
自分の意見が言えない子に効果あり!
親子で出来る表現上手のトレーニング法

お子さんは「自分の意見」を相手に上手く伝えることが出来ていますか?

「うちの子、自分の意見が言えないのよ…」
「友達に『No』って言えないみたいで…」
「もう少し自己主張をしてもいいのに…」

自分の意見が主張できない子供の姿を見ると、親御さんとしては心配になってしまうお気持ちもよくわかります。
しかし、少し違う視点から見ると、
お子さんは、協調性が高くて相手に対する気遣いが上手だからこそ、自分の気持ちを正直に伝えることに抵抗があるのかもしれません。
自己主張が強すぎてしまうのも問題ですが、現代においては、嫌なことは「No」と言えたり、自分の気持ちを素直に表現できるようになることは、お子さんの学校生活をより充実させるのに役立ってくれます。

このページでは、お悩みスッキリ隊「みさポン」が、
自分の意見をしっかり伝えられるようになるための、親子で楽しく出来るトレーニング法
をご紹介させていただきます!
うちの子、友だち作りが苦手みたい…
>>家庭で出来る人間関係の土台作りとは?
自分の意見を主張する大切さ
学校生活のストレスから身を守ろう
最近の調査では、子供が学校生活でストレスを感じることが増えているそうです。
ストレスにはさまざまな要因がありますが、教室内での人間関係は子供がストレスを感じる大きな原因のひとつです。

子供が周囲のことを細かく気遣うあまりに、常に自分の意見を外に出せない状態が続いてしまうと、ストレスを溜め込んでしまう危険性が出てきます。
もちろん自己主張するだけではなく周囲の意見を尊重することも大切なのですが、ストレスを感じやすい現代の学校生活において、もしもお子さんが望んでいない場面にあったとき、
「自分が何を考えているのか」
「相手にどうしてほしいのか」
という自分の意見を上手に表現できることは、お子さんが自分自身を守りながら安心して存分に学校生活を楽しむための強いミカタになります。
相手の意見を尊重できる協調性に加えて、自分の意見を上手に伝えられる能力をバランスよく兼ね備えられたら理想的ですよね!
ここからは、お子さんのタイプ別に、
「自分の意見を伝えられるトレーニング法」をお伝えしていきますね。
お子さんはどのタイプ!?
自己主張が出来ない3つのワケ
自分の意見が言えない子供には、大きく分けて次の3つのタイプに分けられます。
お子さんはどのようなタイプでしょうか?

