リビング?それとも勉強部屋?
勉強に集中できる環境づくり
「うちの子、家だと勉強しづらいみたい」
「弟がうるさくて勉強に集中できない…」
「子供部屋がないから家庭学習はムリ?」
私たち家庭教師のジャニアスでは、このような“自宅での学習環境”でお悩みの保護者の方から、たくさんの相談をお聞きしてきました。
特に昨今のコロナ禍の影響からも「学校以外はなるべく自宅で勉強してほしい…」とお考えの方や、お父さんの仕事が自宅でのテレワークになったことでお家の中の環境が大きく変わり、困惑している小学生・中学生のお子さんもたくさんいました。
塾の自習室や図書館だと集中できるのに、
家だと勉強に集中ができない…
そのような声もお聞きしますが、お子さんが自宅で集中して勉強に取り組んでくれたら、お母さんも安心ですし嬉しいですよね!
「うちは家が狭くて…」
「子供部屋がないから…」
「もともと集中力がないのよ…」
そんな諦めモードに入ってしまう前に、ぜひこのページを最後まで読んでみて下さい!
ここでハッキリとお伝えしますが、
子供が「自宅で集中できる学習環境」というのは、ご家族の協力とほんの少しの工夫で誰でも簡単に作り上げることができます!
このページでは、小学生・中学生をお持ちのご家庭の方向けに、
“家で勉強が集中できる環境づくりのコツ”をご紹介させていただきます。
こんなページも見られています!
>>子供が「1人の時の勉強」にこだわるワケ
家で勉強に集中できない原因とは?
自宅だと勉強に集中できない原因はさまざま。私たち家庭教師の生徒さんや保護者の方からよくお聞きする“家で集中できない理由”は、次のようなことが挙げられます。
- 子供の勉強部屋がない
- テレビが気になって集中できない
- 兄弟が多くていつもうるさい
- 部屋や机の上を片づけられない
- 家だとついダラダラしてしまう
- ゲームやスマホに手を出してしまう
- お父さんのテレワークが気になる
この中で当てはまった項目はありましたか?
ご家庭の環境は十人十色。
せっかくやる気を出して教科書を開いても、テレビの音が気になったり、近くで弟がゲームをしていたり…、机や部屋が散らかっていたり、楽しい誘惑に負けてしまったり…。
ただでさえキライな勉強…。楽しそうで心を引き止めるモノ、音、動きがすぐそばにあれば、勉強の集中なんて、あっという間に吹き飛んでしまいます。
まずは、お子さんが家で集中できない“原因”を知ることがとても大事。
その上で、一緒に解決方法を考えていきましょう。
~家で勉強に集中できない原因とは?~
子供の勉強部屋がないから
家での勉強といえば、“勉強部屋”を真っ先に思い浮かべる方も多いと思います。誰にも邪魔されずに自分専用の部屋で勉強できるほうが集中してはかどりそうな気がしますよね。
「兄弟が多くて勉強部屋なんてムリ…」
「家が狭くて子供部屋を与えられない…」
子供部屋、勉強部屋に関しては、簡単に解決できるものではありません。兄弟を減らすなんてことはできませんし、家の間取りを増やしたり、広い家に引っ越したりすることは大変なことですよね。
ですがあきらめないで下さい!
実は、家で集中して勉強するためには「勉強部屋があればいい」というものではありません。
勉強部屋がなくてもリビングで集中して勉強しているお子さんもいますし、勉強部屋があったとしても、親の目が届かないのを理由に、ゲームやYoutubeに夢中になってしまい、全く勉強しないお子さんもいます。
お子さんに勉強部屋を与えられないご家庭でしたら、リビングなどで集中して勉強ができる方法を考えていきましょう。私たち家庭教師の生徒さんでも、リビング学習でグングン成績を伸ばしているお子さんはたくさんいますよ。
~家で勉強に集中できない原因とは?~
周囲がうるさくて集中できない
お子さんが家で勉強をしているときテレビはついていませんか?弟や妹が近くで音を出してゲームをしている…、なんてことはありませんか?
