小5・小6(高学年)の勉強法
英語や算数の基礎は大丈夫?
「勉強が楽しい!」
「見て!また100点だよ!」
「ママ!宿題マルつけして!」
…なんて、勉強に素直に前向きに取り組んでくれていたあの頃はとっくに過ぎ去り、あっという間に高学年に。
高学年の今となっては…
「勉強なんか大嫌い!」
「宿題なんかやりたくない!」
「勉強、勉強ってうるさい!」
…なんて言い出すまでに…(泣)。
反抗期も始まってくる小学校高学年のこの時期。
親御さんも色々と大変だと思います。
しかしこの小学校高学年の時期というのは、今後の学校生活や勉強の理解度などに大きく関わっていく大事な時期なのです。
そこでこのページでは、
小学5年生・6年生のお子さんをお持ちのご家庭に向けて、この時期こそやっておくべきことやその理由、さらに私たちジャニアスが実践している「高学年向けの勉強法」をご紹介させていただきます。
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小学校高学年の時期というのは、中学生になっても勉強に困らないようにするための「準備期間」でもあります。
この時期で最も大切なことは、与えられたことをこなしていくだけではなく、お子さんが自ら進んで勉強に取り組む姿勢を身につけることです。
小学校では宿題が具体的に出されますよね。
「漢字ドリルのP20~P25を明日までに」
「計算ドリルのP12~P20を火曜までに」
このように、学校の先生が生徒の学習内容を細かく管理してくれて、宿題が具体的に出されますので、与えられたことさえしっかりやっておけば何とかなるのが小学校の勉強です。
ところが中学からはそうはいきません。
中学に入ってからは、宿題と言えるものはほとんどなく、与えられるものは「課題」と「提出物」です。
・テスト前のワーク提出(提出物)
1日1ページ学習とは?
簡単に言えば「何でもいいから毎日ノート1ページ分勉強してね!」という課題です。生徒が自分で学習内容を考え、それをノート1ページにやったものを毎日学校に提出します。
ここで注目すべきポイントは、
毎日の学習内容を自分で考えるということ。
「何でもいいからって言われても…」
「何をどうやっていいかわからない…」
小学生のうちに自分から勉強に取り組む姿勢がついていないお子さんは、具体的に何をやればいいか分からずに、いきなりここでつまずいてしまいます。
ノートにたくさん勉強しても「1ページ」。
単語を2~3個だけ書いても「1ページ」。
自主的に学習の取り組む姿勢がついていないと、学習量の差によって学力差がどんどん広がってしまうのです。
私たち家庭教師のジャニアスでは、これまで多くの中学生の勉強を見てきましたが、ノート1ページ学習が上手くできないほとんどの原因が、小学校高学年での勉強への取り組み方でした。
自主的な勉強の姿勢というのは、短期間で身につくものではありません。
中学に上がってからの「ノート1ページ学習」で苦労しないためにも、小学校高学年の今のうちから、学習内容を自分で考えて実行できる習慣を身につけておくことが大切なのです。
テスト前のワーク提出とは?
中学生になってからは、年に数回の「定期テスト」があります。「中間テスト・期末テスト・学年末テスト」っていうやつです。
定期テスト前には必ず「ワーク提出」という提出物が出され、ワークのページ数はその時々のテスト範囲。1教科30ページから40ページくらいです。
これが5教科ですので全部合わせると150ページ~200ページくらい…。つまり、とてつもなく膨大な量なのです!
ワークの提出期限は「定期テストの前日まで」というのが多く、例えば定期テストの2週間前から始めたとしても、ワークを埋める作業に追われてしまい、テスト対策の勉強が全く出来ずにテスト当日を迎えてしまう…、なんて子もよく見かけます。
かといって、ワーク提出を怠ると内申点に大きな影響を与えてしまい、高校入試が思いっきり不利になってしまいますので、絶対に期限内に提出しなければなりません。
ここでの注目すべきポイントは、
毎日の学習計画を自分で立てるということ。
膨大な量である「ワーク提出」は、テスト範囲が出てから始めるのでは遅すぎます。ある程度テスト範囲を予想し、自分で学習計画を立てながら日ごろからワークを進め、テスト前には余裕を持って提出ができるようにすることが大切なのです。
ここでは、中学からの「1ページ学習」と「ワーク提出」についてお伝えしましたが、小学校高学年の今のうちに身につけておいてほしいことは、
・毎日の学習内容を自分で考える力
・毎日の学習計画を自分で立てる力
この2点です。
つまり、自ら勉強に取り組めるようになることこそが、小学校高学年のお子さんに身につけておいてほしいことなのです!
