子供が行動の切り替えがニガテ…
親子で出来る簡単トレーニング法
お子さんは日ごろの日常生活で、
「行動の切り替え」が出来ていますか?
「ゲームやスマホに夢中になると他のことに切り替えられない」
「毎朝テレビに集中しすぎちゃって学校の準備が遅くなるのよ…」
「もう少しテキパキと次の行動に移れないのかしら…?」
子供が自分の好きなことだけを延々とやっていて、やるべき次の行動になかなか移ってくれない…、こんな苛立ちをお持ちのママさんもたくさんいらっしゃると思います。
いつまでたっても気持ちや行動を切り替えられない子供の姿を見てしまうと、つい、イライラして怒ってしまうこともありますよね。
ですが、ちょっと待ってください!
お子さんの「夢中になる行動」は、能力アップにつかながることもあるようですよ!
「シナプス」という言葉をご存知ですか?
脳科学では、脳内で情報がやり取りされるときに交差点の役割をしている部分を「シナプス」と呼ばれており、シナプスの数が増えると頭の性能が良くなると考えられています。
シナプスは何かに夢中になっているときに増えやすいと考えられています。例えば子供が好きなサッカー選手の名前を覚えたり、どうやったら上手にプレイできるかを夢中になって楽しく頭を回転させたりすると、脳内でたくさんの情報がやり取りされるので、シナプスの数が増えて記憶力や想像力などがアップするそうです。
子供が好きなことに夢中になっているときは、もしかしたら脳のシナプスが増えている最中かもしれません。
(注)ゲームはシナプスの増え方が偏り、脳全体のバランスが悪くなることがあるという説もあります。
とはいっても、親御さんにとっては「いくら声をかけても無視してしまう」くらい過剰に集中して行動の切り替えが出来ずにいる子供の姿に、ストレスを感じてしまうこともありますよね。
お子さん自身にとっても、行動の切り替えが簡単に出来るようになることで、学校生活やご家庭で注意されるたびに感じてしまいがちなストレスを減らすことができます。
このページでは、お悩みスッキリ隊「みさポン」が、
行動の切り替えがスムーズになるための「親子で出来るトレーニング法」を紹介させていただきます!
こんなページも見られています!
>>子供の集中力を高める「ひと工夫」とは?
なぜ「行動の切り替え」が出来ない?
3つの理由と、そのトレーニング法
まずは「なぜ子供が行動の切り替えが苦手なのか」という疑問を解くために、お子さんのタイプで分かれる3つの理由と、その理由ごとに、親子で出来るトレーニング法をご紹介していきます。
【理由その①】
夢中になると、次に何をすべきか分からなくなってしまう
ひとつのことに集中しすぎると、次に何をすべきか分からなくなってしまって行動の切り替えが出来なくなってしまうケースです。
このようなケースの場合は、事前にスケジュール全体を上手くイメージできるようにサポートしてあげることが大切です。
事前にスケジュールを確認
絵や図に描いてイメージを!
子供が何かに集中し始める前に、スケジュールをあらかじめ伝えておくことをオススメします。
このときに、親から一方的にスケジュールを伝えても、一回では覚えられなかったり、イメージが持ちづらかったりすることもあるかもしれません。
そこでオススメなのが、次の3つの手順です。
② 子供に内容を復唱してもらう
③ 子供の目に見える場所に貼る
ここでは情報を書き出しすぎず、できるだけシンプルなスケジュールを作ることがポイントです。
時計や時間の読み方をまだ習っていないお子さんには、時計の絵を描いてあげて「針がこの形になったら次のことを始めようね!」と視覚で確認させてあげるのも有効な方法です。
このように前もって全体のスケジュールを伝えておくことによって、時間の見通しがつきやすくなり、次に取るべき行動のイメージがしやすくなるので、目の前のことだけに集中しすぎてしまうのを回避することができます。
「毎日絵を描く時間がない…」という方は、ホワイトボードやマグネットを用意して、スケジュールに合わせた写真を貼るということも手軽な方法のひとつですよ!