ただでさえキライな勉強。せっかくやる気になって教科書や問題集を開いても、周囲の音がうるさかったら集中するのは困難ですよね。
“音”というのは五感の中でも最もストレートに感じてしまうモノ。
とくに“楽しそうな音”は、どうしてもそちらのほうに意識が持っていかれがちで、勉強への集中が大きく阻害されてしまいます。
お子さんが家で勉強するときに「周囲の音がうるさくて集中できない」という理由でしたら、ご家族の協力も必要です。
私たち家庭教師もリビングでの指導の場合は、ご家族の方にお願いして必ずテレビは消していただきます。どうしても兄弟や親御さんが見たい番組がある場合でも、その場ではテレビを消してもらい録画をしてもらいます。
お子さんがリビングで勉強しているときは、必ずテレビは消してあげてくださいね。
~家で勉強に集中できない原因とは?~
誘惑に負けてしまう
最近ではテレワークのお父さんからも「どうしても家だとダラダラしてしまい、サボり気味になってしまう…」なんて声をよくお聞きします。
自分の家、自分の部屋というのは、ほとんどの人にとって最もリラックスできる場所。周りを見渡せば、テレビやマンガ、ゲームやスマホ、そしていつでも寝転ぶことができるベッド…。台所には好きなお菓子やジュースがあったり。
そんな誘惑だらけの家の中では、いざ勉強に集中しようと思っても「ついダラダラしてしまう…」というお子さんも多いのではないでしょうか。
私たち大人でもそうであるように、とくに子供にとって好きなこと、楽しいことって、何時間でも夢中になってしまうものです。
なにかと誘惑の多い部屋の中でも集中して勉強ができるようになるためには、勉強と休憩のメリハリが効く環境づくりがとっても大切。
家庭教師のジャニアスではお試しの体験授業をやっていますが、その際にはお子さんの学習環境(机の周りなど)を見せていただき、お子さんが勉強に集中しやすい環境づくりのアドバイスもさせていただいています。
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リビングと子供部屋はどっちがいい?
お子さんは家の“どの場所”で勉強をしていますか?
ほとんどが「リビング」か「子供部屋」だと思いますが、勉強に集中しやすいのはどちらでしょう?
「リビング学習」か?
「子供部屋での学習」か?
どちらが勉強に集中しやすいかは、お子さんの学年や性格、また、ご家庭の環境などによっても変わってきますので、ここからはそれぞれの特徴やメリット&デメリットをご紹介していきます。
~リビングと勉強部屋はどっちがいい?~
リビング学習のメリット
東大生を対象に行った調査では、約80%が「子供の頃はリビングで勉強していた」という回答があったように、リビング学習には高い効果があるということは、テレビやネットなどで聞いたことがあるという方も多いと思います。
出典:「東大脳の育て方」主婦の友社
また、おもちゃで有名なバンダイが実施した「小学生の宿題に関する意識調査」では、70%以上の小学生が、自宅のリビング・ダイニングで宿題に取り組んでいることがわかりました。
これらの調査結果を見てみると、リビング学習がかなり普及していることがわかりますね。
ここからはリビング学習のメリットについて細かく見ていきます。
~リビング学習のメリット~
家族が同じ空間にいるから安心
1人で勉強するのは不安でさびしい…
子供は大人が思っている以上に、不安やさびしさを感じるもの。
特に夜の時間帯は、誰もいない1人部屋で勉強することに恐怖さえ感じてしまうこともあります。
リビングは家族が集まる憩いの場所。
自分以外の家族が同じ空間にいることで、お子さんは安心感を覚え、リラックスして勉強に集中することができます。
またリビング学習では、家事などの“生活音”が多少あっても大丈夫。
お母さんが台所で野菜を切っているときの「トントントン…」や、煮物を煮ているときの「グツグツグツ…」、食器を洗っているときの「ザーザー、キュッキュッ」は、お子さんにとってリラックスできる音です。
~リビング学習のメリット~
集中力が身につく
多少の雑音もへっちゃら!
