不登校の壁を取り除こう!千葉市の教育支援センター「ライトポート」を徹底解説。

教室 不登校

こんにちは!
家庭教師のジャニアスの藤原です!

今回は、千葉市の教育支援センター「ライトポート」について解説していきます。

「ライトポート」と聞いて、なんのことかわからないという方も多いかもしれません。
実は私、藤原もその一人だったんです。

不登校や、学校のことで悩んでるお子さんとその親御さんには、絶対に知っておいてほしい「ライトポート」のことについて、以下の流れでお話しします。

Youtubeにも今回の内容を公開していますので、ぜひご覧くださいね!

ライトポートってなんですか?

ライトポートは、千葉市で不登校の小中学生のお子さんを対象とした教育支援センターです。ここでは、一人ひとりの状況に合わせた教育を提供しており、子供たちが自分のペースで学べる環境が整っています。

勉強だけではなく、スポーツや創作・体験活動を通して、学習のつまづきを補い、集団生活に溶け込めるようにし、学校生活への復帰や社会的自立を支援します。

以前までは「適応指導教室」と呼ばれていましたが、令和3年4月から、千葉市教育支援センター「ライトポート」というのが正式な名称になりました。

ただ、どの呼び方でも馴染みがない…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
なぜなら、千葉市の不登校のお子さんやその親御さん以外は、なかなかライトポートに触れる機会がないからです

この名前の問題って、私、藤原個人的には、非常に難しいなーと思っていまして、学校が苦手になってしまったお子さんに対して、「適応指導教室に行きましょうねー」だと、警戒感を与えてしまう可能性が高いなと思いますし、「教育支援センター」でも、教育という文字が入っていることで、少し硬さはありますよね。

「ライトポート」は言葉の雰囲気が確かに軽くなっていていいのですが、ライトポートだけだと、なんのことかよくわからない…ってことで、教育支援センター「ライトポート」というのは、現状ベストな名前のように思えます。

そして、不登校や学校のことで悩んでいるお子さんとその親御さんは、教育支援センターという存在があるということを、ぜひ知っておいて下さい。学校生活を続けていけるか不安を感じた時の選択肢の一つになりますし、後ほどもお話ししていきますが、教育支援センターでの生活を通して、学校生活に復帰したお子さんもいらっしゃるからです。

その教育支援センターの千葉市バージョンがライトポートということですね。

ライトポートってどこにある?

ライトポートは、千葉市の各区の指定された小学校内に設置されています。

  • 花見川区…朝日ヶ丘小学校内
  • 美浜区…真砂西小学校内
  • 中央区…大森小学校内
  • 若葉区…若松台小学校内
  • 緑区…土気小学校内
  • 稲毛区…千草台東小学校内

全て、小学校内に設置されてはいますが、令和5年度からはライトポートに通う小学生と中学生は、別々の教室に通う形になっていますので「学年が離れた子と通うのが不安…」と感じているお子さんも安心して下さいね。

通常の小中学校とライトポートの違い

「とはいえ、学校に通うのと同じでしょ…?」
と感じているお子さんも多いかもしれません。

わかります。体験授業で回っていても、そういったお声を確かにたくさんいただきます。

これは、結論を先に言うと全く違うんです!
特に、学習面は大きく変わってきます。

短い勉強時間!

まず、勉強する時間です。
通常の小中学校では、一限が45分、中学校では45分〜50分。これを4~6限分毎日というのが、実際にお子さんたちが授業に取り組んでいる時間です。

さらに、中学校の標準授業時数を取り上げれば、例えば中1の一年間で、5教科の勉強だけでも「630」という時数の授業を受けなければいけません。

これは時間に換算すると、
50分×630=31,500分
単位を時間にして、525時間もの授業を受けていることになるのです。

対してライトポートは1日1時間程度。
授業日数は小・中学校共に、9割方の学校で200日くらいになるというデータも出ているので、同じ日数ライトポートに通ったとしても、200時間程度に勉強時間がおさまるのです。

この、勉強時間のハードルの差が、通常級とライトポートの最大の差とも言えるでしょう。

自分のペースで勉強できる!

