算数が苦手な子供にオススメ!
ご家庭で「算数脳」を育てる方法をご紹介
「算数」は嫌いな教科No.1…
「うちの子、数字に苦手意識があるのよ…」
「文章問題になるとすぐに諦めちゃって…」
「図形になると一気に自信がなくなって…」
このようなお悩みをお抱えの小学生と保護者の方がたくさんいらっしゃいます。
小学生とその保護者を対象にした、あるアンケートでは、
嫌いな教科ランキング1位に「算数」がランクインしたそうです。
低学年ではかけ算九九を覚えることから始まり、学年が上がるにつれて、単位の数え方や小数・分数の計算、比や割合など、どんどん難しくなっていきます…。
さらに文章問題や図形問題などいくらでも応用問題が作れてしまいますので、算数が苦手な子供にとっては、まさに「地獄の教科」とも言えますよね。
「算数脳」を育てて“数字”をミカタに!
「算数脳」という言葉をご存知でしょうか?最近では、算数の問題を解くために必要となる、以下のような能力を「算数脳」と呼ばれています。
- 数字を身近なモノでイメージする力
- 図形や立体を頭の中で思い描く力
- ものごとを論理的思考で考える力
アンケートで「嫌いな教科」の1位になった算数ですが、同アンケートで、
「将来役に立つと思う教科」の1位にもランクインされています。
さらに、2020年から小学校教育でプログラミング学習が必修化されたりと、今後もますます「算数脳」が求められるようになることが予想されます。
お子さんが数字を「ミカタ」にして、算数の成績アップはもちろんのこと、将来の生活に役立てるためにも、ご家庭で「算数脳」を育てるサポートをしてみませんか?
このページでは、お役立ち情報局「みさポン」が、親子で簡単・楽しく実践できる、
子供の「算数脳」を育てる3つのトレーニング方法をご紹介させていただきます。
こんなページも見られています!
>>記憶力が格段にアップする「育脳」のススメ!
数字や単位を身近なものに!
お手伝いを通じてトレーニング
例えば計算が苦手なお子さんに対して、
「どうしてこんなに計算ミスするの!?」
「もっと早く計算できるようになってよ!」
このような声がけをしてしまうと、問題を解くことに対して自信をなくしてしまったり、早く解こうとするあまり計算ミスをさらに増やしてしまうという結果にもなりかねません。
そもそもお子さんの算数が苦手な原因は、頭の中で数字をイメージすることにつまずいているからかもしれません。
そこで、数字に対する苦手意識を克服するために、普段の生活やお手伝いに算数を取り入れて、数字に慣れるトレーニングを試してみてはいかがでしょうか?
■ 算数を取り入れたトレーニング例
【単位】のトレーニング
料理を手伝ってもらうとき、
「これが1リットルの醤油だよ。ここから100mlを鍋に入れてもらってもいい?」
【割合】のトレーニング
一緒にスーパーに買い物に行ったとき、
「このお肉は2割引だって。いくらになるかな?」
【分数】のトレーニング
ホールケーキを切り分けるとき、
「家族5人分に同じ大きさで切り分けてくれる?」
このように生活の中やお手伝いを通して数字を使うことで、単位を身近なものでイメージが出来るようになったり、パッと計算が出来るようになったりと、算数に対しての苦手意識も徐々に薄れていくことが期待できます。
答えが間違っていたときには決して叱ったりしないで、解き方や正解を優しく教えてあげたり、より簡単な計算から取り入れてみたりしてあげてください。
お母さんに「手伝ってくれてありがとう」と言ってもらえると、お子さんが正解したときの喜びは、より一層大きくなるものですし、「もっと他の計算にもチャレンジしたい」というやる気アップにも繋がるかもしれません。
数字に親しみを感じることができたり「算数が出来ると便利なんだ!」と思ってもらえるように、お手伝いを提案してみて下さいね!
図形感覚のセンスを磨こう!