家族の声や生活音が聞こえるリビングで勉強することで、自然とお子さんに集中力が身につきます。
学校の定期テストや入試テストをイメージしてみてください。
シャープペンのカチカチ音や問題用紙をめくるガサガサ音、机やイスのガタガタや咳払いなど、さまざまな「雑音」がある中で、集中して時間内に問題を解かなければなりません。
日ごろから雑音のある環境で勉強することで、本番のテストでも実力が発揮できるような集中力を養えるのも、リビング学習のメリットですね。
~リビング学習のメリット~
親のほどよい“チラ見”が効果的
見られているのが安心…♪
勉強に限ったことではありませんが、「頑張っている姿を見てほしい!」というのは、誰もが持っている自然な心理。
リビングなら家族の誰かがそこにいるので、ほどよい適度な家族の視線が、勉強中のお子さんにやる気と集中力を継続させることができます。
また、親御さんがお子さんの勉強中の様子をチラチラ見ることで(笑)、ちゃんと集中できているか、どんな教科の勉強をしているか、勉強の仕方がわかっているか、などの学習状況を把握することができるというのもメリットです。
~リビング学習のメリット~
できた!をすぐにホメてもらえる
ママ見て!できたよ!
お母さんに、その場ですぐに勉強の成果を伝えることができて、ホメてもらえることは、勉強に対するモチベーションアップに超効果的。
「見て!宿題が終わったよ!」
「これだけ漢字練習した!」
「計算問題が解けるようになった!」
そんなときは、できるだけ具体的にホメてあげてください。
「すごい!集中して頑張ってたもんね!」
「こんなに漢字練習したの!?すごい!」
「今日はいつもより早く宿題が終わったね!」
リビングでお母さんの目の前で勉強することで、親子のコミュニケーションもとれますし、たくさん褒めてあげることができますよね♪
こんなページもチェック!
>>成績に影響する褒める・叱るの言葉がけ
~リビング学習のメリット~
親が教えてあげられる
ママ、ちょっとココ教えて!
すぐ近くにいる親御さんに、気軽にわからないところを聞けるということもリビング学習ならではの強みです。
家事などでお忙しいとは思いますが、子供がわからないところを聞いてきたら、なるべく優しく褒めてあげながら教えてあげてください。
親御さんが勉強を見てあげることで、成績表やテストの点数などの「数字」だけではわからない、子供の得意・不得意などの細かいところも知ることができるのもメリットです。
詳しくは、親は子供の勉強を教えるべき?の記事でも紹介していますので、のぞいてみて下さいね。
~リビング学習のメリット~
広いテーブルがやりやすい
スペースが広いから勉強しやすい♪
リビング学習の場合、食卓テーブルやローテーブルで勉強しているお子さんが多いと思います。
テーブルは学習机よりも広いので、教科書や問題集、資料集など、複数の教材を同時に広げて勉強ができるのもリビング学習の大きなメリット。
私たちも家庭教師も、子供部屋の狭い学習机よりもリビングにある広いテーブルの方が、テキストやワークなどを同時に広げることができるので教えやすかったりします。
食卓テーブルに置いてあるお醤油やソースを倒さないように注意が必要ですが…。
\ まとめ /
- 家族が同じ空間にいるから安心
- 集中力が身につく
- 親のほどよい“チラ見”が効果的
- できた!をすぐにホメてもらえる
- 親が教えてあげられる
- 広いテーブルがやりやすい
~リビングと勉強部屋はどっちがいい?~
リビング学習のデメリット
ここまではリビング学習のメリットをお話しさせていただきましたが、これはあくまで、ご家族の協力(お子さんへの気遣いと言ってもいいかもしれません)があってこそ。
東大生の8割が実践してきたと言われるリビング学習には大きなメリットがありますが、ご家族の対応次第では、そのメリットがそのままデメリットに転じてしまうことも。
リビング学習はそのメリットだけではなく、そのデメリットを知ることで、より一層、お子さんの学習環境を高めることができます。
