こんにちは!
家庭教師のジャニアスの藤原です。
今回の記事では「後悔だらけの夏休みの終焉!今からでも間に合う勉強法4選」ということでお話ししていきます。
家庭教師の体験授業でお話しを聞いていると、
「夏休み明けのテストが全然できなかった!」
「せっかく立てた計画が全然進まなかった!」
「夏期講習に行ったのに結果が出なかった!」
というお話を、毎年たくさんお聞きします。
偉そうなことを言っていますが、私ジャニアス藤原は、夏休みの過ごし方に関して、大きな後悔をしています。皆さんに反面教師にしていただくために、後半では恥を忍んで、「ジャニアス藤原最悪の夏」についてもお話ししますので、是非!最後までお読みください。
今回の内容もYouTubeでも上げています!
こちらもぜひ!ご覧くださいね!
さて、本題に入る前になんですけど、今回の記事は、どちらかというと中1中2向けの内容になるかなと思います。もちろん中3の方も参考にしていただいて大丈夫なんですけど、中3のお子さんは先日あげた「高校入試までの1年間スケジュールと対策を完全解説」っていう記事があるので、そちらも是非!あわせて見てくださいね。
夏休み明けのテストを意識
1つ目は「夏休み明けのテストを意識する」ということです。
理由はもちろん、定期テストは成績アップにつながる=内申点UPにつながる=高校受験につながるからです。
多くの中学校では9月に定期テストがあって、夏休みに入る前にテスト範囲表が配られていると思います。普段はテスト2週間前に配られるテスト範囲表ですが、夏休み直後にテストが行われる場合は、夏休みに入る前にテスト範囲が配られますよね。
こうなったら、大チャンス!テスト対策のボーナスタイム到来です。テスト範囲のワークを中心に範囲を絞ってしっかり対策を取っておきましょう。
総復習より範囲を絞った勉強法
2つ目は「範囲を絞った勉強法」です。
まず、夏休みに総復習!という考え方はお勧めしません。なぜなら総復習は達成しにくいからです。
よく、「夏休みにはこれまでの総復習をやらせます!」といった、決意をされる親御さんがいらっしゃいます。
素晴らしい!生意気に言わせてもらうならば、その意気やよし!というところなのですが…。実際に「出来ました!」という報告を聞いたことが、僕はありません…。
年単位の復習が必要なお子さんの場合、そもそも勉強が嫌いな子がほとんどですし、本人の意思を無視して、無謀な計画を立てても実行は難しいですよね。
勉強が苦手な子ほど範囲を絞っての勉強が効果的です。
とはいえ、どこに絞って勉強すればいいのかわからない…、という方も多いと思います。
数学であれば、明確な答えがありまして「関数」に絞った勉強をやってみてください。
なぜ「関数」なのかというと…
【中1】正負の数→文字式→方程式→比例
【中2】式の計算→連立方程式→一次関数
【中3】因数分解→平方根→二次方程式→二次関数
比例も一次関数も二次関数も「関数」ですね。
つまり、夏休み後の数学はどの学年も「関数」に行き当たります。ちなみに、千葉県では数学大問2は毎年関数ですので、入試でも関数には必ずぶち当たるわけです。
夏休み中に「関数」に慣れておけば、夏休み明けの授業がとっても楽になるんですよ。
こんな感じで、多量の総復習ではなく、範囲を絞りながらムリなく夏休みの勉強を進めましょう。
夏期講習で埋め尽くさない
そして、3つ目ですね。
夏休みで勉強とくれば、これはもう「夏期講習」なのですが、夏休みの予定を夏期講習で埋め尽くすことはやめましょう。これに関しては、特に、勉強が苦手、やりたくないというお子さんは気をつけてください。
理由は、「夏期講習に行っただけで終わりになっている子が多いから」です。
何も「夏期講習はムダ」という意味ではありません。
ただ、どんなに素晴らしい夏期講習でも、行って終わりだと意味がありません。
予習復習をやってはじめて効果が出るのです。これ、ピアノだって、野球だって、サッカーだって、なんでもそうですよね。習ったことを反復練習することで、はじめて自分のものになるのです。
なので、夏期講習だけで時間を埋めてしまうと、予習復習の時間が取れなくなってしまい、頑張った感覚はあるんだけど、全く効果が出ないということになりかねません。
夏期講習に参加するなら、お子さんに合った夏期講習を適切な日程で入れるようにして、必ず予習復習の時間が確保できるようにしましょう。
遊ぶ時はしっかり遊ぶ
4つ目は「遊ぶ時はしっかり遊ぶ」です。
これ、理由は、勉強もしない、部活もしない、遊びもしない…という、虚無の夏休みが一番辛い…ということを、ジャニアス藤原は知っているからです。
ということで、ジャニアス藤原、最悪の夏のお話をしましょう。偉そうに語っているジャニアス藤原がどのような夏休みを過ごしていたのかというと…。
中学2~3年のとき。
僕は「開成中学」という私立の超進学校に通っていたのですが、成績は最悪で部活も不真面目…。夏休みは部屋で勉強をしているフリをして部屋にこもっていました。
友達に借りたゲームボーイアドバンスで、マリオカートのタイムアタックをしたり、何度も読んだ漫画(GTOが好きでした)を読み返したり…。飽きたらとにかく寝ていました。
母の階段を上がる足音が聞こえてくると、あわてて机に向かうフリをするのですが、間に合わずにゲームをしていたのが見つかって怒られたりもしていました。
こんな毎日を夏休みに過ごしていました。
もう何もしてないのと同じの「虚無の時間」。
たいしてやりたいわけでもない、意味のないことを繰り返す日々。
そんな状況を見かねて父が言った言葉がこれ。
「行動しろ!」
もう「勉強しろ!」じゃないですからね。
何でもいいから何か意味のあることをしろと。
父からしたら、息子が何もしない虚無の時間を過ごしている…ということが何より辛かったのだと思います。
皆さんに、同じ思いをさせないために、僕が提案するのは「小分けの計画と宣言」です。
夏休み、やりたいこといっぱいあると思います。大いにやってください。
ただ、その上で勉強もある程度やらないと気持ち悪いな…ということであれば、毎日勉強に取り組む前に「遊びに行く前にこれだけやっちゃうわ」みたいな感じで、家族に宣言してみてください。
「あっそ」みたいな反応かもしれませんがそれでもいいのです。宣言することが大切です。
この時は絶対に達成できる量を宣言することが大切です。1ページだけとか、一問だけでもいいです。
できた時も報告しましょう!
その時の小さな達成感を積み上げてください。
これをお読みの親御さん。
お子さんが宣言したことをできたと報告してくれた時、その時のご気分っていかがですか?そうですよね。宣言された方も、悪い気はしないはずです。
小分けにでも勉強をすることで、勉強のプレッシャーから自分を解き放ってください!
せっかくの長い夏休み。自分のやりたいことにも取り組んで、遊ぶ時はしっかり遊んでください!
夏休みは勉強と遊びのバランスが重要です。
ジャニアス藤原の失敗談を反面教師に、計画的に夏休みを過ごしてください。
勉強法について具体的なアドバイスが欲しい方は、家庭教師の体験授業をお申し込みいただけます。オンラインでも対応可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
皆さんの夏休みが充実したものになることを心から願っています。