小学校までは…
「言われたことを素直にやろう!」だったのが、
中学校からは…
「言われなくても自分で考えてやりなさい!」に変わります。
もしも、小学校高学年の今の時点で、学校の宿題さえもあまりできていないとしたら、それは相当マズイです…。今すぐに何かしらの対策が必要であるということを覚えておいてください。
これからは「やることを自分で決めて実行する力」が求められていきます。
とは言え「言われたことを実行する」だけでも難しいですよね。
また、小学校高学年のこの時期は、反抗期が始まってくるタイミングでもありますので、親の言うことを素直に聞けなくなるお子さんも多いです。
そこで、私たち家庭教師のジャニアスが小学校高学年のお子さんに積極的に行っていることは「お子さん自身で決める習慣をつける」ということです。
たとえば・・・
- 自主勉強を何時から始めるか
- 学校の宿題をやるタイミング
- 夏休みなどの長期休みの学習計画
これらの判断を、家庭教師が一方的に決めて指示を出すのではなく、お子さんを中心にして出来るだけ本人に決めてもらうようにしています。
「先生に言われたからやる」
「親に言われたからやる」
・・・ではなく、
「自分のことは自分で決める」
「自分で決めたことだからやり切る」
・・・という考え方に導いていきます。
もちろん、そのための学習計画の立て方や、効率的な勉強のやり方などはしっかり教えていきますのでご安心ください。
小学校中学年になると急激に学習内容が難しくなり、学習量も多くなります。
中でも注意すべきなのが「英語」。
2020年の新しい学習指導要領では、小学校で本格的な英語の授業が取り入れられるようになりました。小学3年・4年から「外国語活動」という形で英語に軽く触れ、小学5年生から通知表の成績がつく正式科目として「外国語(=英語)」が始まりました。
「小学校の英語なんて簡単でしょ!?」
と、一瞬思ってしまいがちですが、5年生・6年生で習う英語は、
単語の量だけでもおよそ600~700語も!
もちろん英単語だけではなく文法も本格的!
こんな英文も出てきますよ!
It is on the wall.
I enjoyed swimming.
You can see the hospital on your left.
小学校で習う英語に見えませんよね。
しかも!
中学に上がると、小学校で習った単語や文法はわかっているという前提で授業が進んでいくので、小学校英語が中途半端になっていると、後々本当に大変なことになってしまうのです。
もしもお子さんが、小学校高学年の今の時点で英語に苦手意識を持ち始めているとしたら、早めに対策が必要であるということを覚えておいてください。
3・4年生の英語は、勉強というよりも「英語に慣れよう」という段階なので、この時期は楽しんで取り組めるお子さんも多いです。
ところが5年生からの「教科としての英語」になった途端に、英語アレルギーになってしまう子もたくさんいました。
「英語って何だか難しい…」
「英語なんて大キライ!」
そうならないためにも!
そうなってしまった後でも!
家庭教師のジャニアスでは、英語の正しい勉強法を身につけさせて、
英語の基礎を楽しく強化します!
では、英語の基礎とは何でしょう?
私たちジャニアスでは「単語力」こそが小学校高学年における英語の基礎だと考えます。
もちろん、これから中学、高校、大学と英語を学習していく中で、さまざまな「英文法」が出てきますし、「読解問題」や「リスニング問題」などにも対応していかなければなりません。
しかし、小学校高学年の今においては、
まずは何よりも「英単語」を覚えることが大事なのです!
- 知っておきたい! -
英語学習の「4技能5領域」
文部科学省が定めた新学習指導要領では「聞くこと」「読むこと」「話すこと」「書くこと」の4技能、この中の「話すこと」が細分化されて「話すこと[やり取り]」「話すこと[発表]」になり4技能5領域となっています。
英語の「4技能5領域」については、2021年からの中学英語が超ヤバイ!のページに詳しく紹介していますので、ご覧になってくださいね。
- 単語力を楽しく強化 -
まずは単語が読めるように!
英語が苦手になってしまう子の共通点として「英単語が読めない」ということが挙げられます。読めないものは書けませんし覚えることも困難です。
「単語は何度も書いて覚えなさい!」
このように言われてきた子も多いと思いますが、読めない英単語をいくら書いたところで覚えられませんよね。
私たち家庭教師の指導では、読みにくい単語にはフリガナをふってあげたり、一緒に発音して何度も音読を繰り返しながら、まずは単語を読めるようにすることから始めています。
英単語の音読(声に出して発音)って、お子さん1人ではなかなか上手くできません。
私たち家庭教師が一緒に楽しく盛り上げながら、英単語が正しく読めるようにお手伝いさせていただきます!
