子供の嘘に親が取るべき行動とは?
素直さをグングン育てる接し方!
子供が嘘をつくようになってきた…
そんな悩みをお抱えの親御さんに役立つ、子供との接し方をご紹介していきます。
「宿題は終わったと言っていたのに全然終わっていなかった…」
「テストで散々な点数を取ってきたのに100点を取ったとウソを言った…」
子供のこんな一面を見ると、親としては怒りやらショックやらで不安になるものですよね。
でも、もしかしたらお子さんは成長過程に差し掛かっているのかもしれません。
子供の成長に嘘はつきもの?
小学校3~4年生頃に見られるギャングエイジ(成長期のひとつ)や、中学生頃の反抗期など、子供は成長期を迎えると、親から一歩離れて“自立”へと向かうようになります。
この自立に向かって成長する過程で、親に反発するようになったり距離を置いたり…。
さらに親に対して秘密を作ったり、ウソをつくようになったりするのも成長期のお子さんにみられる傾向なのです。
親御さんにとっては“子供の嘘”に直面すると、戸惑ったりイライラしたりすることもあるかもしれませんが、子供にとって“嘘をついてしまうこと”は、成長して大人に一歩近づくために大切な過程の一部であることだと捉えてあげることが必要です。
このページは、お悩みスッキリ隊「みさポン」が、
子供のつく「嘘」について、その理由や接し方などをご紹介させていただきます。
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>>子供の反抗期に上手く向き合う方法とは?
~子供の素直さを育てるために~
「嘘をつく理由」を知ることが第一歩
子供はなぜ嘘をつくのか…?
まずはその理由を知っていただくことが子供の素直さを育てる第一歩です。
ここからは子供がウソをついてしまう理由と、ウソをついてしまった子供への接し方をご紹介していきます。
~子供がウソをつく理由~
怒られたくないから…
何かに失敗した時や、マズイことをしてしまった時に、厳しく叱られた経験がある子供は、「正直に話すと怒られる」と感じてしまっていることが多いようです。
例えば、お子さんは「スマホを約束の時間外に使ったことは悪いことだ」と頭では分かっていても、お母さんに怒られたくないから「使っていない」というウソをついてしまうのです。
こんな時、「イライラしちゃってつい厳しく注意してしまう…」というお気持ちも分かりますが、ここで頭ごなしに叱ってしまうと「本当のことを言うと怒られる」と学習してしまい、自己防衛のために、ますますその場しのぎの嘘をつくようになってしまうのです。
~子供への接し方~
本当のことを言える雰囲気作りを
普段から子供がウソをつく必要がないように、お子さんが本当のことを言える雰囲気を作ってあげることが大切です。
そのためには、子供の失敗に対して頭ごなしに怒るのではなく、少し余裕をもって冷静に「次はこうしてみようね」と優しく伝えてあげてください。
子供の嘘が発覚したときも、怒りをぶつけるのではなく「ウソをつかれてお母さんは悲しかったよ」と素直に伝えてみたり、「次にこういうことがあったらどうしたら良いと思う?」とお子さん自身の気持ちを聞いてみるのも良いでしょう。
お子さんはきちんと話し合いが出来たという経験から、「あれ?本当のことを言っても怒られないかも…」と感じることができて、次からウソをつく必要がなくなるのです。
~子供がウソをつく理由~
自立心からついてしまうウソ
成長期の子供の特徴として「自分で何とかしたい」「自分で出来ないのは格好悪い」と考えている傾向があります。
こんな思いから、子供が自分の力だけでは出来なくなったり、失敗してしまいそうなことは、親の目から隠したり嘘でごまかしたりするのです。
「宿題はやったの?」と聞かれたときに、とっさに「もうやった!」とウソをつくのもこのパターンに当てはまるのかもしれません。
子供のウソが分かったときに、一番やってはいけないことは、お子さん自身を否定することです。
「あなたはいつも嘘ばかり!」
「本当にあなたは嘘つきね!」
このような子供の人格を否定するような叱り方は絶対にNGです。
子供の自尊心が傷つけられ、自分を守るためにさらに嘘をつかざるを得なくなります。
~子供への接し方~
困った時はいつでも力になるよ!
もしかしたらお子さんは「自分で何とかしよう」という気持ちから、「うまく出来ない」「手伝ってほしい」という言葉が言えないのかもしれません。
こんな時に親が出来る手助けの方法は、自立の一歩を見守りながら、「困った時はいつでも力になるよ」ということを普段から伝えておくことです。
このような言葉をかけることで、「自分はちゃんと見守ってくれている」「時には人に頼ってもいいんだ」と思えるようになるので、「自分だけで何とかしたい」と言う気持ちから出てしまうとっさの嘘をつく必要が無くなり、素直に本当のことを言ってくれるようになるのです。
~子供の素直さを育てるために~
「これ以上の嘘」をつかせない為に
子供の嘘には、見逃しても良い嘘とそうではない嘘があります。
見逃しても良い嘘というのは、例えば、相手を傷つけないためにつく嘘や、幼い子どもが現実と空想の区別がつかなくてついてしまう嘘などです。
これらの嘘については、全てと言うわけではありませんが、ほとんどが見逃しても良い嘘です。
問題なのは“ついてはいけない嘘”。
子供が悪いことをしたとき、失敗をごまかそうとしたときに自己防衛のためについてしまう嘘や、人をだまそうとする嘘は見逃してはいけません。
とは言っても、感情的に頭ごなしに叱ったり、嘘つき呼ばわりしたりしてはいけません。
また、強制的に謝らせようとすることもNGです。
このような対応はさらなる嘘を重ねてしまうことにも繋がってしまうからです。
子供は嘘をつくのが当たり前。
大切な事は、嘘に対して叱ったり謝らせたりすることではなく、これ以上の嘘をつかせないように子供の素直さを育てることです。
子供はなぜ嘘をつくのか?
その嘘は注意すべき嘘なのか?
まずは親御さんが「子供の嘘」についてしっかりと認識し、嘘が発覚した時には、怒るよりも嘘の理由を理解してあげることが、子供の素直さを育てる第一歩です。
このページでは、子供が嘘をつくようになってしまった時の接し方について紹介させていただきました。ぜひ参考にしていただければ嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ご挨拶が遅れて申し訳ありません。家庭教師のジャニアス代表の神田真吾と申します。
私たちは千葉県で活動している家庭教師のグループで、今まで 25年間、たくさんのご家庭の方からお子さんに関する悩みをお聞きしてきました。
「子供がつく嘘」については、いくら成長過程とは言え、大きなショックを受けられる親御さんもたくさんいらっしゃいました。
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