ここからは、リビング学習のデメリットについて細かく見ていきます。
~リビング学習のデメリット~
音がうるさいと集中できない
テレビの音がうるさい…
リビングは家族が集まる憩いの場所。テレビがついていたり、弟や妹が音を出してゲームをしていたりすると、その耳障りから勉強への集中が大きく妨げられてしまいます。
先ほどの“リビング学習のメリット”でもお伝えしたとおり、お母さんの料理中や食器洗いなどの“多少の生活音”ならリラックス効果もあります。しかし、テレビやゲームのような楽しい音・刺激の強い音は勉強中の子供にとって集中を妨げる大敵です。
お子さんがリビングで勉強しているときは、できるだけテレビは消してあげてください。
兄弟がゲームをしていたら、「お兄ちゃんが勉強中だから今はゲームをやめようね」と注意をしてあげたり、「あなたも一緒に宿題やろうか!」と、兄弟で一緒に勉強をしてもらうなど、ご家族みんなの協力が必要です。
~リビング学習のデメリット~
親の干渉しすぎは逆効果に
ママの目がプレッシャーに…
目の前で子供が勉強している姿を見ていると、親としては細かいところまで気になってしまうモノ。
「ちゃんと問題は解けているかしら…」
「答えの丸写しとかしてないかしら…」
「さぼらないで集中しているかしら…」
そんな心配な気持ちから、つい、勉強中の子供をずっと見続けてしまったり、しつこく声掛けをしてしまったり。勉強にしっかりと取り組めていないお子さんを強く叱ってしまう親御さんも少なくありません。
お母さんからの少し距離のある視線や声掛けは、お子さんへの安心感やリラックス効果につながりますが、それが行き過ぎてしまうと逆効果。
お子さんがリビングで勉強しているときは、プレッシャーを与えないためにも、干渉しすぎないように心がけて、適度な距離感で優しく見守ってあげることも大切です。
~リビング学習のデメリット~
リビングが散らかりやすい
消しゴムのカスが床の上に…
リビングは家族の食事や団らんで使う場所なので、常にキレイに保っていたいものですよね。
しかし子供がリビングで勉強すると、消しゴムのカスが床に落ちてしまったり、カラーペンの色がテーブルについてしまったり…。どうしてもリビングやテーブルが汚れがちになってしまいます。
また、勉強にはさまざまな“道具”が必要。筆記用具、定規、分度器、プリント、教科書、ノート、参考書などたくさんの勉強道具を持ち込みますので、勉強が終わった後の片付けも大変です。
とくに小さいお子さんの場合は、ご家族の方が掃除や片づけを手伝ってあげる必要も出てきます。
ここでも家族の協力が必要ですね。
\ まとめ /
- 音がうるさいと集中できない
- 親の干渉しすぎは逆効果に
- リビングが散らかりやすい
~リビングと勉強部屋はどっちがいい?~
勉強部屋のメリット
学年が上がっていくと、「自分の部屋で勉強したい」というお子さんも増えていきます。
特に、思春期と反抗期が重なる多感な時期の中学生や高校生は、家族の目から離れられる「自分だけの空間」を求めるようになり、勉強も「自分の部屋で誰にも邪魔されずに集中したい」と思うようになるのは当然かもしれません。
またご家族の方も、リビングで勉強されるのは邪魔だから、子供部屋で勉強してほしいと思われる方も多いと思います。
ここからは、勉強部屋のメリットをご紹介していきます。
~勉強部屋のメリット~
静かで集中しやすい
雑音がないから集中できる!
勉強部屋の一番のメリットは“静か”であること。リビングで家族と一緒にいるときのように、テレビの音や弟のゲームの音、話し声や生活音なども一切なく、静かな環境は勉強に集中しやすいですよね。
私たち家庭教師の指導は、お子さんの帰宅時間に合わせた夕方から夜にかけての時間帯がもっとも多いのですが、夕飯の支度などお母さんにとってお忙しい時間帯。
ですので、指導場所は子供部屋を選ぶご家庭が多いです。
~勉強部屋のメリット~
兄弟から邪魔されない
お兄ちゃん、遊んで…!