- 自分の意見がわからない
- 自分の意見の言葉が見つからない
- 相手を気遣い過ぎて意見が言えない
ではそれぞれのタイプに合わせたトレーニング方法を見ていきましょう。
~自分の意見がわからない~
親子の会話で「選ぶ」を練習する
子供に「あなたはどう思う?」を聞くと、返答に困ってしまうことはありませんか?
このように子供が自分の意見に戸惑ってしまうのは、
「そもそも自分の意見がわからない」という理由なのかもしれません。
こんなタイプのお子さんにオススメなのは、普段の親子の会話の中で、子供が自分の意見を考えたり、自分の意見を選ぶ機会を増やしたりするトレーニング法です。
例えば夕食のメニューで「あなたは何が食べたい?」というように、お子さんの意見を聞いてみるなど、小さなことから始めてみてください。
この時に大切なことは、
親が子供の意見を決めつけたり、先回りで子供の意見を代弁しないこと。
「あなたはこれが好きでしょう?」
「これが食べたいんじゃない?」
このように親御さんが子供の気持ちを決めつけたり代弁することに慣れてしまうと、子供からみると、自分の意見が尊重されないと感じられて自分の意見を持ちづらくなってしまいます。
焦らずに子供が自分から意見を言うまで待ってあげることが大切です。
なかなか意見が見つからないときは、
「お肉と魚だったらどっちがいい?」
「パパはこれが食べたいって言っているけどあなたはどう思う?」
このように子供に選択肢を与えて選ばせることによって、自分の意見を見つけるヒントになるかもしれません。
自分の意見を知り、それを伝える経験を通して「自分の気持ちを大切に出来た」という自信も芽生えるため、徐々に自分の考えが主張できる能力が育っていきます!
~自分の意見の言葉が見つからない~
「比較」の質問で表現の幅を広げよう!
自分の意見を言うことが苦手だというお子さんは、
もしかしたら、自分の気持ちを表す言葉が見つからないのかもしれません。
このような場合は、言葉の表現の幅を広げるトレーニングとして、質問の仕方をいつもと変えてみるのがポイントです。
「比較」を使った具体的な問いかけ をしてみてください。
例えば、
「今日の学校はどうだった?」
と聞くと、
「普通・忘れた・別に・ビミョー」
なんて答えが…(汗)
そこで子供の気持ちを深く引き出して表現の幅を広げるために、
「今日は学校で何が一番楽しかった?」
「どの教科の授業が難しかった?」
「給食は昨日と今日ではどっちがおいしかった?」
というように、比較を使った具体的な問いかけをしていきます。
子供が答えるときには、
・比較を1つ入れて答えてみる
例:「昨日のハンバーグより今日のカレーのほうがおいしかった」など。
など、いくつかルールを決めてあげて、上手に表現が出来たら拍手してほめてあげるなど、ゲーム感覚で楽しむのもオススメです。
比較して問いかける習慣をつけると、子供自身の細かい感情も捉えることが出来るようになるので、それを表現する言葉も自然と身につき、次第に自分の気持ちを伝える力が上達していきますよ!
~相手を気遣いすぎて意見が言えない~
「本音タイム」で子供に自信をつけよう
子供が意見を言えないのは、
相手に気を遣いすぎているからかもしれません。
「嫌われたらどうしよう…」
「間違えたら恥ずかしい…」
このような不安や自信の無さから、本当の気持ちを言葉にすることができないというお子さんも少なくありません。
「No」とは言えない感情もこれに当てはまります。
このようなお子さんには、自分の気持ちを伝える練習として「本音タイム」を作ってあげることがオススメです。
本音タイムでは、親も子供も本当に思っていることを話し合うようにしていきます。
お子さんが正直に自分の気持ちや意見を言えたときには、親御さんがその意見に興味を持っていると感じてもらうようにしてください。
例えば子供の意見が、親が期待していた内容と違ったときでも、

「よくそんなことに気付けたね!」
「それってすごく面白い考えだね!」

というように、親として子供の意見が聞けた喜びを伝えることが重要です。
その上で、もし親御さん側に子供と異なる意見があれば、
「あなたの意見もこういう良さがあるけど、こんな風に考えたほうがもっと簡単でいいんじゃないかな?」
というように、感情的にならずに案を出してあげてください。
さらに重要なことは、ここで終わらせずに、「実際にやってみてどうだった?」と、後から子供に感想を聞くことです。
「思っていたより簡単にできた!」
「次はこんな方法でやってみたい!」
このように、お子さんがさらなる自分の意見や感想が出てくれるかもしれません。
また、子供の意見や感想を確認することで、次のように感じてもらうことができます。
- 親は一方的に意見を否定しない
- 親は自分の意見を押し付けない
- 子供の感情を尊重している
さらには本音タイムで意見を伝える練習をすることによって、
自分の意見を言っても嫌われない
気持ちを伝えるって恥ずかしくない
勇気を出したらもっと良い意見を聞けた
と感じることが出来るようになり、自分に自信が持てるようになるので、自分の意見を伝えることに抵抗がなくなっていくのです!
いかがでしたでしょうか?
「勇気を出して伝えたら世界が広がった」
「自分の意見を伝えるって楽しいかも」
「相手との考え方の違いが分かって面白い」
このように、お子さんが目を輝かせながら語ってくれたら嬉しいですよね!

子供のころから親子や家族で話し合う時間を作ることで、子供が自分の意見を伝える練習が出来るうえに、たとえ意見が異なる相手でもお互いに尊重し合える習慣も身につきます。
グローバル化が進んでいる現代において、今後、あらゆる国のあらゆる考え方を持った人たちと関わる可能性があるなかで「違いを認める」「お互いを尊重する」という姿勢は、国際社会で活躍していく上でも役立つスキルです。
こうしたご家庭でのサポートによって「Noと言えない日本人」が多いと言われている中で「必要な時にはNoと言える日本人」を育てていくことにもつながるのではないでしょうか。

お子さんが自分の世界から一歩踏み出して、自ら発言する勇気を引き出すためには、ご家庭でのサポートが何より心強いものです。
今回は、自分の意見が言えない子供が表現上手になるトレーニング法をご紹介させていただきました。
ぜひ、お役に立てていただければ嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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