これからの時代を生き抜く力
対人関係能力(EQ)を高める方法
今後の時代に必要な力を身につけてほしい!
グローバルで活躍できる大人にしたい!
社会に出てからも役立つ能力を育てたい!
このようなご要望をお持ちの方はいらっしゃいませんか?
これからグローバル化が進んでいくと予想される中、「学力」と同じくらい重要なスキルとして、今、注目されている能力があります。
近年では、小・中学校で「道徳」が教科として導入され、成績がつけられるようになりました。
また大学入試では、これまでの学力だけに偏っていた入試制度が見直され、学力にプラスして、課題を前向きにとらえたり周囲と協力し合ったりする力なども入試の評価対象となるようです。
これらの変化からも分かるように、最近では学力だけに偏らない「EQ」を身につけることが重視され始めています。
「EQ」って一体なに?
高めると得られる嬉しい効果♪
「IQ」=知能指数に対して、
「EQ」は「心の知能指数」や「対人関係能力」と呼ばれています。
具体的には、
- 協調性=周囲と共感・協力する力
- 自制心=感情をコントロールする力
- 動機づけ=自分で目標を設定する力
などが挙げられます。
EQを高めることで、感情をうまくコントロールしながらより良い人間関係を築くことができるようになります。
また、EQが高まると学力にも嬉しい効果が期待できます!
たとえば、勉強をするときに自分で目標を見つけたり、さまざまな誘惑に負けずに高いモチベーションを持ち続けられるようになるので、結果として学力においても成果を出しやすくなります。
EQという言葉だけ聞くと、特別なことをしなくてはいけないイメージかもしれませんが、少し工夫を加えることで日々の生活の中で伸ばしていくこともできるのです!
ご家庭で、これからの時代に役立つお子さんの能力を育ててみませんか?
このページでは、お役立ち情報局「みさポン」が、親子で簡単・楽しく実践できる、「おうちでEQを伸ばす方法」をご紹介させていただきます。
こんなページも見られています!
>>伸びる子供は持っている「4つのやり抜く力」
感情コントロールの練習
体を動かして「EQ」を高めよう!
この方法はEQの中でも「自制心」を育てるのに有効的なものです。
ゲームや遊びは子供が自分をコントロールする力を育てるのに効果的とされていますが、中でもオススメなのが「だるまさんが転んだ」です。
「だるまさんが転んだ」のように、外からの合図に反応して瞬時に止まったり、方向を変えたりする動きは「調整運動」と呼ばれ、自己コントロールをする神経と深い結びつきがあります。
このような遊びを通して、決められたルールの範囲内で自分が思う通りに動いたり、外からの合図で動きをストップするオンオフの切り替えを繰り返すことで自制心を働かせる練習になり、対人関係に必要な自分の感情を上手にコントロールする力や、学力アップにも役立つ、誘惑に負けずに必要なことをする力も徐々に育っていきます!
「だるまさんが転んだ」のほか、音楽が止まると座らなくてはいけない「椅子取りゲーム」でも同じような効果が得られます。
椅子取りゲームを得意とする子供は、制御をつかさどる前頭葉が発達しているという研究結果もあるそうですよ!
また、これらの遊びを通して周囲の動きを見ながら注意深く行動するトレーニングができるので、楽しみながら集中力が鍛えられるというメリットもあります!
ぜひ、お子さんとの遊びの中に「調整運動」を取り入れてみてください♪
目標を設定する習慣づくり
家族ミーティングで「EQ」アップ
この方法はEQの中で「自分で目標を設定する力」を伸ばすことが期待できます。
一般的にEQを向上させようとするとき「親の関わりの深さ」が大きく影響すると言われています。
つまり、親子でコミュニケーションを取りながら行うEQトレーニングは効果絶大!
その実践方法の1つとして「毎月の家族ミーティング」があります。
家族ミーティングでは、まず一人ひとりが「玄関をキレイにしたい」「みんなで早寝早起きをしたい!」というように、家族で達成したいことを発表します。
それに対して「自分の靴は自分でそろえる」「早く寝るためにスマホは8時まで」など、お子さんに出してもらった意見を取り入れながら、今月の家族の目標を決めます。
毎月続けることで、お子さんが自分自身で目標を見つける視点が育っていきます。
また、「前の月の目標はどれくらい達成できたかな?」という振り返りをして、目標を達成したときはお子さんを褒めてあげたり、一緒に喜んであげたりしてみてください♪
そうすることで目標を振り返る習慣が身につき、達成するためのやる気も芽生えていきます!
実際にこの家族ミーティングを始めたご家庭で、自発的に目標を設定するようになったお子さんもいらっしゃるようです!
親子で楽しくコミュニケーションをとって、絆を深めながらEQを育ててみてはいかがでしょうか?
コミュニケーション能力をアップ
演劇ごっこで「EQ」を育てよう!
この方法はEQの中の「共感力・協調性」を伸ばすのに効果的です!
最近、子供の脳の成長に効果的な教育方法として「演劇」が注目されており、ある調査によると演劇の教育プログラムを受けた子供は、問題解決能力が高く社交的という特徴が見られたそうです。
そこで、ご家庭で「演劇ごっこ」を取り入れてみてはいかがでしょうか?
演劇ごっこで他の人を演じることによって、相手の気持ちを想像して共感する力が身につきますし、役を演じることで表現力が高まるのでコミュニケーション能力もアップしていきます。
すると、普段の生活でも自分の感情を上手に表現できるようになったり、相手の感情を受け止められるようになっていくことが期待できます!
低学年のお子さんには「ごっこ遊び」や「おままごと」で、好きな人物やキャラクター役を演じてもらうところから始めてみてください♪
また、中〜高学年のお子さんには、
「教科書に載っているこの物語の続きを考えてみよう!」
「主人公の友達の物語を想像して作ってみよう!」
というように、脚本から一緒に作ると、どんな設定にするか、誰が何の役をやるかを話し合うことで、周りの人と自分の意見の折り合いをつける協調性も身につくのでオススメです。
最近ではゲームやスマホで遊ぶお子さんも増えているようですが、ご家庭での過ごし方の1つとして「演劇ごっこ」を取り入れてみてはいかがでしょうか?
いかがでしたでしょうか?
幼いうちから自分で目標を作ったり、誘惑に負けない力を身につけておくと、勉強はもちろんのこと、スポーツや受験などにおいても大きな強みとなります!
また、これからグローバル化が進むと、将来さまざまな文化背景の人たちと一緒に仕事をしていく機会が増えると予想されています。
そんな中、EQを高めておくことで、自分とは違う考えを持つ人たちとも協力し合って目標を達成したり、感情を上手にコントロールすることで起こりうるトラブルから自分自身を守るのにも役立ってくれます。
一般的に「EQ」は学童期の6〜11歳の間に形成されると言われていますが、そのあとも伸ばすことができるようですよ!
日々の生活にちょっとした工夫を加えることで「これからを生き抜く力=EQ」を育てて、お子さんが充実した人生を送るサポートをされてみてはいかがでしょうか?
今回は「おうちでEQを伸ばす方法」についてご紹介させていただきました。ぜひ、お役に立てていただけると嬉しいです!
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