子供の記憶力が格段にアップ!?
家族で簡単「育脳トレーニング法」のご紹介
「うちの子、暗記科目が苦手みたい…」
「九九を覚えるのに苦戦している…」
「漢字を覚えてもすぐに忘れてしまう…」
このように子供の記憶力に不安をお抱えの方も多いのではないでしょうか。
子供にとって記憶力は学力や成績に直結しますし、日常生活においても大切な能力のひとつ。記憶力が高まれば勉強がどんどん楽しくなりますよ!
このページでは、お役立ち情報局「みさポン」が、親子で簡単・楽しく実践できる
子供の記憶力を格段にアップさせる“育脳トレーニング法”をご紹介させていただきます。
こんなページも見られています!
>>暗記が苦手な中学生必見!暗記力UPのコツとは?
子供の脳の記憶の仕組み
「暗記」と「記憶」のちがい
小学生の頃に漢字の書き取り練習をたくさんして「よし!これで完璧に覚えたぞ!」と思っても、いざテストの時に「あれ?どうやって書くんだっけ?」と忘れてしまう…
こんな経験をお持ちの方も多いと思います。
一般的に子供の脳は、大人と比べると空き容量がたくさん残っているため、新しいことを覚えるのが得意な傾向にあります。
しかし、これは見たり聞いたりしたものをそのまま脳内にコピーをしているだけ。
そのため子供の脳は、短期的に「暗記」することが得意であっても、覚えたことを長期的に「記憶」することが苦手な傾向にあるそうです。
さらに、この「暗記」する力も小学校4~5年生頃がピークだと言われています。
「そんなに早くピークが来るの?」と心配になってしまうかもしれませんが、日常的に脳をトレーニングすることで「暗記」だけに頼らず「記憶」する力をグンとアップさせることも可能なのです!
大人になってからも必要なのが記憶力。
小学生という早い段階から、親子で記憶力をアップさせる「育脳」をしてみませんか?
右脳と左脳の役割を知ろう!
記憶力の良い人の脳のしくみ
私たち人間の脳は「左脳」と「右脳」に分かれていて、それぞれの役割が異なることはご存知の方も多いと思います。
論理的な思考や言語や計算などをつかさどっています。日常生活では主に左脳が使われています。
イメージ脳とも呼ばれ、想像力や記憶力をつかさどっています。
記憶力の良い人は、見聞きした情報を右脳の想像力を使ってイメージして、左脳がその情報を整理してラベルを貼り脳の引き出しに収納します。
つまり、右脳と左脳をバランスよく働かせているというわけですね。
右脳の想像力を使わずに左脳だけで新しいことを覚えていると、ただ数字や文字を覚えるだけの「暗記」になるので、必要なときに思い出すという作業がニガテになってしまいます。
覚えたことを忘れてしまう…
長期間覚えておくことが苦手…
このようなお子さんは、もしかしたら左脳だけを使った「暗記だけ」をしようとしているからかもしれません。
ついつい左脳だけを使いがちな私たちの脳。子供のうちに右脳を刺激して鍛える習慣をつけていくことが、記憶力アップのための最大の近道になるのです!
ここからは、右脳を鍛える「3つの育脳法」をご紹介していきます。
~右脳を鍛える育脳法【その①】~
身体を動かして記憶力アップ!
「左手タイム」で右脳を刺激
右脳・左脳はそれぞれ、身体の左右反対側をコントロールしています。
つまり、右脳がコントロールしているのは左半身ですので、左半身を意識的に使うことで右脳が鍛えられるというわけです。
ほとんどの人は右利きですので、無意識に左脳は刺激されていますが、ここではあえて左半身を意識して使う方法として「左手タイム」を設けることおススメします。
食事中の「左手タイム」
家族でご飯を食べるときに「はい!今から5分間左手タイムよ!」というママさんの号令で、お箸やフォークを左手に持ち替えて食事をしてみてください。
左手でのお箸やフォークの使用は、上手に使うことは難しいかもしれませんが、ゆっくり、少しずつを意識させながら、ゲーム感覚でやってみるのがポイントです。
もちろんお子さんにだけやらせるのではなく、親御さんも一緒にチャレンジします!失敗しても笑えるような楽しい雰囲気作りを心掛けてください。
(注意)熱いお味噌汁やスープなどは危険なので避けて下さいね。
お絵かきの「左手タイム」
ご家族やお友達で集まったときにお題を決めて、そのお題の絵を左手だけで描いて、誰が一番上手に描けるかをゲームします。
絵を描くことが得意な子供でも、左手だとなかなか上手に描けませんよね。
たとえ何を描いたのかが分からないくらい下手な絵が完成したとしても、思い切り笑えるような楽しい雰囲気つくりを心掛けてくださいね。
絵を描くことは想像力を働かせることができるので、それ自体が右脳の刺激に適していますし、さらに左手で描くことで右脳の刺激にダブル効果が期待できますよ!
絵を描くのが苦手なお子さんでも、左手で描くことで芸術作品が奇跡的に生まれるかも!?
