしょうか?
あるアンケートでは、子供が言うことを聞かなかったり約束を守らなかったときなどに「子供を怒鳴ってしまうことがある」と回答した保護者は80%以上を締め、また、ほとんどの保護者が「怒鳴ったあとに後悔を感じることがある」という回答結果が出ています。
このように多くの親御さんが、子育て中のイライラと怒ってしまった時の自己嫌悪でお悩みの経験をお持ちだということがわかります。
「褒める・叱るの言葉がけ」 のページでもご紹介したように、叱るときの言葉によっては、子供の心を大きく傷つけ、周囲に対しても劣等感を強める結果となってしまい、生活面や学習面への影響を与えてしまう可能性もあるので注意が必要。
とは言っても、
「いつも感情的に怒鳴ってしまう…」
「冷静になるって、なかなか難しい…」
と感じてしまいますよね。
そもそも子供に怒ってしまうのは、良い子に育ってほしいという気持ちからくるもので、できれば怒りたくないというのが本音ではないでしょうか。
そこでこのページでは、お悩みスッキリ隊「みさポン」が、
子供に怒りが湧いたときに実践できる「アンガーマネジメント術」をご紹介させていただきます。
こんなページも見られています!
>>子育てにイライラのママさんにオススメ!
気軽に出来る子育てストレス解消法
アンガーマネジメントとは…?
「アンガー」 → 怒りの感情
「マネジメント」 → 管理・取り扱うこと
つまり、怒らないことを目指すのではなく、怒りの感情をコントロールして、怒りに振り回されないように上手に取り扱えるようになるスキルがアンガーマネジメントです。
「なんか聞いたことがある」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。最近では学校で取り入れているところもあるそうですよ。
そもそも「怒り」の正体って?
怒りはワルモノではないのです!
怒りを感じているとき、
私たちの脳内では「ノルアドレナリン」と呼ばれるホルモンが分泌されています。
ノルアドレナリンとは…?
「戦うホルモン」と呼ばれ、激しい感情などでストレスを感じたときに放出されるホルモンですが、同時にやる気のエネルギーになる「活動のホルモン」とも呼ばれています。
つまり「怒っちゃダメだ…」と怒りを抑え込んでしまうと、やる気の源となる「活動のエネルギー」まで低下させてしまうこともあります。
だからこそ!怒りを悪いモノと捉えてムリやり抑えつけるのではなく、怒りと上手に向き合っていくことが大切です。
ここからは、怒りと上手く向き合うための、
3つのアンガーマネジメント術
をご紹介します。
怒りの現場から距離をとる
第三者に「怒りの代役」を
例えば子供が寝る時間になってもゲームをしているとき、
「また夜更かしして!もうゲーム禁止よ!」
「いつまで起きているの!いい加減にしなさい!」
イライラしてしまって、つい、こんな言葉で強く叱ってしまうお気持ちもよくわかります。
しかし、このように常に厳しく叱り続けてしまうと、子供の中に反抗心が芽生えたり、叱られないように親に隠れてゲームをするようになってしまったりする可能性があるので注意が必要です。
そこで、こんな場面では、
その場からいったん離れることをオススメします。
人は身体を動かすことで感情も変化していくと言われています。怒りが沸いた場所から少し距離を置くことで、気持ちに余裕ができて落ち着きを取り戻すことができます。
もちろん、子供に伝えるべきことは伝えるのですが、ここでのポイントは「怒りの現場」にいなかった自分以外の家族に代わりに注意してもらうことです。
第三者が代わりに注意することで、
「また夜更かし!もうゲーム禁止よ!」
→「そろそろゲームは終わりの時間だね」
「いい加減にもう寝なさい!!」
→「もう遅いからそろそろ寝ようか」
このように怒りの感情と伝えるべき事実を切り離して冷静に伝えることができます。
お子さんの視点から見ても、怒る相手が入れ替わることによって、目の前の様子が大きく変わり、状況が和らぐという効果があります。
お子さんを目の前にして「怒り」が湧き出てしまったときは、
いったんその場を離れてみて、家族で怒る役を交代しながら注意をしてみてくださいね。
怒りのピークは最初の6秒間
6秒数えて「感情」を「思考」に変える
「怒り」というのは「反射的な言動」が発生しやすい感情です。
反射的に子供を怒鳴ってしまう…
反射的に子供を叩いてしまう…
このような「反射的な言動」によって、ものすごく後悔したという経験をお持ちの親御さんも多いのではないでしょうか。
「怒り」は最初の6秒間が肝心!