また、ライトポートでは「授業」というものは行われません。学習タイムは、自分のペースに合わせた勉強をする、いわゆる「自習」の時間なのです。

もちろん担当の指導員の方がサポートをしてくれるので、一人で黙々と勉強をしなければいけないわけではありませんし、教科が決まっているわけでもないので、自分が取り組みやすい教科から勉強を進めていきましょう。

この自分で進められるという部分も、勉強に苦手意識を感じているお子さんにとって、大きくプラスになりますよね。

ライトポートに通うまでの流れ

では、このライトポートにはどのような流れで通うことになるのでしょうか?

学校に相談

まずは所属する学校に相談することからスタートしましょう。
ライトポートの見学や、入級面談の予約をします。

ライトポートを見学

この辺りまでがハードルが高いと思います。そもそも学校のような場所に行くのが嫌で不登校になったわけなので、行きたくない気持ちもすごくわかります。

見学さえしちゃえば、意外と肌に合う場所だった!ということが多いのがライトポートです。もしこのコラムを見て、行ってみようかな!と思ってくれた子がいたら幸いです!

入級面談→申し込み

保護者の方も一緒に面談です。
お子さんと相談した後、「通級したい」という気持ちになれたら、所属している学校へ申請書を提出します。

通級開始

ライトポートの優しい指導員の方が、お子さんを迎え入れてくれます。
2週間程度のお試しの通級を行なって、その後正式入級となります。

見学に行ってみて、肌に合わなければ無理に通う必要はもちろんありません。
家庭教師である私の経験で申し上げると、「うちは不登校なんです」というご家庭にお伺いすると、ライトポートには毎日通っていた。そんなお子さんともたくさん出会いました。

もちろん、その後元々所属していた小中学校に復帰される方も少なくありません。ライトポートは、学校生活に悩むお子さん達にとって、非常にポジティブな存在と言えます。

ライトポートと家庭教師の共通点

最後に、ライトポートと家庭教師の共通点とは?というお話をしておきます。

結論からお話しすると、ライトポートと家庭教師の共通点は、不登校のお子さんに勉強に対する自信をつけてあげられるということです。

ライトポートに通って通常級に復帰するお子さんも、家庭教師で勉強を続けて通常級に復帰するお子さんも、なぜ学校に復帰できるようになったか聞くと、「勉強が少しできるようになったから」と話してくれる子がとても多いです。

不登校になる原因はさまざま。
クラスメイトや先生との人間関係や起立性調節障害などによる体調不良、また、最近では「なんとなく行きたくなくなった」っていうお子さんもいらっしゃいます。

そんな中でも時間が経つにつれ、「学校に行きたい」「でも行けなくて苦しい」と感じ始める子も少なくありません。

学校復帰の大きな壁となるのが「学力の低下」です。長い期間、授業を受けられていない不登校のお子さんにとって、「どうせ学校に行っても授業がわかんないし…」と思ってしまうのは当然のこと。

この「学力の低下」という壁を取ってあげて、勉強に対する自信を取り戻してあげることが、通常級復帰への大きなステップとなるのです。

もちろん、学校復帰こそが正義!というわけではありません。ですがお子さんが「学校に行きたい」「でも行けなくて苦しい」と感じているのではあれば、その障壁を取り除いてあげたい!

これこそが、ライトポートの先生も、私たち家庭教師も持っている共通の気持ちだと思います。

最後に伝えたいこと。

それは、
「君は勉強が出来るんだよ!」ということです。

家庭教師の体験授業では、不登校に悩みながらも勉強を何とかしたい!というお子さんにたくさん出会います。

そんな子たちに勉強を教えてみると、

  • 図形問題を楽しそうに解く子
  • 計算がとても早い子
  • 字がキレイで読みやすい子
  • お話が上手で国語力を感じる子
  • とても素直で頑張り屋さんな子

など、能力を感じてびっくりすることがたくさんあります。
ただ、みんな自分に対する評価がとても低いのです。

そんなお子さんにはこう言いたい!
「君はもともと勉強が出来る子なんだよ」

その君が出来ていることを見つけるために、千葉市にはライトポートがあるし、千葉県には家庭教師のジャニアスがあります。

一緒に前へ進みませんか?

不登校のお子さん向け 家庭教師ジャニアスの指導サポート