代表・神田のこれまで（生い立ち）

山口県光市という瀬戸内海の温暖な田舎町で育ち、勉強大嫌い！野球大好き！の充実ライフをエンジョイしていた小６の冬休み。
あまりの成績の悪さに業を煮やした母親が、同じ社宅の山下くん（高校２年生）に頼み込み、生徒としての家庭教師生活がスタート…。学校から帰ると自分の家を通り過ぎ、上の階の山下家へ直行する日々…。憂鬱な気持ちや、本当に勉強が苦手だったので馬鹿にされるんじゃないか、ビクビクしていました。

ところが、山下くんは本当に誉め上手で、できない僕でも根気強く指導してくれました。やっぱり誉められると嬉しいもので、山下くんが言ってくれる“天才”という言葉がたまらなく好きになりました。
ちょっと頑張れば出来そうな問題を作ってくれて、それを解くたびに誉めてくれて、誉められたいからまた頑張って…そのうち、 「勉強が楽しい」なんて言い出したんです！！
苦手だった算数の通分ができるようになった頃には成績は見違えるように上がっていました。小6と中1では成績はまるで別人！今思えば、あの時の母の思いつきにはとても感謝です！
山下くんのおかげで自信が持てたおかげで、中学1年生ではとても良いスタートが切れました！
最初の中間テストで450点！部活の先輩に｢かんだ、お前、頭ええんじゃのう！｣と誉められ“エッヘン”(^^)

ところが中学２年生になると、頼みの山下くんは大学生になり九州へ。僕は反抗期もあり、再びエンジョイライフへ突入です（笑）。

成績はみるみる急降下…。
450点あった点数が、中２の夏には280点まで落ちました。
なんとかしようとしていた母も、さすがにここでギブアップ…。

このままではもうダメなんじゃないか…と思っていた中３の夏休み、突然、志望校が決まりました。というのも、地元の光高校に県内でも有名な野球監督が来ることになったんです！

相変わらずの“野球大好き”だった僕は、「これは自分も光高校に入るしかない」と突然気合いが入りました。
目標は決まった！光高校は500点中400点で合格です！

そしてこの夏、帰省中の山下くんは大学２年生の夏休みを僕にくれました。“ザ・特訓”相変わらずの誉め言葉と愛のムチで基礎からみっちり教えてくれました。

山下くんの熱血指導のおかげで、見事、光高校に合格！
何もわからなかった小学６年生から考えると、本当に夢のようです！母親もこれほど喜んだことはありません。
後輩になった僕に「よう頑張ったのう、こっちも教えた甲斐があったっちゃ！」
山下くんの期待に応えられたのが嬉しかったです！

慌ただしい高校３年間で学力はしっかり低下…。大学受験は見事に全滅。
「山下くん、ごめんなさい…（涙）」

大学には行きたかった（正確には東京に行きたかった…）ので、親に頼み込んで広島の河合塾という予備校に入れてもらいました。（寮生活）
この１年は悔いのないように勉強しようと、１日１２時間、猛勉強しました。恐ろしく集中して勉強した１年後、人間やればできるもので、東京理科大学合格＋東京上京成功です！
小６まで分数の通分も出来なかった僕が、大学生になれました。

さあ、憧れの東京で大学生活のスタートです。
働かざる者食うべからず「さあ、バイトだ！」と、引っ越し、警備員、土方の順番で経験しました。充実しているしお金もいい…。

だけど､何かが違う！！！
“僕は何がやりたいんだろう…、山下くんのおかげで、せっかく憧れの大学生になれたのに…”
モンモンとした日々は続きましたが、しばらくして答えがようやく出ました。そうか、山下くんみたいに家庭教師をしてみたいんだ！

その後の僕は、数十人の生徒さんを受け持つ家庭教師になりました。
勉強が大ッ嫌いな子、自分には出来ないと思い込んでいる子など、みんな自信のない子ばかりでしたが、僕も山下くんにしてもらったように、誉めてあげて、認めてあげて、やり方を教えたら、みんな自信をつけて成績を上げてくれました。

「先生、出来たよ！」「80点取れた！」「順位がこんなに上がったよ！」生徒たちの喜んでくれる顔を見るのがすごく嬉しくて…（涙）
こんなに「感謝してもらえる仕事」って素晴らしいと心から思います。

僕は現在、これまでの経験を生かして、家庭教師のメンバーをバックアップする側にまわっています。
研修、アドバイス、プラン作成…、第二の家庭教師生活のスタートです。メンバーみんなが充実した指導が出来るように、頑張っています！！

そうして月日はあっという間に過ぎていき、「家庭教師のジャニアス」を立ち上げて、あれからもう25年が経ちました。
初めは数人で始めたグループでしたが、ご紹介などで生徒さん、先生も増え、今では登録者数12,000人以上のグループになってきています。

「自分から机に向かうようになりました」
「うちの子、自信が出てきたみたい」
「先生のお陰で、成績が上がりました！」

これからも生徒さん、保護者様にこのような嬉しいお言葉を頂けるように、スタッフ一同、頑張り続けます！

ジャニアス代表　神田 真吾