小さい弟や妹がいるご家庭では、勉強中に下のお子さんに邪魔をされてしまう、なんてことってありますよね。ゲームで進められないところを聞いてきたり、ライダーキックをお見舞いされたり…。
子供部屋は自分だけの空間ですので、小さいご兄弟に邪魔されず、勉強に集中することができます。
~勉強部屋のメリット~
好きなBGMでリラックス
私はモーツアルトが好きなの!
静かすぎるとかえって集中ができないお子さんの場合は、好きなBGMをかけながら勉強するのも効果的。
自分以外の家族がいるリビングでは、なかなか好きな曲がかけられません。子供部屋なら自由に自分の好きな音楽を聞きながら勉強するこができるのもメリットです。
※音楽を聞きながらの勉強はデメリットもあるので注意!
~勉強部屋のメリット~
家族が気を遣わなくて済む
思う存分テレビが見てるわ♪
子供部屋で勉強するようになると、ご家族の方がリビングでテレビをつけたりゲームをしたりすることができるので、勉強中の子供に気を遣わなくて済むようになります。
しかし、リビングと子供部屋が近い間取りでしたら、なるべく音量は小さくしてあげてくださいね。
\ まとめ /
- 静かで集中しやすい
- 兄弟から邪魔されない
- 好きなBGMでリラックス
- 家族が気を遣わなくて済む
~リビングと勉強部屋はどっちがいい?~
勉強部屋のデメリット
ここまでお子さんが自分の部屋(勉強部屋)で勉強するメリットをお伝えしましたが、同時に大きなデメリットも存在します。
ここからお話しさせていただく「勉強部屋のデメリット」は、リビング学習のときのような“ご家族の協力”だけではなかなか解決ができない問題かもしれません。
ぜひとも、勉強部屋のデメリットも知っていただき、お子さんの学習環境の改善にお役に立てていただきたいと思います。
~勉強部屋のデメリット~
楽しい誘惑がいっぱい
ちょっとだけゲームしようかな…
子供部屋には楽しい誘惑がいっぱいです。
マンガやゲームが並んでいたり、すぐに寝転ぶことができるベッドがあったり。ちょっとの休憩のつもりでスマホに手を伸ばしたら、何時間もYouTubeから抜け出せなくなった…、なんて話もよくお聞きます。
誰にも見られていない勉強部屋というのは、言い方を変えてしまうと好きなことがいくらでも出来てしまう環境。
「ゲームに手を伸ばしてしまう…」
「気づいたらマンガに夢中に…」
「ベッドに寝ころんだら爆睡…」
このように、親の目が届かない部屋には、”楽しい誘惑がいっぱいある”ということが、子供部屋で勉強するときの最大のデメリットです。
~勉強部屋のデメリット~
1人だと寂しくて不安
お化けとか…出ないよね…?
子供は大人が思っている以上に怖がりです。シーンとしていて静かすぎる子供部屋に1人でいると、ほんの少しカーテンが揺れただけで「お化けかも…」なんて感じてビクビクしてしまうことも。
このように別の意味での余計な緊張感が生まれてしまい、かえって勉強に集中できないお子さんもいます。
特に小学校低学年のお子さんは要注意。たまに親御さんが様子を見に行ってあげるなどして、安心を与えてあげることも必要です。
~勉強部屋のデメリット~
親が勉強の様子を把握できない
ちゃんと勉強してるのかしら…?
親の目が届かないのが勉強部屋。お子さんによっては部屋にこもりやすく、ちゃんと子供が勉強に取り組んでいるのかを把握しづらくなります。
「本当に勉強しているのかしら…」
「ゲームばかりしてないかしら…」
「YouTubeとか見てないかしら…」
親としてはこのような心配をしてしまうのは当然のこと。親の目が届かない勉強部屋では、親御さんが子供の勉強状況を把握できないということもデメリットの1つです。
~勉強部屋のデメリット~
冷暖房費などの電気代がかかる
暑いからエアコンかけて!