お子さんに描くのを手伝ってもらったりして、親子で楽しく活用してみてくださいね♪
【理由その②】
今やっていることが楽しくて次の行動に移せなくなる
お子さんが行動の切り替えが苦手なのは、今やっていることが楽しくて次の行動に移れないのかもしれません。
こんなときは、次のことをする時間になってから「もう終わり!」と声をかけても、夢中になっている子供には声が届きづらい、ということも考えられます
終了時間を子供と相談して決める
視覚と聴覚で時間をお知らせ
お子さんが次のことを始めるべき時間の少し前に、「あと〇分で終わりだよ」と伝えてください。ただ、そのときに「〇時〇分までね!」と時間だけを伝えても、子供から見ると一方的に決められた予定に納得ができないこともあるかもしれません。
そこで、
「あと何分後に声を掛けたらいい?」
「あとどれくらいでキリが良くなりそう?」
このように親子でコミュニケーションを取りながら、子供の気持ちを考慮した上で終わりの時間を決めていきます。
本人の意見も取り入れて決めた時間をメモしておくと、子供が行動の切り替えに苦労してダラダラと続けてしまっているときに「こういう予定だったよね」とメモを見せると納得してもらいやすいというメリットもあります。
このときにポイントとなるのが、
子供の視覚と聴覚を使って残りの時間をお知らせすること。
例えば「あと5分でおしまい」と決めたときには、5分計の“砂時計”を置いてあげたり、置時計で「この針がここになったら終りね」というように、子供自身が目で見て残り時間がすぐわかるようなセッティングをしてあげてください。
さらに、終了時間に音が鳴るキッチンタイマーなどを使うことで「夢中になって時計を見忘れていた」ということを防ぐことができます。
親が一方的に終了時間を決めるのではなく、お子さんの意見を取り入れた上で、
視覚と聴覚で終了時間を知らせる仕組みを作ってあげてみてください♪
【理由その③】
次にすべきことが苦手や面倒なことで重い腰が上がらない
お子さんの中には次にすべき行動が、
「宿題」=子供にとって苦手に感じるモノ
「お風呂」=面倒で後回しにしたいモノ
このように感じてしまい、行動の切り替えが難しくなってしまうことも多いようです。
そんなお子さんが切り替え上手になるためには、まずは「切り替え」に慣れていくことが大切です。
そこで「切り替え」の機会をできるだけたくさん用意してみるのはいかがでしょうか?
楽しいことでトレーニング
切り替えの機会をたくさん用意
次の活動にうまく移れないのは、次の行動が楽しくないと感じているから。大人でも嫌なことには重い腰が上がらないってこともありますよね。
嫌なことや苦手なことでも切り替えが出来るように、最初のうちは子供が切り替えを楽しめるような工夫を加えるのがオススメです。
例えば…
このように子供にとって楽しいことや好きなことを中心に、複数の行動の切り替えを練習します。
切り替えに慣れてきたら、少しずついつものスケジュールに戻したり、苦手なことも入れながら練習をしていきます。
例えば…
このように日常生活で「行動の切り替え」をたくさん経験することで、徐々に次の行動へ移ることへの抵抗が減り、やがては苦手なことへの切り替えにも柔軟に対応ができるようになっていきます。
初めのうちは親子で楽しめる工夫を加えながら「行動の切り替え」の機会を積極的に増やしてトレーニングしてみて下さいね♪
いかがでしたでしょうか?
お子さんの学年が上がり中学生になると、今よりも放課後の時間の使い方が直接成績に影響していきます。中学生を対象としたアンケート結果によると、成績上位の生徒ほど「時間を有効に使えている感覚」を持っているそうです。
これからもお子さんが充実した学校生活を送れるようにサポートをしてあげたいですよね。
そのためには子供が小さいうちから好きなことに熱中できる時間を取りながら、次の行動に切り替えられるトレーニングを試してみてはいかがでしょうか。
最後に行動の切り替えが苦手なお子さんに、
ついつい言ってしまいがちな「NGワード」をご紹介します。
「いつになったら出来るようになるの!」
「どうしてあなたはいつも遅いの!」
「お兄ちゃんは出来るのにどうしてあなたは出来ないの?」
親が口を出しすぎる習慣があると子供が自立から遠ざかる可能性が出てきますし、強く叱られたり人と比べられたりすることで「どうせ自分には出来ない…」という思い込みを抱くようになり、自己肯定感が下がってしまいます。
強い言葉で子供を動かそうとするのではなく「ママに言われたから応えたい」という親子関係を作ることがもっとも大切です。
強い言い方やNGワードはなるべく避けて、親子で楽しめる切り替えのトレーニング法を試してみてくださいね!
今回は行動の切り替えのトレーニング法についてご紹介しました。
ぜひ、参考にしていただけると嬉しいです!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ご挨拶が遅れて申し訳ありません。家庭教師のジャニアス代表の神田真吾と申します。
私たちは千葉県で活動している家庭教師のグループで、今まで 25年間、たくさんのご家庭に家庭教師を紹介させていただきました。
体験授業やお電話でご家庭の方とお話させていただく中で「ゲームやスマホで夢中になりすぎて宿題が終わらない…」なんてこともよくお聞きします。
やるべき行動にいつまで経っても切り替えられない子供の姿を見てしまうと、イライラや不安が募ってしまいますよね…。感情が爆発して強く叱りつけてしまった経験をお持ちの親御さんも多いのではないでしょうか?
「親だとイライラしてしまう…」
「とっとと宿題をやってほしい…」
そんな時は、私たちのような「家庭教師」を試してみてはいかがでしょうか?
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