モンテッソーリ教育を取り入れて、
自主性&集中力を身につけよう!
「こどもの自主性を育てたい!」
「集中力を身につけてほしい!」
「9歳の壁を乗り越えてほしい!」
お子さんと過ごす中で、このように感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんなときは、ご家庭で「モンテッソーリ教育」を取り入れるのが、解決方法の1つになるかもしれません!
モンテッソーリ教育ってなに?
主な目的は「自立した子供」を育てることです。
イタリア発、100年以上の歴史を誇るこの教育法は、世界各国で広く実践されていて、最近では日本でも注目が集まっています。
対象の年齢は?
モンテッソーリ教育というと幼児教育のイメージを持つ方も多いようですが、実際のところは小学校以降〜大学くらいまで取り入れることができるようです。
どんな効果があるの?
モンテッソーリ教育で目的とされる「自立」の一環として「興味のあることを自分で選び、達成感を感じるまで続ける」ことで「自主性」や「集中力」が身につきます。
集中力が鍛えられると学力アップにも繋がりますし、自主性を身につけておくことも今後の学校生活で役立てることが出来ます。
文科省が発表した「新・学習指導要領」によると、今後は学校で「主体的な学び」が導入されていきます。
モンテッソーリ教育を普段から実践しておくことで、指示をされなくても自ら考えて行動する習慣がつきますので、これが「主体的な学び」が取り入れられたときに求められる、自分から学ぶ力の土台となってくれます!
モンテッソーリ教育では、さまざまな方法で脳の発達を促す取り組みがされています。
日々の生活に取り入れることで、徐々に思考が育つので、のちほど詳しくご説明する「9歳の壁」を乗り越えるために必要な思考力も養うことができます。
ご家庭でモンテッソーリ教育を取り入れて、お子さんが様々な面で「自立」するサポートをされてみませんか?
このページでは、お役立ち情報局「みさポン」が、親子で簡単・楽しく実践できる、「モンテッソーリ教育の実践法」をご紹介させていただきます。
こんなページも見られています!
>>クリティカルシンキングで思考力UP!
自分でやってみよう!
自主性を育てる環境づくり
まずは、はじめのステップとして、お子さんの自主性を育てるための環境を整えていきましょう!
親御さんが普段から何気なくしている作業も、お子さんにとっては「僕もやってみたい!」と思えるものだったりします。
その意欲が出てきたタイミングで、実際に作業にトライしてもらうことでお子さんの自主性を伸ばしていくことができます!
手軽に取り入れられるアイデアをご紹介します。
お子さん用の配膳道具を用意しておき、自分が食べる分だけ配膳をしてもらいます。
また、こぼしてしまった時も自分で掃除用具を選んで片付けをしてもらってください。
ポイントは、小さめのしゃもじや、半分に切った布巾など子供サイズの用具を用意しておくことです!
大人サイズはお子さんにとっては扱いづらいため、うまく親御さんのやり方を真似できないと満足感を得られない可能性があります。
反対に、子供サイズの用具を使うことで、
「お母さんみたいに上手にできた!」
と達成感を感じられると自信がつくので、
「次は、これを自分でやってみたい!」
と他の分野の作業にもチャレンジするきっかけになります。
このように自分で「やってみよう!」と決めた作業に向き合って、達成感を感じる経験を重ねることで自分だけでできることが増えるので、親が指示をしなくても“自ら考えて行動する力=自主性”が養われていきます!
トライすることで、ときには失敗をすることもあるかもしれませんが、そのときは「こうしたら良いよ〜!」とスローモーションでお手本を見せて、真似してもらってください♪
自主性を育てるためには、手伝いを頼むと言うよりも、お子さん自身に「僕もやってみたい!」と感じてもらうのがポイントです♪
お子さんが使いたくなるような、キレイな色の道具をそろえておくなど、ひと工夫を散りばめて、自主性を育てるサポートをされてみてはいかがでしょうか。
集中力を育てる
手先を上手に使ってみよう
モンテッソーリ教育では、手先を使う作業を繰り返すことで脳の発達を促し、集中力を養っていきます。
ここで、普段からご家庭で取り入れるのにオススメなのは「プリント整理」です。
穴あけパンチを上手に使ってキレイに穴を開け、日付順にとじてもらいます。
ピッタリ左右対称にとじるためによく見極めたり、指を切らないように手先に意識を集中させたりという作業を繰り返すことで集中力が育っていきます。
また、このような手先を使う作業を通して、巧緻性(こうちせい)が磨かれていくというメリットもあります!