子供部屋で勉強するとなると、エアコンなどの設置費用や冷暖房の電気代がかかってきます。
だからと言ってクーラーや暖房を全くつけないのは危険。夏場は熱中症の危険性がありますし、冬場は風邪を引いてしまいますので、子供部屋にも冷暖房対策は必須です。
リビング学習と比べると、子供部屋での勉強は、プラスアルファの電気代がかかってしまうということも知っておいてください。
\ まとめ /
- 楽しい誘惑がいっぱい
- 1人だと寂しくて不安
- 親が勉強の様子を把握できない
- 冷暖房費などの電気代がかかる
これで解決!環境改善の実例をご紹介
お子さんが家で勉強する場所が、リビングでも勉強部屋でもそれぞれのメリット・デメリットがあることをお伝えしてきましたが、ほんの少しの工夫とご家族の協力により、あらゆる場面で大きく改善できることがわかりました。
ここからはジャニアスの生徒さんが実践している、”改善方法の実例”をご紹介していきます。
~ジャニアス生徒さんの実例~
リビング学習の環境づくり
~リビング学習の環境づくり~
折り畳みの机と時計の位置で改善
< 中学2年生 男子 >
うちのリビングのテーブルは床に座って使う低いタイプです。そこで勉強すると足が疲れてしまうので、勉強するときは、折りたためる机といつものソファを使っています。前はダラダラしちゃうときもあったけど、時計を見える位置に置いて時間を意識すると、前よりも集中して勉強できるようになりました。
~リビング学習の環境づくり~
卓上ライトで手元の明るさがGood!
< 中学1年生 女子 >
最初は勉強部屋が欲しかったけど、リビングのテーブルで勉強しています。天井の明かりだと自分の影で手元が少し暗くなるので、テーブルの上に置ける卓上ライトを使って手元を明るくしています。リビングだとお母さんとか家族がいるから寂しくないし落ち着いて勉強ができています。
~リビング学習の環境づくり~
勉強に必要なもの以外は置かない
< 中学2年生 女子 >
お母さんがリビングで勉強していたので、わたしも自然とリビングで勉強するようになりました。テーブルが広いので教科書とかワークとか広げておけるのがいいです。勉強するときはテーブルには勉強に必要なもの以外は置かないようにしています。休憩中にはお母さんとニュースを見たりしています。
~リビング学習の環境づくり~
使い分けでメリハリ効果!
< 小学3年生 男の子のお母さん >
うちには子供部屋はありますが、勉強は親の目が届くリビングでやらせています。子供部屋にはゲームやマンガなどの遊び道具であふれかえっているので、子供部屋とリビングで使い分けることで勉強に集中できていると思います。宿題が終わったら部屋で遊ばせているので、勉強と遊びのメリハリができて良かったと思います。
~リビング学習の環境づくり~
兄弟は一緒に勉強
< 小5・小2の兄弟のお母さん >
学校の宿題は兄弟で同じ時間で一緒にリビングでやらせています。わからないところを私に聞いてくるので焦ってしまうこともありますが(笑)。勉強中は絶対にテレビを消すという約束ですので、私も主人も子供たちの勉強中はテレビを我慢して、見たい番組は録画しています。兄弟一緒に勉強することでお互いにゲームの音とかで集中が妨げられることもなくなりました。
~リビング学習の環境づくり~
学習机を壁側に向けて設置
< 小学2年生 女の子のお母さん >
うちには子供部屋がないのでリビングで宿題をやっています。4歳の妹にしょっちゅう勉強を邪魔されていましたが、学習机をリビングの壁側に向けて設置したら、妹もお姉ちゃんが机に座っているときは話しかけてはダメだということかわかったようで、邪魔をされずに勉強ができるようになりました。また、勉強中は壁に向いているので、より勉強に集中できるようになったようです。
~ジャニアスからも一言アドバイス~
リビング学習の環境づくりのコツ
~リビング学習の環境づくりのコツ~
やっぱりテレビはNGですね!