楽しく「折り紙」でトレーニング
算数のなかでも、とくに「図形」は得意と苦手が大きく分かれる分野です。
とはいっても、「図形は感覚よね…」「うちの子、図形のセンスがないから…」とあきらめてしまう必要はありません。
図形が苦手な子の共通点はズバリ!
図形のイメージに慣れていないということ。
そこで図形のイメージ力を磨くために、図形を使った遊びを取り入れてみてはいかがでしょうか。
■ 折り紙による練習のススメ
身近な方法に「折り紙」があります。
折り紙が得意な子は、算数の図形問題も得意な子も多いようですよ!
ポイントは、動画や口頭での説明ではなく、お子さん自身が折り図を読み取り、折る練習をすることです。
慣れていくと、平面の折り図を読み解きながら頭の中で立体をイメージできるようになるので、図形の問題を読み取る視点も育ってきます。
図形のイメージ力が育っていくと、徐々に図形問題に対する苦手意識を克服していくことができますよ!
折り紙を遊びに取り入れながら、図形問題のセンスを磨いてみてはいかがでしょうか?
文章問題が苦手な子供に!
絵や図を描いてトレーニング!
算数の文章問題は、図形問題以上に苦手意識を持っている子供が多いです。
数字の理解や計算力だけではなく、書かれている文章の意味を理解する「国語力」も必要になりますし、読み取った文章から答えを導き出す「論理的思考力」も必要です…。
ひとことで言うと…
とってもメンドクサイのが文章問題。
長い文章を読んで、何を問われているかを理解し、手掛かりの数字を抜き出し、それらの関係を導き出し、計算式を作り、計算して答えを出す…。
これらの作業を頭の中で一気に処理する必要があるので、メンドウに感じてやる気が削がれてしまい、解答用紙に何も書かずに終えてしまう子供も少なくありません。
そこで、文章問題がニガテなお子さんにオススメな方法があります。
それは、文章で聞かれていることを絵や図で描き出すことです。
例えば「みかんが5つあります」と書いてあったら、みかんの絵を5つ描きます。
「ボールペンが3本」なら、ボールペンの絵を3本描きます。
絵が上手く描けなかったり、上手に描くことに意識しすぎて時間がかかりすぎる場合は、〇などの記号でも大丈夫です。
文章の内容を絵や図に描き出すことで、何を問われているのかをイメージしやすくなりますし、自分が考えた手順を記録して、あとから確認できるようになるので、
「あれ?どこまで問題を読んだっけ?」
と、混乱してしまうのを回避できたり、
「ここまでは分かったから、次はここを考えればいいんだ」
と、整理もできるようになります。
うまく描くことが難しければ、初めのうちは親御さんがお手本を描いてあげて、それをノートに描き写してもらってください。
繰り返し練習することで、文章から絵や図を描き出すコツが分かり、自分だけで問題を解くことにも慣れてきますので、お子さんの中の「文章問題はムズカシイ」という印象が和らげることができますよ!
算数の文章問題がニガテなお子さんには、式を立て始める前に、絵や図を描き出すように提案してみて下さいね。
いかがでしたでしょうか?
「算数脳」は、小学校低学年の頃に最も伸びるため、小学3年生までに育てると良いと言われています。
お子さんの「算数脳」が育つと、論理的に考える力(論理的思考力)が身につきます。
論理的思考力は、2020年から新しく必修になる「プログラミング学習」でも活かせるうえに、自分の意見を順序立てて主張できたり、ものごとを効率的に進められたりといった、お子さんが将来どのような道を選択しても役立つスキルとなります。
まずは、ご家庭で数字をもっと身近に感じて「算数っておもしろい!」と思ってもらえるサポートをしてみてはいかがでしょうか?
今回は、ご家庭で「算数脳」を育てるトレーニング法についてご紹介させていただきました。ぜひ、お役に立てていただけると嬉しいです!
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