巧緻性(こうちせい)とは手先の器用さのことですが、実は巧緻性が高い子は、手先を使う作業が苦にならないことから、何度も同じ漢字を書いて覚えたり、繰り返し同じような計算問題を解いたりなどの基礎学習が好きという傾向が見られるそうですよ♪
ぜひ、日常で手先を使う作業を取り入れてお子さんが「集中力+巧緻性」を磨く手助けをされてみてはいかがでしょうか♪
思考を育てよう!
9歳の壁を乗り越える
この方法は、小学校低学年〜中学年のお子さんに特にオススメです!
モンテッソーリ教育では、この時期のお子さんが思考を成長させるサポートとして「抽象的思考」を身につける取り組みがされています。
「抽象的思考」とは、抽象的なものを自分の頭の中で具体的なものに置き換えて考えられるようになること。
実は、小学校3〜4年生頃に急に勉強につまずいてしまう「9歳の壁」は、抽象的思考がうまく育っていないことが原因だと考えられています。
たとえば、この時期の算数で出てくる小数も、抽象的思考が身についていないと見慣れない記号に感じて、計算がむずかしく思えてしまうかもしれません。
反対に、抽象的思考が育つと、0.5という抽象的な数字を見たときに、頭の中で「りんご半分」というように具体的なものに紐づけて理解できるようになるので、小数の計算もスムーズに出来るようになっていきます。
ご家庭で抽象的思考を育てるには、普段からお子さんに、たくさんの言葉に触れてもらうという方法があります。
たとえば普段からできる声がけとしては、
「掃除してるからちょっと待っててね」
と伝えるよりも、
「拭く」「掃く」「磨く」「洗う」というように、掃除の内容を表す語句を使いながら、
「今、床を掃いているから、終わるまでもう少し待っていてね」
と伝えるようにしてみてください。
具体的な単語「拭く」「掃く」「磨く」「洗う」などにたくさん触れることで、頭の中の、抽象的なフォルダ「掃除」にひとまとめにして整理する力が身につき、抽象的思考が育っていきます!
ひとつ抽象的なフォルダができると、小数や分数など他のことにも抽象的思考を応用できるようになっていきますよ。
ぜひお子さんと会話するときは、いろいろな種類の単語(語句)を使うように意識してみてください♪
いかがでしたでしょうか?
大統領やビジネス創業者をはじめ、素晴らしい功績を残した人たちも受けていたことで知られるモンテッソーリ教育。
昨今では「夢がない子供」が増えていると言われますが、モンテッソーリ教育を取り入れることで普段から自分軸で考えて選ぶ練習ができるので、将来の道を選ぶ場面で役立つときが来るかもしれません!
最後にご家庭でモンテッソーリ教育を取り入れるときに大切な2つのポイントをご紹介します。
- 押しつけず、お子さんがトライしたいと思うタイミングで♪
- 夢中になっているときは、お子さんが満足するまで中断しない
モンテッソーリ教育では、大人は過度な干渉をせずに、子供の主体性を大切にすることで、お子さんが自分で行動や意思を選べるようになり、自ら能力を開花していけると考えられています。
とはいえ「いそがしくて、毎日子供のタイミングを待つのは大変…」という場合は、お時間に余裕がある日から取り入れるようにして、お子さんが楽しく自立に向かうサポートをされてみてはいかがでしょうか♪
今回は「ご家庭でモンテッソーリ教育を実践する方法」についてご紹介させていただきました。ぜひ、お役に立てていただけると嬉しいです!
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