テレビがついているリビングで勉強したほうが集中力がつく!なんていう意見もありますが、これはあくまで“勉強に超前向きなお子さん向け”の意見です。
勉強が苦手でキライなお子さんの場合は、テレビがついた環境の中での勉強は、絶対にオススメできません。集中力かつくどころか、テレビが気になって勉強どころではなくなってしまう子がほとんどだからです。
お子さんの勉強中は、できるだけテレビを消した環境にしてあげてください。
~リビング学習の環境づくりのコツ~
座る位置を変えてみる
ご家庭の都合で学習机を置くことができなかったり、専用スペースを設けることができない場合は、テーブルに向かって座る位置を変えてみましょう。
テレビがついていなくても、テレビ画面が視界に入るだけで集中の妨げになることもあります。
オススメはテレビに背中を向けた位置で座ること。勉強中にふと顔を上げた時にも、テレビの画面が視界に入らなくなるので、より勉強に集中しやすくなりますよ。
~リビング学習の環境づくりのコツ~
お子さんと程よい距離感を!
お子さんがリビングで勉強しているときは、親御さんはなるべく近すぎない位置にいてください。
例えばお子さんがリビングの食卓テーブルで勉強しているときは、親御さんはソファに座って本を読んだりキッチンで食事の準備をするなど、ご自分のことをしてください。
お子さんの正面に座って勉強内容を監視したり、聞いてきていないのに親御さんから積極的に勉強を教えようとしたりするのはNG。過度な緊張やプレッシャーを与えてしまいます。
子供の勉強中は、程よい距離感を保ち見守る程度に徹してあげることが大事。
親御さんとの程よい距離感は、お子さんのリラックス効果と適度な緊張感をもたらしてくれるので、勉強に集中しやすくなりますよ。
\ まとめ /
- 折り畳みの机と時計の位置で改善
- 卓上ライトで手元の明るさがGood!
- 勉強に必要なもの以外は置かない
- 使い分けでメリハリ効果!
- 兄弟は一緒に勉強
- 学習机は壁に向けて設置
- テレビは絶対に消す
- 座る位置を変えてみる
- お子さんと程よい距離感を
~ジャニアス生徒さんの実例~
勉強部屋の環境づくり
~勉強部屋の環境づくり~
BGMで集中力アップ
< 高校2年生 女子 >
兄弟がいないので勉強部屋は1人で使えています。雑音や人の気配が全くないので静かすぎて寂しくなるときもあるので、洋楽のBGMを流しながら勉強することもあります。お陰で勉強の集中が続くようになった気がします。
~勉強部屋の環境づくり~
ゲームやスマホは部屋に置かない
< 中学1年生 女の子のお母さん >
うちの子は中学生になった頃から子供部屋で勉強しています。本人がどうしてもリビングでの勉強はイヤだと言うので…。自分の部屋だとゲームとかスマホに手を伸ばしてしまうことがよくあったので、勉強中はゲーム機とスマホはリビングに置くようにルール化しています。
~勉強部屋の環境づくり~
棚で仕切って姉妹一緒に勉強
< 小6・小4の姉妹のお母さん >
子供部屋では勉強用に長い机を姉妹で一緒に使っています。勉強中はお互いのことが気にならないように、机の上の中央に仕切り用の棚を置いています。それぞれの机の上が自分のスペースになるので、集中できるようになったと思います。
~勉強部屋の環境づくり~
リビングと勉強部屋の使い分け
< 中学1年生 女子 >
中学生になって自分の部屋を持てるようになりました。ちょっとした宿題とかはリビングでやっていますが、テスト勉強や暗記科目は静かな方が集中できるので、自分の部屋の学習机でやっています。
~勉強部屋の環境づくり~
時間を決めて休憩はリビングで
< 中学3年生 女子のお母さん >
うちの子は自分の部屋で休憩をさせてしまうと、いつまでたってもラインやYouTubeから抜け出せなくなるので、勉強の合間の休憩時間は必ずリビングで過ごさせています。子供部屋での勉強は目の前に時計を置いて「必ず〇時まではやる」というルールを決めています。
~ジャニアスからも一言アドバイス~
