創造力を鍛えるエクササイズ3選
お家で「21世紀型スキル」を育てよう
「AIに負けない子になってほしい!」
「アイデア豊かな子になってほしい!」
「発想が柔軟な子に育てたい!」
このようなご要望をお持ちの方はいらっしゃいませんか?
将来、AIの発達により様々な変化が起こると予想されていますが、その1つとして、10〜20年後には今ある仕事の約半分がAIに引き継がれると言われています。
こうした状況に対して、教育の場では新しい時代を生き抜くための「21世紀型スキル」を育てる動きが始まっています。
「21世紀型スキル」とは?
新時代で求められる能力で、基礎力・実践力・思考力の3つの柱から成り立っています。
実践力・・・主体的な行動+協力し合う力
思考力・・・問題を解決する能力+創造力
IT化やグローバル化によって大きく変化していく時代で活躍できる人材を育てるという目的でアメリカをはじめとした様々な国で取り入れられています。
こうした背景から、日本の教育で「基礎力」を育てる試みとしての英語やプログラミングの授業、「実践力」を磨くための「主体的・対話的な学び」が導入されたのをご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また「思考力」は3つの柱の中でも、21世紀型スキルの中核だと言われています。
というのも「0から1を生み出す=創造力」はAIの苦手分野。
たとえば、創造力が身についていると「こういうのがあったらもっと便利かも?」というように人間ならではの視点で問題点を見つけ、何もないところから新しいものやサービスを生み出すといった、コンピューターには代われない役割を担うことができます。
ご家庭で、これからの教育と社会で求められる「創造力」のエクササイズを取り入れて、お子さんが将来活躍するサポートをされてみませんか?
このページでは、お役立ち情報局「みさポン」が、親子で簡単・楽しく実践できる、「創造力を鍛えるエクササイズ3選」をご紹介させていただきます。
こんなページも見られています!
>>クリティカルシンキングで思考力UP!
エクササイズ前のポイント
想像力は大きく分けて3種類あると言われています。
- 変換して生み出す力
- 組み合わせて創り出す力
- 柔軟に発想する力
ぜひ、3種類をまんべんなく育てることを意識されてみてください♪
ひらめきエクササイズ♪
変換して新アイデアを生み出そう
まずはじめに、創造力のなかでもすでにあるものの形を変えて新しいものを創る「変換して生み出す力」を身につけるエクササイズをご紹介します。
ある研究では創造力が伸びる過程は、問題を解決しようとする過程と似ていることが分かったそうです。
つまり、普段の生活の中で身近なものを使って、お子さんに問題を解決するアイデアを出してもらうことで創造力アップのエクササイズをすることができます♪
たとえば、塩を容器に移すときにこぼしてしまう…、そんなときは「こぼさないように入れたいんだけど何か良いアイデアがあったら教えて!」というように、お子さんに解決策を考えてもらいます。
ある一定時間に集中して「どうしたらこの問題を解決できるだろう?」とアイデアをたくさん考えることでひらめきを生む練習になります。
「紙をくるくる巻いて使ったら入れやすくなるんじゃない?」
「ペットボトルの上の部分を切ったら使えそう!」
と、身近なものの形を変えて新しいものをつくる練習を重ねることで、変換して生み出す力が育っていきます。
ぜひ、お子さんには発明家になった気分でチャレンジしてもらってみてください♪
組み合わせてみよう♪
新しい遊びのアイデアを考える
次に「組み合わせて創り出す力」のエクササイズをしていきましょう♪
はじめにご家族とお子さんで、それぞれが1つずつ好きな遊びや身近にあるものを案として出します。
たとえば、お子さんが「ジャンケン」、親御さんが「新聞」を出したら、お子さんには、新聞とジャンケンを組み合わせた遊びを考えてもらいます。
「新聞紙のうえに立ってジャンケンをして、負けたら新聞紙を半分に折る。新聞紙が小さくなっていって、立てなくなったほうが負け!」
というように、一見共通点がないものを組み合わせようと創意工夫することで、創造力が鍛えられていきます。
余裕があったら、同じ組み合わせでできるだけたくさんの遊びを作ってみてください♪
「こんなふうに組み合わせたらもっと面白いかも?」
「この材料を逆さまにして使ってみよう!」
と、色々な可能性を考えながら自ら発見する楽しさは創造力を伸ばす種になります!
ぜひ、お子さんが考えついた遊びで、実際に遊びながら創造力のトレーニングをされてみてはいかがでしょうか♪
柔軟性を育てよう♪
塗り絵でエクササイズ
ここでは創造力のなかでも「柔軟に発想する力」を育てる方法をご紹介します。
普段の生活の中で「慎重さ」は大切な能力の1つですが、創造(=新しいものを創り出す)するときは、失敗や評価を恐れて慎重になりすぎることが妨げになってしまう可能性がでてきます。
そこで、お子さんの柔軟に発想する力を磨くために、身近なことで一度今までの型を破る経験をしてもらうのも大切です。
オススメなのは「塗り絵」。
ポイントは、いつもの塗り絵に”ひと工夫”を加えることです♪
たとえば、
・いつもは塗らない線の外を塗る
・りんごを赤ではなく自分の好きな色で塗ってみる
・一色で塗っていたところに何色か使ってみる
などなど、自分が思い浮かんだとおりに、好きに塗ってもらいます。
このように一度、塗り絵を使って常識だと思っていたことを壊す経験をしてみることで、正解は必ずしも1つではないことや、いつもとは違う方法も新たな発見につながる可能性があることなどを実感してもらうきっかけになり、1つに決まっていた思考パターンを崩すことができます。
そうすることで、なにか問題を解決したり、新しいものを生み出す必要がある場面でも、常識的な発想を転換しながら自分なりに答えを出す「柔軟に発想する力=創造力」が育っていきます。
いかがでしたでしょうか?
創造力は「2020年に世界で必要なビジネススキルトップ10」でトップ3にランクインするなど、今や世界中で共通して求められている力になっています。
そんな中、ある調査によると、近年では子供の創造力が著しく低下しているという結果が報告されたようです。
普段から創造力のエクササイズに加えて、幅広い学問の基礎知識を積んでおくと、ひらめきの引き出しが増え新たなものを生み出すときに役立つようですよ!
また、創造力は12歳までに育てると良いそうです。
21世紀型スキルの1つである創造力を磨いて、将来、技術や環境が変化したときでも、お子さんが活躍できるサポートをされてみてはいかがでしょうか?
今回は「創造力を鍛えるエクササイズ3選」についてご紹介させていただきました。ぜひ、お役に立てていただけると嬉しいです!
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