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大学入試への道!自分に有利な入試法で志望校合格への最短距離を狙え!

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大学合格を目指す高校生の皆さんへ。

ちょっと前の考え方はもう古い!?
多様化した大学入試のしくみを知っておこう!

近年で大きく変わった大学入試システム。
2021年度から「センター試験」が「大学入学共通テスト」と名称が変わったのは記憶に新しいと思います。

また、AO入試が「総合型選抜」、推薦入試が「学校推薦型選抜」、一般入試が「一般選抜」と名称が変わり、その内容も少しずつ変わっています。

大学入試のしくみを知り、自分にピッタリ合った入試方法を見つけ、できるだけ早いうちに合格への対策を施すことこそが志望校合格への近道です!

このページでは、総合型選抜・学校推薦型選抜・一般選抜のそれぞれのしくみを、できだけわかりやすく説明させていただきます。

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大学入試のしくみを徹底解説!多種多様な入試制度を知っておこう!

大学入試の選抜形式を大きく分けると、
総合型選抜学校推薦型選抜一般選抜の3つに分けられます。
他にも特別選抜(社会人選抜や帰国子女選抜など)もあります。

令和3年度の入学者の割合を見ますと、国公立大学では一般選抜が一番多く、私立大学では学校推薦型と一般選抜が同じくらい、総合型選抜も年々増加傾向となっています。

令和3年度大学入試の入学者(選抜形式)割合

参照:文部科学省-令和3年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況

ここからは、総合型選抜・学校推薦型選抜・一般選抜の”特徴””オススメ度”を詳しく見ていきましょう!

\ 多種多様な大学入試制度 /
総合型選抜について

高校の推薦書が不要な自己推薦。
国公立大学で約5%、私立大学で約15%が、総合型選抜で入学しています。
その割合は年々増加傾向となっています。
※令和3年度入学者

2020年度までは「AO入試」と呼ばれていましたが、2021年度から「総合型選抜」と名称が変わりました。

総合型選抜をざっくり解説

総合型選抜は、高校からの推薦書は必要のない「自己推薦」の入試区分。
大学・学部が求める生徒像(アドミッション・ポリシー)に合致した人物を選抜する受験方式で、学校推薦型選抜のように、評定平均の推薦基準や学校内選考などはありません。
※一部の大学では例外あり

学力試験で判定される「一般選抜」や、高校での頑張りを評価される「学校推薦型選抜」に対し、総合型選抜は、その大学・学部への強い入学意欲、入学後の目的意識の高さ、具体的なビジョンの明確さなど、人物評価が中心の判定方法となります。

選抜方法は大学によってさまざま。
面接や小論文、プレゼンテーションや口頭試問などが多いですが、最低限の学力を測るために、個別試験や共通テストを課すケースや、各種検定の級やスコアを出願条件としている大学もあります。

また、志願理由書などのエントリーシートを提出し、出願前に面接を行う大学や、オープンキャンパスへの参加が出願条件としている大学もあります。

志願校への強い入学意欲を持つことが基本であることから専願(第一志望)がほとんどですが、大学によっては併願が可能なケースもあります。

受験スケジュールは?

出願の解禁は9月からですが、早ければ6月頃にエントリーシートを提出させて、出願前から面接を行う大学も多いので、もっとも動き出しが早いのが総合型選抜です。

合格発表は11月頃が多いですが、総合型選抜を複数回実施する大学や、2月や3月まで入試を行う大学もあるので、選考が長期戦となるケースも。

早めの時期から大学の募集要領をチェックして、スケジュールを確認しておきましょう。

事前の調査とアピール力が大事!

総合型選抜は「自己アピール入試」とも言えます。

本番の試験重視の一般選抜や、高校の推薦が必要な学校推薦型選抜とは異なる能力が必要なのが総合型選抜。その大学で学びたいことを具体化し、その大学だからこそ発揮できる自分の強みや個性を存分にアピールできる能力が問われるのです。

もちろん、受験生と大学との相思相愛が不可欠な入試システムであることから、本当に自分に合った大学・学部・学科を選ぶことが大事。

そのためには、遅くとも高校2年生の終わり頃までには、大学の資料を取り寄せたり、オープンキャンパスに参加したりするなどして、より多くの情報を集めておくことが重要。大学や学部・学科ごとで異なるアドミッション・ポリシーをよく読み、その大学が必要としている人物像を理解しておきましょう。

「総合型選抜」は…こんな人にオススメ!

