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高校の定期テストで「赤点」を取ったら…ヤバイ!?
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高校生の定期テストで
赤点を取ったらヤバイ!?

高校生のお子さんをお持ちの親御さんから、
「赤点を何とかしてほしい!」
というお問い合わせを数多くいただきます。

高校生にとって「赤点を取ってしまう」ということは、大学進学はもちろん、進級にも関わることなので、焦るお気持ちは本当によくわかります。

しかしまずは落ち着いて、赤点に対してどのような対策ができるのかを考えていきましょう。

このページでは・・・

  • そもそも「赤点」とは何か?
  • 赤点と留年の関係
  • 留年したらどうなる?
  • 赤点は連鎖する?
  • 赤点回避の5つのステップ

というテーマでお話させていただきます。

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そもそも「赤点」とは何か?

テスト勉強をしている高校生

定期テストで学校が定めている基準に満たない点数を「赤点」と言います。実力テストや模擬テストなど、学校の評定に関係のないテストには赤点はありません。

成績表に赤く表示されることから「赤点」と呼ばれていますが、落第(留年)に関係することから「落第点」とも言われています。

また、赤点よりもさらに悪い点数を「青点」と呼ぶところもあり、学校によって結構バリエーションがあります。

ちなみに、義務教育の小学校や中学校では、落第(留年)がないので、どんなにテストの点数が悪くても、赤点という表現はしません。

何点以下だと赤点になるの?

赤点の基準は高校や科によってもさまざま。
40点以下30点以下を赤点にする学校もあれば、平均点の半分以下を赤点とする学校もあります。

テストの作り方が高校や科によって異なりますので、それによって赤点の基準も変わってくるということですね。

ヤバイと感じている高校生は、学校の先生に赤点の基準を早いうちに確認しておきましょう。

赤点と留年の関係

「赤点を取ると留年してしまう…」
と思う人も多いと思います。

留年は正式には「原級留置(げんきゅうりゅうち)」と言います。
原級留置だとあまりにも名前が怖いので、「留年」とか「落第」と、少しマイルドな言い方が主流なのかもしれません。

まずは「留年」というのはどういった場合なのかを把握しておきましょう。

一般的には次のような場合に留年が決まります。

生徒自身に責任がある
1. 成績の不良
2. 出席日数の不足
3. その他(重大な校則違反など)

生徒自身に責任がない
4. 病気やケガで長期の欠席
5. 海外留学などで休学
6. その他

赤点が関係するのは、「1. 成績の不良」です。
定期テストで赤点を取ってしまうと、進級に必要な単位(※)が足りなくなってしまい、留年の危機に陥ってしまうという流れです。

※単位とは

進級や卒業に必要な勉強量の値と考えてください。
必要な出席日数と定期テストの点数(成績)で基準を超えることで、その教科の単位を取得することができます。

また、ここでは「学年制」の学校の話をしていますが、「単位制」の学校の場合は、そもそも留年という概念はありません。卒業までに必要な単位を取得していれば卒業ができますし、取得単位が足りなければ卒業ができないということです。

どれくらい成績が悪いと留年になるのかは、これまた高校によって違います。
「年間で赤点が3個あると留年」という高校もありますし、「1回でも赤点を取ると留年」という厳しい学校もあるようです。

しかし、赤点を取ったら即留年!というわけではありません。
追試や補習、提出物などで留年を回避することができたり、部活動の成績によって進級することができたりと、いろいろと救済措置を用意してくれている高校がほとんど。

赤点を取ってしまってもあきらめないで、学校の先生に相談して、どうすれば良いのかを聞いておくことが大切です。

留年したらどうなる?

落ち込んでいる高校生

留年してしまった場合、一つ下の学年の生徒と一緒になって、もう一度同じ学年の授業を受けなければなりません。
同じ学年を2回やるということです。

「高校生活が増えてラッキー!」
…なんて思う人はほとんどいません。

同じクラスだった仲の良い友達とも離れ、
休み時間も年下の同級生たちと一緒…。

これ…、精神的にかなりキツイです…。
年下の同級生から白い目で見られたり、逆に変な感じで気を遣われたり。

多感な時期である高校生にとって、留年は恥ずかしいことであり、メンタル的にも耐えられなくなる生徒が多いです。その証拠に、留年が決まると、そのまま高校を辞めてしまう生徒がたくさんいます。

やはり「留年」は何としても避けたいですね。

赤点は連鎖する?

