【令和6年度】千葉県高校入試の入試動向説明会に参加してきました!

入試動向説明会に参加してきました! 受験情報

こんにちは!
家庭教師のジャニアスの藤原です!

12月6日に、総進図書さんが主催する入試動向説明会に参加してきました!

極秘の内容もあり、お話しできないことも多いのですが、お話しできるギリギリの範囲で皆さんに情報をお伝えしたいと思います。

今回の内容をYoutubeでも公開していますので、ぜひ!そちらもご覧ください。

デジタル採点の導入

まず、皆さんもご存じかと思いますが、令和6年度入試からデジタル採点が導入されます。
これは、令和5年度入試で933件の採点ミスがあったことに対応した措置ということですね。

具体的には、解答用紙の半数をマークシート式にし、記述問題に関してもデジタル採点を行うということです。ただし、このデジタル採点に関しては、完全にAIが行うとか、そう言ったことは明言されていませんのでご注意ください。

公立高校倍率は依然として低調か…?

千葉県では、令和3年度入試から前期後期の2回型入試から1回型入試に変わりました。

この影響もあり、公立高校の志願倍率が大幅ダウン。
その後もコロナ禍と就学支援金制度の拡充から私立人気が高まり、公立高校の倍率低調は続いています。令和6年度入試もその傾向は変わらなさそうで、さらに低下していく可能性すらあります。

令和5年度入試では倍率が2倍を超える千葉県の公立高校は皆無でした。
来年度も2倍を超える公立高校は無さそうで、1.5倍を超えると高倍率と言えそうです。

制服の変更と倍率変動の相関について

公立高校の人気低迷の中でも、倍率に動きがありそうな高校もあって、私、藤原が面白いなと思ったのが、制服の変更と倍率の変動の相関です。

令和6年度は船橋芝山高校が制服変更を発表しており、倍率アップの予想が出ています。
制服変更の威力は凄まじいですね。

その反対の事象もありまして、それが若松高校。
若松高校では令和4年度に制服の変更があり、令和4年度と令和5年度と連続で志願倍率が好調でした。

しかし、制服変更から2年たった令和6年度入試では、制服変更前の倍率に戻りそうな予測となっています。

もちろん制服だけで倍率に変動が出ているわけではないと思うのですが、志願倍率と制服変更には、密接な関わりがありそうですね。

私立高校は相変わらず絶好調!

一方で私立高校の志願者は、令和3年度から増加傾向にあり、学校推薦の内申基準もグングン上がっています。2年前は「5科17」だったのが、2ポイントも上がって「5科19」になったり・・・。

また、加点ポイントも減らされたり廃止されたりする高校も多くなりましたね。加点ポイントというのは、英検3級以上の取得や部活動の実績などで、内申点が基準に足りない時に加点してくれるものです。これによってギリギリ推薦がもらえるケースもありました。

その加点が、前年度までは「+2まで」だったのが、「+1まで」と下げられたり、すべての加点を廃止されたり。内申基準の数値が前年度と同じでも、実質は上がっているということです。

例えば東葉高校は3年連続でアップ。
数年前までは加点も豊富にありました。同じ部活を3年間やっていれば1ポイントくれたりと、結構ゆるい加点もあったのですよ!
今では、加点は一切ありませんね。

推薦基準が上がってきているのは、人気が高まっている証拠ですね。

併願推薦を取りやめる高校も!

私立人気加速の中、併願推薦を取りやめる高校も出てきました。

令和5年度入試では、二松学舎大柏高校の進学コースで併願推薦がなくなり、令和6年度入試では、敬愛学園高校、千葉敬愛高校、東葉高校の進学クラスで併願推薦が廃止されます。

「私立がすべり止めに甘んじる時代は終わった!」
と言わんばかりの波及の仕方です!

また、敬愛学園高校が併願推薦を取り止めたことにより、お隣の千葉経済高校では志願者が急増の予測。やはり併願推薦取り止めの影響は大きいですね。

公立高校が第一志望のお子さんは、私立高校をすべり止めとして選ぶのが難しくなってきました。家庭教師のジャニアスでも、受験情報を随時更新していますので、チェックしてみてくださいね!

>>千葉県の高校受験情報ならジャニアス!

公立高校も反撃の姿勢!

私立高校の大躍進ですが、公立高校も黙って見ているわけではありません。
千葉県では様々な改革を推し進めています。

例えば、国府台高校、成東高校、大多喜高校では教育基礎コースを設置しました。

地域連携アクティブスクールにも、行徳高校、市原高校が追加され、合計6校となりました。

さらに、保育基礎コースが鎌ヶ谷西高校に、医療コースが小見川高校に、農業経営者育成に関するコースが茂原樟陽高校に、起業家育成に関するコースが千葉商業高校に、観光に関するコースが一宮商業に、情報ITに関するコースが袖ヶ浦高校にできるということで、急速に公立高校も変わっていくことになりそうです。

しかしこの改革については、残念ながら倍率には変化があるようには見られません。
今後の成り行きを注意深く見守りたいと思います。

市立高校の市内優先枠について

また、今回改めて皆さんにお伝えしたいと思ったことがもう一点ありまます。
それは市立高校の市内優先枠についてです。

市立高校には学校によって市内優先枠があり、市内のお子さんを優先して入学させる傾向があります。

ですが、市内優先枠を設けている市立高校は少なくなっており、千葉県で優先枠を設けている市立高校は次の3校です。

市立松戸高校(普通科)40%
市立船橋高校(普通科)20%
市立習志野高校(普通科)20%
※パーセントは市内優先枠の定員に対する割合

上記以外の高校や科に関しては、市外でも気にしなくてもよさそうです。

いかがでしたか。
今回の入試動向説明会で得ることができた情報をまとめてみましたので、高校選びの参考になれば幸いです。

高校受験は何から考えればいいかわからないという方もいらっしゃるかと思います。

そういう方はぜひ!千葉県の高校受験ならマニアレベルに詳しいジャニアスに、お気軽にご相談くださいね!

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