  • 大学入学後のビジョンが明確にある
  • その大学・学部への志望動機が明確
  • 自己アピールが得意
  • 志望校が総合型選抜を実施している

\ 多種多様な大学入試制度 /
学校推薦型選抜について

高校の推薦書が必要な推薦入試
国公立大学で約15%、私立大学で約44%が、学校推薦型選抜で入学しています。
※令和3年度入学者

2020年度までは「推薦入試」と呼ばれていましたが、2021年度から「学校推薦型選抜」と名称が変わりました。

学校推薦型選抜をざっくり解説

学校推薦型選抜には、どの高校からも出願できる「公募推薦」と、大学に指定された高校の生徒だけが対象の「指定校推薦」があり、どちらも高校からの推薦書が必要です。

高校からの推薦書を得るためには、高校3年間の評定平均や、スポーツ・課外活動などの大学が定める基準をクリアしなければなりません。

まさに、高校3年間の頑張りや実績をもとに評価されるのが学校推薦型選抜というわけです。

学校推薦型選抜では、多くの大学が専願制を採用しており、他校との併願ができない場合がほとんど。
専願は合格したら必ず入学しなければならない受験区分ですので、一般選抜のように複数校を同時に出願することはできません。もしも不合格だった場合は、一般選抜で再度チャレンジするという流れとなります。

また、筆記試験の結果で判定される一般選抜とは異なり、学校推薦型選抜は、書類審査・面接・小論文・プレゼンテーションなどが中心。中には、共通テストや個別試験を課し、その結果を選考に活用する大学もあります。

書類審査には、調査書や推薦書のほかに、志願理由書・自己推薦書・エントリーシートなどもあるので、早めの準備が必要です。

受験スケジュールは?

学校推薦型選抜は、10月~11月ころが出願・選考のピークとなります。
合格発表は12月ころが多いので、年内には進学できる大学が決まるケースがほとんど。出願から合格発表までが1カ月程度です。

一般選抜よりも早く合格が決まるというわけですね。
※共通テストを課す大学では、合格発表は共通テストの後となります。

国立大学・私立大学ともに、出願期間や選考日は大学や学部によって異なるので、大学のホームページなどで募集要領をチェックしてスケジュールを確認しておきましょう。

公募推薦(公募制)について

公募推薦とは、各大学が定める出願条件を満たした学校長推薦。
大学からの高校の指定はありませんので、推薦基準さえ満たしていれば全国どの高校からも出願することができます。また、既卒生(浪人生)の出願も可能としている大学もあります。

公募推薦の多くは専願(第一志望)ですが、併願可能な大学もあります。

公募推薦には、公募制一般選抜公募制特別選抜があります。

<公募制一般選抜>

高校3年間の評定平均(成績基準)など大学が定める出願条件を満たし、高校の校長から推薦を得ます。私立だけではなく国公立大学でも実施されていますが、人気校では倍率が高くなり合格率は低くなります。

<公募制特別選抜>

スポーツや文化活動の実績、取得資格や課外活動などを出願条件とする選抜方法。公募制一般選抜のような評定平均(高校の成績)の基準がないケースが多く、専門学校や総合学科の高校出身者の定員枠を設けている大学もあります。

指定校推薦(指定校制)について

指定校推薦とは、大学が指定した高校の生徒だけを対象とした学校長推薦。
主に私立大学で実施されており、現役生で専願に限られています。

推薦枠は「〇〇大学には3人まで」などと少人数のため、希望者が推薦枠の人数を超えた場合には校内選考に通る必要があります

人気の大学・学部の指定校推薦を獲得するには、学年トップレベルの学業成績や優秀な生活態度、その他の実績など、狭き門を突破しなければなりません。

推薦枠を得るのが難しい指定校推薦ですが、推薦枠さえ獲得すれば最も合格の可能性が高い受験区分となります。

「学校推薦型選抜」は…こんな人にオススメ!

