空間認知能力のトレーニング方法
理数科目が苦手な子にオススメ!
「うちの子、理数系の科目が苦手で…」
「天体の授業でつまづいているみたい」
「中学数学の準備をサポートしたい!」
このようなお悩みやご要望をお持ちの小学生の親御さんはいらっしゃいませんか?
もしかしたら、お子さんの「空間認知能力」を鍛えることが解決方法のひとつになるかもしれません。
空間認知能力ってなに…?
勉強からスポーツにも役立つ!
- 紙に書かれた図形を見て立体としてイメージする力
- イメージした立体を頭の中で移動・回転させる力
- ものどうしの位置関係をすばやく読み取る力
・・・など。
近年では、算数や理科ギライな子供が増加中と言われています。
その一方で、空間認知能力が発達しているお子さんは理系の科目にニガテ意識を持っていないことが多いようです!
たとえば理科では平らに見える天体を球体でイメージして位置関係を理解したうえで、頭の中で動かすことができるので月の満ち欠けを読み取るのに役立てたり、図形を立体としてイメージすることで中学数学の「断面図」の問題を解くのに活かしたりすることができます。
このように、空間認知能力と理数系のスキルには深い結びつきがあるのです。
また、空間認知能力は理数系の勉強以外にも、
- 図工で遠近法を使いこなし立体的な絵を描くことができる
- ボールとの位置関係を読みながら動けるのでサッカーのヘディングやバスケのシュートなど球技のスキルが上達する
など、さまざまなシーンで役立てることができます!
この「空間認知能力」を鍛えるためには教科書を使った勉強よりも日常の中で立体図形に触れたり空間をイメージする習慣をつけたりすることがより効果的だと言われています!
ご家庭で早いうちからお子さんの空間認知能力を伸ばす一工夫をして、さまざまな分野での活躍をサポートされてみませんか?
このページでは、お役立ち情報局「みさポン」が、親子で簡単・楽しく実践できる、 「空間認知能力のトレーニング方法」をご紹介させていただきます。
こんなページも見られています!
>>算数がの苦手な子にオススメ!算数脳を育てる方法
イメージしてトレーニング
空間言語であらわしてみよう!
ある調査によると、形や空間をあらわす言葉をたくさん使っている家庭で育った子供は空間認知能力を測るテストで高い点数を取ることができたそうです。
そこで、まずはじめのステップとして、日頃からお子さんとコミュニケーションを取るときに、空間や形をあらわす言葉=「空間言語」を意識的に取り入れてみてはいかがでしょうか?
たとえば、お子さんに掃除道具を取ってもらうときに「そこにある、あれを取ってきて!」というよりも、
「大きい引き出しの2番目にある柄が細長くて先が丸いブラシを取ってきて!」
というように、空間と形を具体的に指示してみてください。
「丸い 大きい まっすぐ 広い 高い」というように、形やサイズ、空間の特徴を入れることがポイントです。
慣れてきたら、応用編として今度はお子さんに「空間言語」を使うチャレンジをしてもらいます。
お子さんが「あれを取って!」という場面で「どれくらいの大きさ?」「どんな形?」「どのへんに置いてある?」というように、空間言語を使うように誘導してみてください♪
このように空間や物を言葉で説明しようとするときに、大きさや形などを頭の中でイメージする力が鍛えられますので、繰り返すことで空間認知能力が磨かれてきます!
実際、空間や形を言葉で表現するのが得意な子供は成長につれて空間認知能力が豊かに発達するということが判明しているそうですよ!
毎日使っているものを言葉で説明するなど、ぜひ身近なものから取り入れてみてください♪
お手伝いでトレーニング
野菜を切って学ぼう!
この方法は中学数学の準備として「断面図」の問題を読み解く視点を育てる効果が期待できます。
日常から物の「形」や「向き」に意識を向けるように声がけをすることがポイント。
そこでオススメなのが「料理のお手伝い」です!
たとえば、
「このキュウリをいつもと違う角度に切ったらどんな形になるかな?」
「このニンジンを3回切って分度器と同じかたちにしてみよう!」
というように野菜を切ってみる体験を通して立体の「断面図」を感覚的に学ぶことができます。
「どうやって切ったらこんな形になるんだろう?」と頭の中でイメージしたり「こっちから切るとこんな形になるんだ!」というように、実際の体験から学ぶことで、教科書で「断面図」を学習するよりも記憶に残りやすいというメリットもあります!
慣れてきたら「大根をサイコロの形に切れるかな?」というように少しずつ難易度をあげるのも効果的です!ぜひ、なぞなぞ感覚で楽しみながら実践してみてください♪
地図を使ってトレーニング
平面と立体を見比べてみよう!
この方法は「天体の勉強につまずいている」というお子さんにオススメ。日常的にできるトレーニングとして地図を持って近所を散策するという方法があります。
地図と普段見なれている建物を照らし合わせることで、平面の図から立体の大きさや形を把握する視点が育ちます。
また、地図を眺めながら、
「家に帰るには、どっちの道が近いかな?」
「今度は向こうの位置から小学校を見てみよう!」
というように声をかけることでお子さんの「空間的思考」が刺激され、
・平面図からモノ同士の位置関係を読み解く
・イメージのなかで立体を回転させる
などの力が徐々に身についていきます。
また、地図を読むことに慣れてきたら応用編として自分で地図を描くのも空間認知能力を鍛える方法の1つです。
自分で地図を作るとき、色々な角度から見た立体物を平らな紙に描くことで、平面の図を見たときにすばやく立体としてイメージする感覚が養われます。
この方法は、地図から地形を読み取る練習にもなるので社会科の学習にも役立てることができ、一石二鳥ですよ!
ぜひ、地図を持って探検ごっこをしながら散策されてみてはいかがでしょうか?
いかがでしたでしょうか?
最近、教育やスポーツの分野でも注目を浴びはじめている「空間認知能力」は、小学生の将来なりたい職業ランキングで上位のスポーツ選手や建築家、ゲームクリエーターなどにも欠かせない能力だと言われています。。
早いうちから生活の中に“ひと工夫”を加えてトレーニングすることで、将来の選択肢を広げるのにも役立てることができます!
一般的に空間認知能力は8歳までに大きく伸びると言われています。
親御さんが一緒に不思議がったり、楽しんだりする姿勢でいるとお子さんの空間認知能力アップに繋がりやすいそうですよ♪
ぜひご家族で楽しみながら、空間認知能力を鍛えてお子さんの成長をサポートされてみてはいかがでしょうか?
今回は「空間認知能力のトレーニング方法」についてご紹介させていただきました。ぜひ、お役に立てていただけると嬉しいです!
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