勉強部屋の環境づくりのコツ
~勉強部屋の環境づくりのコツ~
BGMは歌詞のない曲で
勉強部屋での学習は周りの音がほとんど聞こえないので、無音を意識してしまうことで逆に集中しづらくなってしまうこともあります。
そんなときは、静かなBGMを流すのもオススメですが、歌詞のあるJ-POPなどは歌詞を意識して勉強に集中しづらくなるのでNG。歌詞のないBGMやクラッシックなどの洋楽がオススメです。
音楽アプリなどの「勉強用BGM」や「作業用BGM」などでも見つけられるので試してみて下さいね。
~勉強部屋の環境づくりのコツ~
デスクライトは昼光色がオススメ
学習机のライトはどんな色を使っていますか?ライトの色は一般的に、オレンジ色の「電球色」や、青みがかった白色の「昼光色」がほとんどですが、リラックス効果が強い電球色は勉強に不向きだと言われています。
昼光色(ちゅうこうしょく)は学校の教室やオフィスなどでも使われているライト色。青みがかった白い光は細かい部分までよく見えるので、勉強中の集中力を高めるのにピッタリです。
~勉強部屋の環境づくりのコツ~
机上に勉強以外のモノを置かない
私たちが家庭教師の体験授業でお伺いすると、子供の机の上に漫画がズラっと並んでいるなんてこともよく見受けられます。
勉強中の目線の先にマンガやゲームなどの“楽しいモノ”があると、一瞬で勉強の集中が途切れてしまうことも…。
机の上には勉強以外のモノを置かないように、マンガやゲームソフトなどは専用の棚にしまうなどして、勉強中のお子さんの視野に入らないようにしてください。
\ まとめ /
- BGMで集中力アップ
- ゲームやスマホは部屋に置かない
- 棚で仕切って姉妹一緒に勉強
- リビングと勉強部屋の使い分け
- 時間を決めて休憩はリビングで
- BGMは歌詞のない曲で
- デスクライトは昼光色がオススメ
- 机の上に勉強以外のモノを置かない
最後までお読みいただきありがとうございます。ご挨拶が遅れて申し訳ありません。ジャニアスで家庭教師の講師をさせていただいている“さやか”と申します。
私が教えている子のお母様からも「うちの子はリビングか勉強部屋のどちらが良いでしょうか?」というご相談をいただくことがあります。
どちらのほうが集中しやすく成果を出しやすいかは、ご家庭の環境やお子さんの学年、成績や性格などによってもさまざまですので、どちらが良いとはハッキリと言えないのが現実。
私が教えてきた経験からお伝えすると、小学生や勉強が苦手なお子さんでしたら親御さんの目が届くリビング学習の方が良いと思いますし、中学生や高校生で勉強に前向きなお子さんでしたら自分だけの空間で集中できる勉強部屋の方が適していると思います。
ですが、私が一番お伝えしたいことは、”お子さんの意志を尊重した上で試しながら決めてほしい”ということです。
いくら「東大生の8割がリビング学習だった」という統計結果があったとしても、お子さんにとってそれが最善とは言い切れません。
このページでもお伝えしてきた通り、リビング学習も勉強部屋での学習もそれぞれメリットとデメリットがあります。
そのデメリットを打ち消して学習環境を高めていくためには、お子さんの意志を尊重した上でご家族の協力と小さな工夫の積み重ねが何よりも大切であるということをお伝えしておきたいのです。
家庭教師のジャニアスでは、お子さんが1人の時の勉強のやり方や、ご自宅で集中できる学習環境の作り方などを、無料の体験授業でアドバイスさせていただいています。
「うちの子、1人で勉強できるのかしら…」
「そもそも勉強に興味がなくて心配なの…」
「我が家に合った学習環境って…?」
そんなお悩みをお持ちのお母さん!お子さんが1人の時でも集中して勉強に取り組めるよう、ご家庭の環境に合ったアドバイス・ご相談をお受けしていますので、ぜひお気軽に無料の体験授業を試してみてくださいね。
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