  • 第一志望校に定員枠がある
  • 学年で上位の成績を取っている
  • 学校生活における態度も優秀
  • スポーツなどで優秀な実績がある
  • 優れた資格・検定などを取得している

\ 多種多様な大学入試制度 /
一般選抜について

本番勝負の『一般選抜』
国公立大学で約79%、私立大学で約42%が、一般選抜で入学しています。
※令和3年度入学者

2020年度までは「一般入試」と呼ばれていましたが、2021年度から「一般選抜」と名称が変わりました。

一般選抜をざっくり解説

一般選抜は、筆記試験で合否が決まる「本番勝負」の入試形式。
入試科目や配点などは年々多様化し、私立大学では一般的な3教科型に加えて、1教科型や2教科型、大学入学共通テスト(以下:共通テスト)利用などさまざまです。

私立大学では、共通テスト利用(大学・学部が指定した共通テストの科目の得点のみで判定)や、共通テスト併用型(共通テスト+大学個別試験の合計で判定)など、共通テストを利用した入試形態を採用する大学が増えています。

国立大学では、共通テストを一次試験、大学ごとに実施される個別試験を二次試験(前期日程・後期日程あり)として実施され、一次試験と二次試験の合計点で合否が決まるのが一般的ですが、一次試験(共通テスト)で合格ラインに満たなかった場合には、この時点で不合格(足きり)となり、その大学の二次試験は受験できないという「2段階選抜」を行う大学もあります。

私立大学は何校でも受験可能

一般選抜は、学校推薦型選抜や総合型選抜のような、いわゆる「推薦」ではありませんので、受験日さえ重ならなければ何校でも受験することが可能です。

私立大学で共通テスト利用(共通テストの得点のみで判定)を採用している大学や学部なら、大学別の個別試験を受ける必要がないので、何校でも同時に出願することができます。

国立大学は、私立大学のように複数校を同時に志願することはできません。
国立大学の2次試験には「前期日程」と「後期日程」があり、例えば前期日程で不合格の場合、後期日程で別の国立大学を受験することはできます。
※近年では後期を行わない大学が増えています。

受験スケジュールは?

共通テスト1月中旬に2日間連続で実施。
出願期間はかなり早めで、2023年度は、2022年9月26日~10月6日です。
※試験日は、2023年1月14日・15日

個別試験は、多くが2月~3月に行われます。
国立大学・私立大学ともに、個別試験の日程は大学や学部によって異なるので、大学のホームページなどで募集要領をチェックしてスケジュールを確認しておきましょう。

2025年度から共通テストが変わる?
ジャニ丸

大学入学共通テストは、2025年度から現在の6教科30科目の中から21科目に再編されるといった変更が発表されています。

廃止される科目や新しく追加される科目もありますので、2022年度に高校1年生の皆さんは、大学入試のときには大きな変革時に差し掛かるということを認識しておいてください。

「一般選抜」は…こんな人にオススメ!

  • とにかく学力で勝負したい
  • 有名難関大学の合格を目指している
  • 志望校に学校推薦や総合型選抜がない
  • 高校の評定が悪く推薦がもらえない
  • 複数の大学・学部を受験したい
いかがでしたか?

がんばれ!高校生! このページでは、現役高校生の皆さんに向けて、大学入試のしくみを説明させていただきました。

複雑そうに見える入試のしくみですが、志望校合格への作戦はいたってシンプルです。

まず、行きたい大学・学部を調べてください。
次に、そこの受験システムを調べてください。
そうすれば、何をどのように頑張ればいいかが、明確にわかります。

大学入試の勉強法は、
自分の得意を伸ばす勉強法です。

数学が苦手だから・・・
理系クラスに入って数学を伸ばしたい!

社会の暗記が嫌いだから・・・
文系クラスで社会を得意にしたい!

という考え方はやめましょう。

英語が得意だから、
もっと伸ばせる大学・学部に入りたい!

将来は〇〇になりたいから、
〇〇に特化した大学・学部に入りたい!

このような発想を持ってください。

自分の得意なこと。
自分の好きなこと。
将来やりたいこと。

このことを中心に考えながら、合格を勝ち取るためには何が必要かを明確にすることこそが、大学合格への近道です。

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