こんにちは。
家庭教師のジャニアスの木戸です。
今回は、お子さんの不登校でお悩みの親御さんに向けて、「親ができる10のステップ」をお声掛けの具体例とともに紹介させていただきます。
まずは、親子間のコミュニケーションを深めながら、お子さんが自分の感情を表現しやすい環境を作ることが重要。日常生活の中で実践できる簡単なステップですので、ぜひ試してみてください。
不登校の原因やお子さんの状況はさまざまですので、すべてのステップがお子さんにとって有効というわけではありませんが、子供に逃げ道を与えながら自己肯定感を上げるということを何よりも優先してくださいね。
不登校の子に親ができる10のステップ
【その①】家庭内での安心感を与える
「家はあなたの安全な場所だからね」
「いつでもあなたの話を聞くからね」
不登校の子どもは、常に不安や孤独を感じています。家庭(自宅)を安全で安心できる場所として感じてもらえるように、お子さんに寄り添ってあげられる環境を作ってください。家庭内での安心感が子供にとって最大の支えになります。
【その②】非難や否定はしない
「学校に行けないことは悪いことじゃないよ」
「大丈夫だよ。焦る必要なんてないからね」
不登校に対する非難や否定はしないでください。子どもを責めたり学校への復帰を急かしたりすることは、かえって悪化の原因にもなりかねません。常にお子さんの感情を理解し、受け入れる姿勢を示しましょう。親の理解と忍耐が子供の心に安らぎをもたらします。
【その③】コミュニケーションの促進
「今日はどんな1日だったか聞かせて!」
「ママは今日、こんなことがあったんだよ!」
定期的にお子さんとの会話を持ち、今の考えや感情を聞く時間を設けてください。問い詰めるような会話は避け、ジャッジメントの必要がない自由でオープンなコミュニケーションが重要です。親が耳を傾けることが子供の心を開く鍵となります。
【その④】子どもの趣味や興味を尊重
「あなたの描く絵はすごく上手だね!」
「そのゲーム面白そう!ママにも教えて!」
お子さんの趣味や興味を尊重し、それらを通じて自信を育む機会を与えてください。なかなか会話をしてくれないお子さんでも、自分の趣味や興味のある話には乗ってくれることも多いですし、ストレスの軽減にも役立ちます。親の関心とサポートが子供の自己表現の扉を開くかもしれません。
【その⑤】日常の生活リズムの確保
「明日は何時に起きる?一緒に朝食を作ろうよ」
「運動は気持ちがいいよ。一緒に散歩しない?」
規則正しい生活リズムを作ることで、お子さんの心身の健康をサポートします。適切な睡眠、食事、運動の習慣を促しましょう。ここでのキーワードは「一緒に」です。日々の小さな一緒の時間が大きな安心感を生み出し、日常の生活リズムの安定にもつながります。
【その⑥】小さな努力や進歩を称賛する
「部屋をキレイに片付けたね!エライ!」
「すごい!プリントをやり遂げたんだね!」
日々の努力や進歩を認識し、それを褒めてあげることで、お子さんの自信を育てることができます。たとえ小さなことでも、その努力を称賛してあげてください。親からの嬉しい一言が子供の自尊心を高める力になります。
【その⑦】家族との時間を大切にする
「今夜はみんなで映画を見ない?」
「週末は家族でピクニックに行こう!」
家族で過ごす時間を大切にし、一緒に行動することで親子の絆が深まります。家族旅行や共通の趣味など、楽しい経験を共有してあげてください。家族の絆は不登校の子どもにとって何よりも強い支えとなります。
【その⑧】学校との連携を取る
「担任の先生もサポートしてくれるって!」
「別室登校でも出席にしてくれるみたいよ!」
担任の先生と連携を取り、お子さんが学校復帰しやすくなるためのサポートをお願いしてみてください。別室登校や放課後登校など、ハードルを下げた登校方法を頼んでみましょう。学校の協力が学校生活へのスムーズな復帰を助けます。
【その⑨】専門家に相談する
「一緒にカウンセリングを受けてみない?」
「あなたの気持ちをきっと理解してくれるよ」
不登校の原因は複雑であることも多く、心理カウンセラーなどの専門家の助けを求めることも有効です。親御さんへの適切なアドバイスも提供してもらえますよ。専門家のサポートは子供の心の負担を軽くし、家族の理解を深める手助けにもなります。
【その⑩】勉強のサポート
「学校のワークを手伝ってあげようか?」
「家庭教師に勉強を教わってみない?」
学校に行けない場合でも勉強は少しでもやらせるようにしてください。通信教材や家庭教師を利用するのも一つの方法です。勉強のサポートはお子さんが自信を持つための大切な一歩となりますし、将来への進路における不安の軽減にもつながります。
家庭教師を試してみたい!という方は、ぜひ、私たち家庭教師のジャニアスに相談してくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回の記事では「不登校の子供を支えるために親ができる10のステップ」というテーマで紹介させていただきました。
この記事を読んでいただき、不登校のお子さんをお持ちの親御さんが、子どもを支える具体的な方法を見つけられることを願っています。
冒頭でもお伝えしたように、子供に逃げ道を与えながら自己肯定感を上げるということを何よりも優先してあげてくださいね。