- 単語力を楽しく強化 -
単語の意味を覚えよう!
単語が読めるようになったら、次は日本語訳を覚えます。
いわゆる「和訳」ってやつです。
私たち家庭教師の指導では、お子さんが1人の時でも覚えられるように単語カードの使い方(作り方)を教えてあげたり、指導中には口頭でゲーム感覚で暗記を手伝ってあげたりしています。
単語の意味も「英語」→「日本語」の順に、声に出して覚えることが大切。
「weather」を「天気」と覚えるときは、
「ウェザー天気、ウェザー天気・・・」
って感じで、ブツブツ声に出して覚えます。
そもそも英語は「言葉」です。
理屈よりも感覚で覚えてしまいましょう!
- 単語力を楽しく強化 -
単語のスペル(つづり)を覚えよう!
いよいよ単語の最難関!「書けるように」です!
小学校で習う単語といっても、難しいスペルの単語がメチャクチャ多いです…。
例えば「コンビニエンスストア」って英語で書けますか?
正解は・・・
「convenience store」です。
また、「パフェ」って英語で書けますか?
正解は・・・
「parfait」です。
これらは小5で習う単語なのですよ!
日常で使っている英語でも、スペルを正確に覚えるのって難しいですよね。
単語のスペルは「書いて覚える」ことが必要なのですが、大切なのはその「書き方」です。ガムシャラにたくさん書かせるのではなく、強く印象に残せる方法で書くことが大事。
そこでジャニアスでは、
5つのステップで英単語のスペルを覚えてもらっています。
② メチャクチャ大きく書く
③ 筆圧を少し強めに書く
④ サインペンで書く
⑤ 声に出しながら書く
このように暗記の工夫を交えながら書き取りの練習をすることで、たくさん書くよりも効率よく覚えられますよ。
また、単語テストも定期的に行い、お子さんの成長も目で見て確認できるようにしています。
成果が見えることで、勉強がどんどん面白くなっていきます。小学生のうちから絶対に英語をキライにさせないことが大切なのです!
算数は「積み重ねの教科」であることは言うまでもありません。
中でも5年生・6年生で習う算数は、中学の数学に直結するものばかり。
例えば、5年生で習う「公倍数」や「分数の通分・約分」、6年生で習う「分数のかけ算・わり算」が理解できていないと、中学に入ってからの分数を含む計算に全く歯が立たなくなってしまいます。
また、5年生で習う「面積の求め方や角柱・円柱」、6年生で習う「円の面積や立体の体積」がわかっていないと、中学に入ってからの図形の問題がかなり苦しくなってしまいます。
このように、小学校高学年の算数は中学数学の土台になっていることが多いので、とくにここで挙げた「分数」や「図形」に関しては、小学校のうちに確実に理解をしておく必要があるのです。
ちょっと例外も・・・
実は、小学校では習うけど中学ではほとんど出てこない内容もあります。例えば量の単位の「デシリットル」。2年生で初めて出てきて6年生まではよく出てきますが、中学からはすっかり姿を消します。また、4年生で習って6年生まではよく使う「帯分数」。こいつも中学からはほぼ出てきませんし、同時に習った「仮分数」や「真分数」も言葉自体はほとんど聞くことはなくなります。
もちろん、これはほんの一部の例外です。
小学校の算数のほとんどが中学数学の土台となりますので、今この時点、5・6年生のうちに、しっかりマスターしておきましょう!