漢字や計算の「左手タイム」
少し上級者向けですが、覚えにくい漢字の書き取り練習や、算数の計算ドリルなどを、あえて左手で挑戦させてみます。
今まで無意識に漢字の書き取りや計算をしていたのが、使い慣れていない左手を使うことによって、指先を意識して集中せざるを得なくなるので、右脳をフル回転させられることと同時に、覚えたことが記憶に残りやすいというダブルメリットがあります。
ただし、左手を使って書き取り勉強をすることはとても疲れますので、とくに覚えにくい漢字のみを3回だけ書くなど、書き取りの内容を絞り込むことを意識させるようにしてください。
~右脳を鍛える育脳法【その②】~
脳波で記憶力を活性化
「感性」を育てて右脳を刺激
私たちの脳には「脳波」という微弱な電流が流れています。
脳波は5種類あるそうですが、なかでも「θ波(シータ波)」はギネス認定の保有者が円周率を暗唱するときにも見られるそうで、記憶を遡ったり記憶力を活性化させたりする脳波だと言われています。
そんなシータ波ですが、親子の日常生活で意識的に出す方法があります。
それは「散歩」です。
「え?そんなことで?」とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、新しいものを見てワクワクしたり、何かを探索したりしているときなどにシータ波が出ると言われています。
そこで親子で外をお散歩しながら、子供の感性を刺激するような会話を心掛けるとより効果的です。
例えば公園を散歩するときに、
「これはなんの木だと思う?」
「花が咲くかな?それとも実がなるのかな?」
「暖かくなったらまた見に来ようか?」
このような子供の好奇心が湧くような問いかけをしてみたり、
「今日は新しい道を歩いてみようか」
「あっちの方に面白い景色があるかもよ」
と、探検するような気持ちを与えて、ワクワク・ドキドキさせながらシータ波を発生させるサポートをしてみてください。
~右脳を鍛える育脳法【その③】~
想像力を使って記憶力アップ!
「ストーリー」を作って右脳を刺激
右脳が「イメージ脳」と呼ばれ、想像力をつかさどっていることはお伝えしましたが、この方法は子供の想像力を育てることで右脳をトレーニングする方法です。
家族や子供の友だちが集まった時に、架空のストーリーを作っていく遊びの手順をご紹介しますので試してみて下さい。
<手順①>
それぞれが思いついた「ワード」を一枚ずつ紙に書き出します。参加人数が少ない時は二枚ずつや三枚ずつに増やしてください。
例:「りんご」「ノート」「イス」「ピアノ」「傘」「ねこ」「お菓子」「コップ」…など。
<手順②>
全ての紙を裏返しにして、1人がその中から3つ選びます。
<手順③>
選んだ紙に書いてある3つのワードを使って、その場でストーリーを作って発表します。
では、「りんご」「ノート」「イス」「ピアノ」「傘」「ねこ」「お菓子」「コップ」の紙から3つ選んだワードがコレだとします。
「ピアノ」「ねこ」「りんご」
どんなストーリーが作れるか考えてみて下さい。
「1匹のねこが飼い主が演奏するピアノの音色を聞きながら気持ちよさそうに寝ています。側には大好物のりんごが目覚めのおやつとして置いてあります」
猫がリンゴを喰うのかい!!
目覚めにおやつを喰うのかい!
なんてツッコミの声も聞こえてきそうですが…
ストーリーの内容につじつまが合わなくても大丈夫。
初めはワードの数は3つくらいからチャレンジしてください。慣れてきたら徐々にワードの数を4つ、5つと増やして難易度を上げていくことで、右脳の成長に合わせて楽しみながら脳を鍛えることができます。
では、さらに2つのワード「イス」「コップ」を追加して合計5つのワードでストーリーを作ってみましょう。
「ピアノ」「ねこ」「りんご」「イス」「コップ」
「1匹のねこが飼い主が演奏するピアノの音色を聞きながらイスの上で気持ちよさそうに寝ていました。目覚めたらイスの下に大好物のりんごが置いてあったので、嬉しさの余りあわてて飛び降りたところ、側に置いてあったコップを蹴飛ばしてしまい、水がこぼれてしまいました」
大切なのは「イメージ力」です!
ワードを使ってただ文章をつなげるだけではなく、頭の中で情景をイメージしながらストーリーを作ってみて下さい。
このようにストーリーを組み立てるゲームを繰り返すことは、ものごとの手順を覚えるトレーニングにもなりますので、算数の解き方や国語の文法が忘れにくくなるといった記憶力アップに効果が期待できますよ。
いかがでしたでしょうか?
一般的に、10歳ころから左脳が優位になっていくそうです。
その結果、右脳を使わずに教科書の内容を頭の中に暗記する詰め込み勉強になってしまうため、習った内容をすぐに忘れてしまうというお子さんも少なくないようです。
このような中で、2020年(令和2年)の4月から「学習指導要領」が変わりました。
新しい学習指導要領では、知識の「暗記」だけではなく、習ったことを深く理解したうえで「記憶」して、今後の人生で「知恵」として活かす力が重要になってきます。
これからお子さんの学年が上がり、中学、高校、大学と進学し、将来大人になってから持っている知識を「生きた知恵」として有効に使っていくためにも、ご家庭で楽しく「育脳」をして、お子さんの成長をサポートされてみてはいかがでしょうか?
今回は子供の記憶力アップに役立つ「育脳」の方法についてご紹介させていただきました。
ぜひ参考にしていただけると嬉しいです!
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