とても恐ろしいことですが…
赤点は連鎖します。

まず、赤点を取ったことのない生徒は、赤点の取り方がわかりません。怖くて取れないのです。赤点だけは取らないように最低限の勉強をこなしています。

ただ、一度赤点を取ってしまうと、一つ「壁」を超えてしまうのです。
この壁は、赤点を取る人と取らない人との間にそびえる高い壁。しかもこの壁は、戻る時にはさらに高くなってしまいます。

テストで赤点が返ってきたら、最初は「やばい!」と思うのですが、所詮は終わってしまったテスト。のど元過ぎればなんとやら…で、
「赤点だけは取りたくない」という恐怖心を忘れてしまうのです。

そして…
赤点に対する恐怖の感覚が麻痺してしまい、大抵が次のテストでは、赤点の数が増えてしまうのです。

一度赤点を取った人が、次のテストで赤点をなくすことは難しいこと。
赤点の壁を越えてしまわないように、決して油断せず、最低限の勉強量は落とさないように心がけてください。

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赤点回避の5つのステップ

赤点の連鎖を断ち切るためには、定期テストで基準以上の点数を取るための効率的な勉強方法に変えていく必要があります。

ここでは、5つのステップに分けて、赤点回避の方法を具体的にお話していきます。

①学校の授業を集中して聞く

定期テストは合格点を目指す入試テストとは違って、授業で教わった内容が理解できているかを確認するためのテストです。

問題を作るのは先生ですし、出題の内容は授業中に先生が教えたことです。

つまり、授業の内容=テストに出るということ。

また「ここはテストに出るぞ~」なんて発言は超お宝!
教科書やノートに目立つようにマーカーを引くなどして、絶対に聞き逃さないようにしましょう!

授業中に先生が説明している内容は、そのままテストに出るということを強く意識しながら授業を聞くようにしてください。

赤点を取ってしまう生徒の多くが、
授業をおろそかにしている生徒。

まずは、学校の授業を集中して聞くことこそが、赤点脱出のための何よりも大切な第一歩です。

②予習・復習をする

難易度も高く進度の早い高校の授業。
いくら授業を集中して聞いても、その場で確実に理解をしたり、暗記をしたりすることは難しいですよね。

テスト勉強をしている高校生

先へ先へと進んでいく学校の授業を効率よく理解していくためには、家に帰ってからの予習・復習が必要です。

■ 予習はどうやる…?

明日の授業でやる教科書のページを読んでおきましょう。例えば、今日の授業で52ページまで習ったとしたら、明日の授業では53ページからやりますよね。予習で教科書の53ページから2~3ページ分、読んでおいてください。

ここでは習っていないところを読むわけなので、わからなくても大丈夫。
予習の段階では「明日はこんなことをやるんだな…」ということを認識しておくことだけでも十分です。

■ 復習はどうやる…?

授業で板書したノートを見直してください。
教科書やワークの問題を解いてみてください。

今日の授業で習ったことが、ちゃんと理解ができているかを、復習で確認していきましょう

復習で大切なことは、その日のうちにやること
少しでも覚えているうちに復習することで、どんどん定着していきますよ。

③新しい問題集に手を出さない

赤点を恐れるがために、定期テスト対策用の参考書や問題集を買ってしまう高校生もたくさんいます。

大量の問題集に苦戦する高校生

気持ちはわかりますが…、
定期テストの対策用に、新しい参考書や問題集などは買わないことをオススメします。

赤点対策で必要なことは、
あれもこれもと手を出さないこと。

とにかく一点集中で定期テストの点数を上げることが大事です。

・授業中に書いたノート
・授業で使っている教科書やワーク
・先生が作ったプリント

これだけに集中して、テストに出るに絞ったテスト対策をしてください。
新しい問題集に手を出すのは、赤点を確実に克服したあとで十分です。

④テスト勉強は幅広くやらない

取れるところを確実に取る!
これこそが、赤点対策の極意です。

普段から80点や90点などの高得点が取れている高校生なら、テスト範囲のすべてを網羅(もうら)する勉強法がいいでしょう。

ですが、赤点を取ってしまうような状況で、テスト範囲のすべてを幅広く勉強しようとすると、かえって点数が取れなくなるなんてこともよくあります。

テスト勉強は幅広くやらないで、点数が取れそうなところだけに絞って、どん欲に赤点脱出を目指してください。

⑤テスト問題に優先順位をつける

難しい問題に時間をかけすぎてしまって、簡単な問題を逃してしまった…
なんて経験はありませんか?

とくに真面目な生徒ほど、解けない問題を前にフリーズしてしまい、空欄をたくさん残したまま試験時間を終えてしまうなんてことがよくあります。

赤点を回避するためには、
解答用紙を埋めていく優先順位を意識することも重要です。

「この問題は絶対にムリ…」
「この問題は時間がかかるかも…」

こんな問題は、飛ばして後回しにしてください。

問題用紙が配られて試験が始まったら、すぐに問題を解き始めるのではなく、落ち着いて問題用紙全体を見渡してください。30秒もあれば見渡せます。

限られた時間の中で、効率よく確実に点数に結び付けていくには、解いていく問題に優先順位をつけることが大切。

これまでの努力が、1時間足らずの試験時間で台無しになってしまわないように、テスト中は問題を解く優先順位を決めながら、効率よく解答用紙を埋めていきましょう。

いかがでしたか?

ここでは、高校生にとっての『赤点』についてお話させていただきました。

赤点を取ってしまうことは、留年、そして退学と、人生においても大きなマイナスポイントの起点となってしまうことにもなりかねません。

定期テストで赤点を取ってしまった高校生は、絶対に放っておかないで、今すぐ対策をしてください。

ここで紹介させていただいた「赤点回避の5つのステップ」は、今すぐ実践してみてください。

「気づいたら赤点だらけ…」
「このままだと留年だと言われた…」

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