一般的に、怒りの感情は「最初の6秒間がピーク」だと言われています。
つまり、最初の6秒間だけをやり過ごすことが出来れば、怒りはやがて落ち着いていくということです。
この6秒間で意識してほしいことは、反射的な言動は絶対にとらないということ。
そこで、上手に怒りのピークを乗り越えるために「数をかぞえる」という方法があります。
人がイライラして怒っているときは、脳の中の「感情」を生み出す部分が活発に動いている状態。これを頭の中で「1,2,3…」と6秒数えることで、脳の中の「思考」を生み出す部分をより活発にさせることが出来ます。
反射的な言動をとらないように6秒間数えることで、「感情」から「思考」に脳が切り替わるので、意識が自然と怒りからそれていくのです。
お子さんに対して怒りが爆発しそうになったら、感情のまま怒りをぶつけないで、まずは6秒間を数えてみてくださいね。
目線を上にあげて深呼吸をしながら6秒数えると、より効果的です。
感情を紙に書き出す習慣づけ
怒りの「見える化」で客観的な視点を
子供に対して「怒り」が沸いてしまったとき「感情を紙に書き出す」という方法があります。※スマホ入力でもOK!
怒りの感情を書き出すことによって「怒り」が形として目に見えるようになるので、自分の気持ちを客観的に受け止めることが出来るようになります。
書き出す項目は次の5つ
② 状況
③ 怒った理由
④ どんな怒り?
⑤ 怒りの強さの段階(10段階)
では、書いてみましょう!
① 日時
11月23日(月) 夜10時頃
② 状況
学校から帰ったらすぐに明日の用意をする約束をしていたのに、寝る時間になっても用意を始めなかった。
③ 怒った理由
以前から何度も注意していたのに、約束を守ってくれなくてイライラした。
④ どんな怒り?
カチンときて、怒鳴ってしまいそうなムカつく怒り。
⑤ 怒りの強さの段階(10段階)
「6」くらい…?
どうですか?
書き出してみると、自分の怒りの感情を客観的に見られるようになりますよね。
「さっきは、カチンときて怒鳴ってしまいそうだったけど、サラッと「明日の準備をしてね」って言えばよかったのね」
このように冷静に思えるようになって、書き終わる頃には怒りが落ち着いてきますよ。
怒りの感情が起こったときにメモ書きやスマホ入力で書き出す習慣をつけることで、自分の感情を冷静に見る力がつき、普段からストレスに強くなったり、怒りの感情を上手に取り扱う力が身についたりというメリットもあります。
初めは少し面倒かもしれませんが、試してみて下さいね!
いかがでしたでしょうか?
穏やかな親子関係で育った子供は、大人になってからも安定した人間関係を築けると言われています。
反対に、親に怒りをぶつけられて、不安や恐怖を感じながら育った子供は、大人になってから「キレやすくなる」という可能性が高まるそうです。
いつも穏やかで気遣いができる人
小さなことですぐにキレやすい人
あなたの周りには、どちらが多いですか?
幼少期の親子関係で子供の将来の性質が決まるとすれば、お子さんには「怒り」ではなく「安心」をたくさん受け取って巣立ってほしいですよね!
先ほどもご説明したとおり、怒りの感情自体はやる気の源になってくれるという良い側面もあります。
大切なことは、
怒りをそのままぶつけるのではなく、上手に取り扱ったうえで自分の意図を伝えること。
本日ご紹介した「アンガーマネジメント術」は、スポーツ選手も試合中に予期せぬことが起こったときに、冷静さを取り戻すために身に付けているスキルです。
あなたのご家庭でも取り入れてみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ご挨拶が遅れて申し訳ありません。家庭教師のジャニアス代表の神田真吾と申します。
私たちは千葉県で活動している家庭教師のグループで、今まで 25年間、たくさんのご家庭に家庭教師を紹介させていただきました。
保護者の方とお話させていただいている中で「最近、子供に強く怒ってしまう…」というお悩みをお聞きすることも多くなりました。
「子供に強く叱ってしまって後悔する…」
「冷静さが大事なのはわかっているのに…」
親子ではどうしても感情的になってしまうもの。
近い身内であればあるほど、冷静な対応や感情のコントロールが出来なくなってしまうモノです。
「何か良い方法はないのかしら…?」
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