【2025年度入試】千葉県私立高校の推薦基準が上がった高校を調査!家庭教師のジャニアス

推薦 受験情報

こんにちは!
家庭教師のジャニアスの木戸です。

千葉県の私立高校は、一部の難関校(渋幕とか昭和秀英とか市川とか…)を除くと、定員のおよそ9割を「学校推薦」で募集をしています。学校推薦がもらえるかどうかは、中3次の評定(5段階の成績)と欠席日数が重要で、各高校が設定した「推薦基準」を満たしていることが条件となっています。

つまり、推薦基準は受験生にとって超大事な数字。
推薦がもらえるかどうかは、内申点(中3次の評定)が志望校の推薦基準を満たしているかにかかっているのです。

そんな気になる推薦基準。
来年度(令和7年度)の新情報も続々と入ってきています。

高校の先生方へ

私たち家庭教師のジャニアスが受験生に最新の入試情報を提供できるのは、各高校の先生方のご協力のお陰です。貴重なお時間を割いて資料を直接お届けいただく先生や、電話での急な問い合わせにもかかわらず丁寧に対応してくださる先生、本当にありがとうございます。先生方のご支援が、受験生たちの未来を支える大きな力となっています。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

今回の記事では、前年度と比べて推薦基準が上がった(厳しくなった)高校や、大きな変更があった高校をピックアップしてご紹介!現時点での情報ですので新しい情報が入りましたら更新していきます。

東葉高校

進学クラスの募集停止

令和6年度入試までは、S特進クラス・特進クラス・進学クラスの3クラスで募集していた東葉高校ですが、令和7年度入試は進学クラスの募集を打ち切るそうです。

令和6年度では、進学クラスの併願推薦がなくなったことで話題になりましたが、令和7年度からは進学クラスそのものの募集がなくなるのですね。

<S特進クラス>
単願「5科20」、併願「5科21」

<進学クラス>
令和7年度から募集停止

S特進クラス・特進クラスともに、推薦基準は昨年度と同じで、単願「5科20」、併願「5科21」。どちらのクラスになるかは、入試テスト結果で判定されます。

また、推薦基準をクリアしていても合格の確約はありません。本番の筆記テスト(英数国各100点・合計300点満点)で単願推薦なら110点以下、併願推薦なら130点以下だった場合審議の対象となり、不合格の可能性もあるそうです。

>>東葉高校の受験情報

二松学舎大学附属柏高校

内申の加点ポイントが減った!

二松学舎大柏高校では、内申の加点ポイントに変更がありました。

<S特進コース>
単願「5科21」、併願「5科23」

<特進コース>
単願「5科20」、併願「5科22」

<進学コース>
単願「5科19」、併願「募集なし」

上記の推薦基準は前年度と同じですが、最大2ポイントまでだった加点が、令和7年度入試では最大1ポイントまでとなりました。

また、前年度までは部活3年間継続や生徒会・クラス委員会などで加点がもらえたのが、令和7年度入試では、英検・漢検・数検の3級以上のみとなり、加点がもらえるのは単願推薦だけ。併願推薦では加点がもらえなくなったのも変更点です。

さらに進学コースの募集定員を65名から30名と減らし、特進コースを65名から100名に増加。いずれは進学コースを廃止して完全な進学校化へと進みそうですね。

>>二松学舎大学附属柏高校の受験情報

茂原北陵高校

家政科→ライフデザイン科へ名称変更
家政科(女子)→ライフデザイン科(共学)
普通科もライフデザイン科も推薦基準アップ!

茂原北陵高校の家政科は女子のみでしたが、令和7年度入試から家政科がライフデザイン科と科名が変わり、男女共学になるようです。

推薦基準も大きな変化があります。

普通科の特進コースは、単願併願ともに「5科17」でしたが、令和7年度入試では、単願が「5科19」、併願が「5科20」と大きくアップ。

普通科の総合コースは、単願「5科12」、併願「5科13」でしたが、令和7年度入試では、単願「9科23」、併願「9科24」と、5科判定から9科判定に変わりました。

ライフデザイン科(旧:家政科)は、「家庭科3以上」だった基準が、「技術家庭科3以上」となり、さらに単願「9科23」、併願「9科24」の基準も追加されました。

<普通科・特進コース>
単願「5科17→19」(2Pアップ)
併願「5科17→20」(3Pアップ)

<普通科・総合コース>
単願「5科12→9科23」(9科判定に)
併願「5科13→9科24」(9科判定に)

<家政科→ライフデザイン科>
女子のみ→男女共学
単願「家庭科3以上→技術家庭科3以上+9科23
併願「家庭科3以上→技術家庭科3以上+9科24
家庭科だけではなく技術も3以上かつ9科判定も追加

科名の変更、共学化、内申基準アップ…。
かなり大きな変化ですね。

>>茂原北陵高校の入試情報

秀明八千代高校

国際英語コースと文理進学コースの併願推薦基準の9科判定が1ポイントアップ!

前年度はそれぞれ併願推薦で「5科17or9科29」だった基準が、令和7年度入試では「5科17or9科30」となり、9科判定で1ポイント上がりました。

単願推薦の基準や他のコース(特別進学コースと総合進学コース)の変更はありません。

<特別進学コース>
単願「5科18」(変更なし)
併願「5科20」(変更なし)

<国際英語コース>
単願「5科15 or 9科26」(変更なし)
併願「5科17 or 9科29→30」(9科で1Pアップ)

<文理進学コース>
単願「5科15 or 9科26」(変更なし)
併願「5科17 or 9科29→30」(9科で1Pアップ)

<総合進学コース>
単願「5科13 or 9科23」(変更なし)
併願「5科15 or 9科27」(変更なし)

今回はわずかな変更でしたが、今後はさらに上がっていくのでしょうか…。

>>秀明八千代高校の受験情報

植草学園大学附属高校

普通コースと英語科の併願が1ポイントアップ!
英語科では「英語4以上」も追加!