私たち家庭教師が高学年のお子さんに算数を教える際に気をつけていることは、単純な暗記をさせないことです。
もちろん、暗記をすることは勉強においては大事なことですが、算数のようにいくらでも応用問題に発展させられる教科においては、理解した上で覚えるということが大切。
つまり、
アウトプットができるようになるまで理解をさせるということです。
インプットである「単純な暗記」だけでは、とくに小学校高学年の算数は点数に結びつかなくなりますし、中学に上がり「数学」になると全く歯が立たなくなってしまうからです。
そこで私たちジャニアスでは「本当の意味で理解ができているか」を確認するために、次のようにアウトプットをさせながら指導をしています。
- 教えたことを生徒に説明させる
- 生徒本人に問題を作ってもらう
- 間違えた原因と理由を説明させる
「説明させる」「問題を作らせる」というのは、単純な暗記だけではまず不可能で、本当の理解が伴ってこそできること。
例えば立体図形の体積や表面積の求め方には「公式」がありますが、ただそれを暗記するだけではなく、公式の意味を理解した上で覚えることが大切。
ジャニアスでは「どうしてそうなるのか」の理由や意味をしっかりと理解させた上でアウトプットさせる指導法を積極的に行っているのです。
小学校高学年で学習する内容は難易度も一気に上がりますし、とくに算数は中学数学の土台となるのは先ほどお話しさせていただいた通り。この時期の学習範囲はメチャクチャ重要であることは言うまでもありません。
しかしもう一つ重要なことが…。
この時期のお子さんに多いのが「実はわかっていなかった」という、
基本の取りこぼしが発覚することです。
実はまだ…
「指を使って計算していた」
実はまだ…
「かけ算九九があやふやだった」
実はまだ…
「知らない都道府県がある」
実はまだ…
「繰り上がりの筆算ができない」
実はまだ…
「書けない漢字がたくさんある」
実はまだ…
「分数の通分がわかっていない」
このような、
「え!それまだわかってなかったの!?」
が発覚しやすいのも小学校高学年の時期なのです。
小学校の「実はわかっていない」は、絶対に中学に持ち込まないでください。今一度、これまでの教科書を一通り見直しして、小学校の範囲は小学校のうちに身につけるようにしましょう!
「算数がわからなくなっている…」
「勉強がキライでやりたくない…」
「もう!何から手をつければいいの?」
このようなお子さんのほとんどは、実は相当前の時点から「取りこぼし」が大量にあることが多く、早めの「戻り学習」が必要です。
しかし、具体的にどこの部分からつまずいているかは、お子さん自身で発見することは困難ですし、すべての学習をイチからやり直すなんて到底できるものではありません。
ムリなく効率的に「戻り学習」を行うには、周囲のサポートとお子さんに合った勉強法が欠かせません。
私たち家庭教師は完全マンツーマン指導。
例えば計算しているときのペン先のスピードや、解説しているときのお子さんの表情など、ほんの些細な変化でも「実はわかっていない」を簡単に発見することができます。
指導中にお子さんが「実はわかっていない」を発見したときには、その学年のその単元まで戻って、苦手な根本原因を徹底駆除しています。
例えば「分数の通分が苦手…」という子で、実は「かけ算九九があいまいだった」というケース。
かけ算九九があやふやなままだと、分数の通分どころか「わり算」「約分」「文章問題」「図形の面積・体積」など、計算に関わるほぼすべての問題が危険に…。さらに、このまま中学に上がってしまうと「数学」が壊滅的な状況になってしまうのは言うまでもありません。
そのような取りこぼしを見つけたら、一旦かけ算九九の口頭テストや宿題などで確実に暗記をさせます。
集団授業の学習塾では、お子さん1人ひとりに合わせながらここまで細かく戻り学習をすることは不可能です。
家庭教師のジャニアスは、完全マンツーマン指導によって目の前の生徒さんだけに注視することができるので、お子さんの「実はわかっていない」を見逃しません!
お子さんに合わせた効率の良い「戻り学習」によって、苦手の根本原因を徹底駆除していくのも、会員の方に喜ばれている「ジャニアス流・勉強法」のひとつです!
最後までお読みいただきありがとうございます!家庭教師のジャニアス代表の神田と申します。
私たちは千葉県専門の家庭教師として25年間活動させていただいてきましたが、ここ近年では小学校高学年のご家庭の方からのお問い合わせが急増しています。
小学校の6年間はどの学年でも大事な時期ですが、特に5年生・6年生は勉強面だけではなく精神的にも成長していく時期。
この高学年の時期にどれだけ成長できるかが、中学校に入学してからの学校生活や勉強面にも大きな影響がでてきます。
部活動や定期テスト、学校行事など、さまざまなイベントで大忙しの中学校生活。勉強のやり方を掴み、学習習慣をつけるなら小学生のうちからが断然ラクです!
「中学最初のテストがズタボロだった…」
「いつも提出物に追われて大変…」
「もっと早く習慣をつけておけば…」
そんな後悔をしないためにも、今すぐ!私たち家庭教師ジャニアスの
「小学校高学年向け勉強法」を一度試してみてはいかがでしょうか?
今なら!勉強の面白さが実感できる「無料の体験授業」でやり方から丁寧に教えていますので、ぜひこの機会を最大限に活かして、お子さんのやる気アップのキッカケをつかんでほしいと思っています。
もちろん、体験授業を受けたからといって、ご入会への無理な勧誘は一歳ありませんのでご安心ください。
体験授業でお会いできることをスタッフ一同、楽しみにしています。
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