前年度では、普通科の普通コースは単願で「3科9or5科15or9科28」、併願で「5科16」でしたが、令和7年入試では、単願で「3科9or5科16or9科29」、併願で「5科17」となり、単願の5科判定と9判定、併願がそれぞれ1ポイントずつ上がりました。

英語科は、単願併願ともに「英語4以上」が追加され、併願は「5科19」だったのが「5科20」と1ポイント上がりました。

<普通科・特進コース>
単願「5科20」(変更なし)
併願「5科21」(変更なし)

<普通科・普通コース>

単願「3科9 or 5科15→16 or 9科28→29
併願「5科16→17
(単願の5科と9科、併願でそれぞれ1Pアップ)

<英語科>
単願「5科18 or 9科32+英語4以上
併願「5科19→20+英語4以上
(英語4以上が追加。併願は1Pアップ)

>>植草学園大学附属高校の受験情報

千葉経済大学附属高校

併願推薦の基準が1ポイントアップ!

令和7年度入試では、一般推薦の併願基準が1ポイント上がりました。近隣の敬愛学園高校では昨年度から進学コースでの併願推薦を打ち切り、千葉敬愛高校も併願推薦がなくなった影響で千葉経済に併願志願者が殺到したのかもしれません。

下記は一般推薦の基準です。

<普通科・文理一般コース>
単願「5科17」(変更なし)
併願「5科18→19」(1Pアップ)

<商業科>
単願「5科16」(変更なし)
併願「5科17→18」(1Pアップ)

<情報処理科>
単願「5科16」(変更なし)
併願「5科17→18」(1Pアップ)

特進コース推薦の変更はありません。

<普通科・特進コース>
単願「5科20」(変更なし)
併願「5科22」(変更なし)

>>千葉経済大学附属高校の受験情報

木更津総合高校

総合コースが単願・併願ともに1ポイントアップ!

特進コース、進学コース、美術コースには変更はありませんが、最も募集人数が多い総合コースでの内申基準アップは大きな変更ですね。

<特別進学コース>
単願「5科20」(変更なし)
併願「5科21」(変更なし)

<進学コース>
単願「5科17」(変更なし)
併願「5科18」(変更なし)

<総合コース>
単願「5科12→13」(1Pアップ)
併願「5科13→14」(1Pアップ)

<美術コース>
単願「5科14」(変更なし)
併願「5科15」(変更なし)

総合コースで基準が上がりましたが、木更津総合高校ではさまざまな内申の加点ポイントがあります。各種検定3級以上や生徒会活動、部活実績など一般的なものだけではなく、前期①②の両日受験や体験入学参加などでも最大2ポイントまで加点がもらえるので、最新情報を常に意識しておきましょう。

木更津総合高校の皆さま、
2024年夏の甲子園出場、おめでとうございます!

>>木更津総合高校の入試情報

東京学館船橋高校

普通科と情報ビジネス科の専願が1Pアップ!
食物調理科と美術工芸科にも専願基準が追加!

普通科の専願は「9科22」だったのが「9科23」に、情報ビジネス科の専願は「9科20」だったのが「9科21」となりそれぞれ1ポイント上がりました。

また、食物調理科と美術工芸科は専願で「基準なし」でしたが、令和7年度入試では、9科判定の評定基準が設けられました。

<普通科>
専願「9科22→23」(1Pアップ)
併願「9科25」(変更なし)

<情報ビジネス科>
専願「9科20→21」(1Pアップ)
併願「9科23」(変更なし)

<食物調理科>
専願「基準なし→9科23」(9科判定が追加)
併願「実施せず」(変更なし)

<美術工芸科>
専願「基準なし→9科24」(9科判定が追加)
併願「9科26」(変更なし)

>>東京学館船橋高校の受験情報

千葉英和高校

普通科の併願推薦を停止!
普通科の単願推薦基準もアップ!

人気上昇中の千葉英和。令和6年度入試では募集定員数をはるかに超える入学者だったそうです。入学者が増えることは嬉しいことですが、校舎や教室の関係上、「入学者数が読めない併願推薦では合格の確約を出せない」ということで、令和7年度入試では普通科の併願推薦を停止するそうです。

さらに、普通科(特進文理と総進文理)の単願推薦の基準が3ポイントも上がりました。

<普通科:特進選抜コース>
単願「5科21 or 9科37」→「9科37」
(9科判定のみになりました)
併願「実施せず」

<普通科:特進文理コース>
単願「5科19 or 9科33」→「9科36」
(9科判定のみになり3Pアップ)
併願「実施せず」

<普通科:総進文理コース>
単願「5科17 or 9科30」→「9科33」
(9科判定のみになり3Pアップ)
併願「実施せず」

<英語科>
単願「英国8以上」+英語5(変更なし)
併願「英国9以上」+英語5(変更なし)
(英検準2級以上で英語4でも可)

千葉英和高校の普通科を併願で受験するには、一般入試しかなくなりました。今回の変更で千葉英和高校は3年連続の推薦基準アップとなりました。人気爆増中ですね!

>>千葉英和高校の受験情報

中3生は1点でも多く内申を上げよう!

中3の受験生にとって、夏休み後の定期テストが内申アップの最後のチャンスです。

私立高校入試の場合、志望校の推薦基準に1ポイント足りないだけで、その高校の推薦はあきらめなければなりません。

逆に推薦さえもらえれば、ほぼ合格が見込めます。
たったの1ポイントに泣かないように、9月~10月の定期テスト(もちろんワーク提出も!)に全精力を注ぎましょう!!

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